1月1日午後は書斎に籠り12月22日にNHKホールで行われた下野竜也指揮、NHK交響楽団の「第九演奏会」を録画で鑑賞した。
下野氏は、2001年にブザンソン国際指揮者コンクールで優勝、読売日響正指揮者、京都市響常任を歴任、現在、広島交響楽団音楽総監督などを兼務。
N響とは2005年から共演。2023年10月にN響正指揮者に就任した。
演奏者は、N響定期響、sp中村恵理、msp脇園彩、tn村上公太、ba河野鉄平、新国立劇場合唱団。
(当日の演奏会の様子 NHK hpから借用)
最初に、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」が演奏された。葬送の音楽として奏でられることが多い曲。
次いで「第9」の演奏。
下野によって隅々までよく考えられた「第九」。私はすぐに演奏に引き込まれた。充実感のある「第九」で、私は堪能した。
ベートーヴェンの「第九」はバーバーの「弦楽のためのアダージョ」ととも祈り平和の祈願と歓喜の曲である。
ヨーロッパでは二つの紛争が起こっていてともに出口が見えない。
それもあって、今年の「第九」はひとしお感慨深く聴こえた。