福田の雑記帖

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季節の話題2024(18) 傘の歴史は長いが何でバリエーションが少ないのか

2024年07月02日 10時20分59秒 | 季節の話題
 が初めて使われだしたのは約4,000年前の、古代エジプトやペルシャ。当時の壁画にも、その様子が残っている。
 当時は雨をしのぐことは目的としておらず、日傘であった。開閉機能はなく、常時開きっぱなしで構造的に頑丈で、かなり重量があり召使や奴隷が差し掛けていた。

 13世紀頃傘の骨組みとなるフレームが考案され、18世紀頃になると軽量化が図られ現在のような傘の形状になったとされる。
 
 傘は次第に雨避けにもなってた。

 画家ジョルジュ・スーラ の名作に「グランド・ジャット島の日曜日の午後」(1885)という作品がある。


 この作品では多くの女性が日傘をさしているが、この頃に初めて軽量化した傘が売り出され、上流社会に爆発的に普及した。女性たちの表情は新い傘の出現を楽しんでいるようである。この作品は当時の世相を濃厚に反映している。

 傘の歴史は約4,000年もあるとされるのに、まだ「完璧に雨や陽射しを防げるもの」ではない、「未完成品」と思う。

 例えば、二人用の相合い傘もあってもいいじゃないか、と思う。自転車にだって二人乗り用のタンデム自転車なるものがある。丸型でなく楕円形にして2本の取手で支える構造にすればいい。相合い傘なんてロマンチックではないだろうか。

 なんで傘は総じて丸いのだろうか?
 じっと立ったまま雨を凌いでいるなら特に困ることはないが、傘は多くは歩きながら用いるものである。どうしても前も後ろも濡れやすい。特に背中にディバッグを背負っている時には濡れてしまう。傘を前後に伸ばした楕円形にすればかなり解決する。

 上半身の一部、背負ったディバッグもカバーするような裾を伸ばした細長い傘はいかがか?

 荷物がある時に傘のために片手が取られるのは不便である。傘の肢を短くして頭で保持するようにしてはどうだろうか??江戸時代の雨傘の如くに。また当時の簑に代わるような機能を持たせるため防水の布片をホックで傘の後ろに装着できるようにするのはいかがだろうか。

 ドローンを利用し頭の上に浮かぶ「手に持たなくてもいい傘」も考えられないことはない。
 
 私は雨が好き。
 でも運転免許を返上してから思った以上に生活に不便をきたしている。
 傘の発展性の無さは指摘したい。
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