スーパーで買った米は油粘土臭い！？ 美味しい米を食べたくて。

今年になってから妻の田圃を小作してもらったもち米をずっと食べていたが、私以外の家族は太ってしまったそうで、３月に入ってからは、集落内の小さな精米所でホムマリ（香り米）を買っていた。日本でタイ米と言えば、長細くてパラパラした米だが、ウドンの香り米は長細いのは同じでも、日本米のように粘りがある。
大袋（約５０キロ）を全部食べたので次を買いに行くと、気が付かなくてカビ米を仕入れてしまったので、しばらくは買わない方が良いと言われた。うちは臭いとか不味いとすぐ言いに行くし、返品もするので、しばらく買わないでくれと言う事だ。
仕方がないので集落内の別の大きな精米所で米を買ったのだが、これもカビ臭くて食べられない。去年は刈り取り中に雨が降ったのでカビ米が多いのだ。それならとムアン（県の中心街）のスーパーへ買い物に行った時に米を買ったが、なんとこれは炊くと油粘土のような臭いがする。こんな物は食べられないと、翌日は有名メーカーの米を買ったが、これもまた油粘土の臭いがある。どちらも売れ筋商品を選んだので、精米して日も経ってない米なのだ。大手の米には殺虫剤や変色防止剤が使ってあると言う人も居る。もしかと思うが、油粘土のような臭いが農薬なのか私には確かめようがない。
これはまた食べる物が無いと困っていたら、近所に香り米を売って、もち米を買って食べている人が居ると教えてもらった。まずは１キロずつ交換して試食。早めに刈り取ったそうで、雨の影響を受けてない美味しい米だ。相手もOKだったので、もち米の残り２袋を香り米と交換。精米してもらって１ヶ月弱を凌いだ。そろそろ全部食べてしまうのでマズイと思っていたら、いつもの精米所から新しい米が入荷したと電話が入った。米を買うだけでこれだけ騒動しなければならないとは、タイで生活するのも楽じゃないのだ。

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