Menkarm World

メンカームの趣味の部屋へようこそ!

恒例 バンコク近郊の旅

2014年10月27日 22時49分27秒 | タイでの生活

10月は子供の学校の前期と後期の間の秋休み。我家では子供が休みに入ると必ず行かなければならないのがバンコク近郊の営業と仕入れの旅である。9月の終わり頃から「もう来るよね」と電話が入ってるそうで、早く行きたいと思っても私が腕の骨を折ったりで予定が延びてしまったが、調子が良くなったので決行した。受験生で塾がある息子は塾の寮へ入れて、従業員に留守番を頼んで、20日は午前2時起き。約束の3時になっても従業員が来ないので電話を入れると米を蒸している。そんなのはこっちでやれと急かして、出発出来たのは3時半だった。
コンケンの先のガソリンスタンドでパンとコーラの朝食。途中ピーマイの入り口で赤信号に突入しそうになって急ブレーキ1回。後輪が先にロックし、右カーブで車が横に向きそうになったので、助手席からナビの私がハンドルに手を出す。ノンタブリ県バンヤイの園芸市場(上の写真左)へ到着したのは昼過ぎ。妻の慎重な運転だとウドンから9時間だ。
市場へ入って数軒で商品を卸し、最後のお店へ向かう途中の段差を超える時に、右後輪へ覚えのある妙な感じがするので降りて見るとタイヤの空気が抜けている。ゲー片手でタイヤ交換かと覚悟したが、近くに居た人がタイヤ屋さんを呼びに行ってくれた。困った時には必ず誰かが手助けしてくれるのがタイである。自転車で駆けつけたタイヤ屋さんが、まだ自走可能と言うので200m先のお店へ移動。調べてもらうと空気の吸入口のゴムにピンホール。数ヶ月前にウドンタニのブリジストン系列販売店コクピットで交換したばかりなのに粗悪品だったか?タイヤを修理してくれるお兄ちゃんだが、20代中頃で色黒茶髪。裸足だし歩くのにフラフラしているのでシンナー中毒者かと最初は思ったが、私が日本人だと知ると日本語も混ぜて話し掛けてくる。日本へ仕事へ行こうと勉強し、採用試験にも合格したそうだが、働きに行けなかったと言うので、行けない理由を尋ねたら、何と靴を履くと落ち着かず、仕事にならないのだそうだ。裸足の作業員では雇ってくれないだろう。怪しそうな外見と違って人懐っこくて仕事も丁寧で良い奴なのに、まあ何と勿体無い。
修理が終わって元居た市場まで戻りたいのだが、逆走も出来ないので、たった200mの距離を6kmくらい走って戻る。乗用車ならそこまで遠回りにならないが、荷台の車高が高いので橋の下のUターンに入れないのだ。残りの商品を卸して、料金を回収したら本日の予定は終了。予定では象園へ行くつもりだったが、パンク騒動で時間を取られて行けなくなった。娘の機嫌は悪くなったが、代わりにサナムルアン2市場(上の写真真ん中)へ。先ずは遅~い昼食を取ると、観賞魚や園芸店が軒を並べるエリアを散策。駐車も簡単だし、平日もやっているし、最近は物も充実しているのでチャトゥチャックよりお薦めである。最近多肉植物に興味がある私は、斑入りの多肉やサボテンを多く扱う店を発見。コンケンの専門店で2千5百バーツの植物を千バーツで売っているので買おうとしていたら、別行動していた妻がちょうど来てしまって×。チキショーと思うが私はヒモ。仕方が無い。
巨大な仏塔(上の写真右側)の前を通ってナコンパトムの定宿へ。BIGC隣で買い物に便利な、ラブホテル併設のビジネスホテルだ。水シャワーエアコン付きツインの部屋が450バーツ。宿の食堂でエビやイカの食事を楽しんで450バーツ。酒を止めたので安く済む。


翌日は妻の友人から紹介された新しい仕入先へ。広さが10万平米の大きな蘭園。事前に訪問の約束をしており、グーグルマップで場所も教えてもらい、交差点など主要な場所はストリートビューでチェックしたので簡単に現地まで行ける。本当に便利な世の中だ。経営者に挨拶したら車で場内を移動。妻は栽培場の責任者と共に仕入れに向かったが、私と娘はやる事も無いので、場内の撮影の許可を貰って撮影会。娘が綺麗な場所を選んでは私が撮影。いろいろな蘭が咲き乱れても、観光蘭園ではないので、居るのは私達と作業員のミャンマー人だけ。
今回妻が買いに行ったのはタイ語で「フーガターイ(ウサギの耳)」と呼ぶ新しく交配して作られたデンファレの一種。イサーン(タイ東北部)では、あまり流通してなく良い価格なので、苗とすぐ売れる開花株を仕入れに行ったのだ。すぐ上の写真の真ん中のだとウサギに見えるかな?その右の写真のように耳にヒネリが入ったのもある。荷台のスペースを見ながら発注し、満杯になったのは14時過ぎ。私と娘はさすがに退屈だったが、仕方が無い。コンビニでパンとジュースを買って、ノンタブリの園芸資材店へ移動しながら遅い昼食。農薬と肥料を買い終わったのが17時で、渋滞も無く快適に移動してサラブリの定宿に着いたのが19時ころ。ツインのやや広めの部屋で590バーツ。ここはバスタブがあるので熱い風呂を楽しみにしていたが、残念ながら出るのはぬるま湯。フロントに頼んでも無駄だった。夕食はホテルの近くの屋台から持ち帰り。


3日目は5時起床6時出発に出発し、車中でパンを齧りながら国道2号線をナコンラチャシマへ向かう。途中湖の横で霧が出たが、車も少なく快適。304号線から動物園前を経由して8時過ぎに焼物の街ダンクウェンへ。2~3号くらいの可愛い鉢が欲しかったのだが、売ってるのは素焼きに着色した人形の置物ばかり。(すぐ上の写真)観光地となって実用品の生産は少なくなったようだ。人形も作りが雑で店で売れそうも無いので、何も買わずにウドンタニへ向かう。途中お気に入りの焼き鳥の露店を探すが見つからず、イサーンソーセージの店で焼き鳥と蒸したもち米を買って昼食。ウドンタニの自宅へ到着したのは14時だった。
妻と従業員で仕入れた植物を降ろして農園へ入れ、私は娘と洗濯。私はまだ楽だが、妻はキツイだろう。しかしながら今日降ろすのと明日降ろすのでは植物の状態が大きく違うので頑張らなければならない。生物を扱う商売の辛いところだ。
1日置いて金曜には仕入れた開花株を店へ持ち込み、ラオスの園芸店へ納入。仕入先の農園で撮影した花の写真を、その場でラインで顧客へ配り、すぐに注文を取っている妻。月曜には最初の納入分は全て売れたとラオスから連絡が入り喜んでいる。

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子供の誘拐に注意!

2014年10月18日 08時40分42秒 | タイで子育て
16日の夕方の事。町内放送が賑やかなので何かと思えば誘拐事件発生。隣の集落で子供5人が1BOX車に連れ込まれ、一人が逃げて通報したそうだ。町内放送では犯人は中国人らしいと言ってた。翌日になっても全く報道されないのでガセかと思ったが、息子の塾へ注意するよう警察から連絡があったそうだ。薬物を嗅がせて車へ引き込む手口らしい。つい先日もコンケンの街中で女子高生が1BOX車に引き込まれそうになって報道されたばかりだ。
タイでは転売目的の誘拐があり、数年前にウドンタニ県ワンサモー郡に住む犯人を逮捕した時は、一人5~7千バーツで売れると報道された。子供だけで屋外で遊ばせるのは危険であり、我家でも小学生の娘は決して一人で外出させない。門の外の駐車場にも出さないのだ。女の子だと高校生になっても塾の送迎も親がするか、友達同士でグループの移動が普通。街中でも一人で移動するのは珍しい。そのくらい気をつけている。
小さな子に限らず子供を持たれる方は気をつけて欲しい。

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洗濯機が3年で壊れた。糞ー!!!自分で修理するぞ。

2014年10月15日 22時42分17秒 | メンカーム研究所(タイでDIY)
お蔭様で骨折した手は回復に向かっている。感覚が無くなっていた親指から中指の3本は動き易くなったが、ずっとジンジン痺れ続けるのが辛い。家族に迷惑を掛けると心配した私の本業の家事だが、皿洗いは片手でも問題無く出来るし、洗濯も小物を干す以外は可能。犬の散歩は息子に頼んだが、犬の餌やりは換わりに私の仕事となった。車は変速機がマニュアルなので不安だったが問題無し。一度検問で止められ警官から「片手で運転なの?」と言われたが、「へー上手いね。気をつけてね」で終わった。ウドンタニ市内へ決して運転して行かなかった妻が行くようになったのは収穫。これを機会にしっかり運転してもらうつもり。

さて本題。私の治療費で臨時出費があり厳しい経済状態なのだが、こんな時に限って洗濯機が故障。洗剤が十分溶けないままで洗濯物が片寄り、水が抜けた状態で止まっていた。再始動してもエラーで停止。エラーのランプを調べると蓋は閉まっているのに蓋の開放。こんな時は一度電源を抜き差しして再始動。洗濯槽へ注ぐ水が止まらず、洗濯機が回らない。まだ3年しか使ってないし、前回LGで失敗したので東芝を買ったのに何でこうなるの?
LGの時は蓋の開閉をみるセンサーの磁石が外れただけなのにメーカーへ修理を頼もうとしたら見積もりは約3千バーツ。迷わず子供の磁石を接着剤で着けた私。あー今回も高いのだろうと思うと気が重い。妻も不機嫌になってしまった。
えーいこうなったら私も元技術者の端くれ。分野は違っても直してやろうじゃないのと思ったが、洗濯機の構造や仕組みは全く分からない。機種名で検索するとネット上には英語のサービスマニュアルもあったが有料。「洗濯機 故障 水が止まらない」で検索すると参考になる記事がいくつか見つかった。それらによると、洗濯機へ水を入れると洗濯槽に接続したチューブに水が入り、水に押されて中の空気の気圧が上がるのをセンサーで検出して水位を見ているのだった。

故障に気が付いた時に洗濯物が片寄っていたので、最初は水位センサーからの配線の振動によるコネクタ外れを疑った私。水位センサーは注水バルブ近くにあるようなので、カバーを外して確認するが異常無し。(写真左半分) それならコントロールパネル側かと思ってそちらも確認するが異常無し。(写真右半分)センサー自体の故障もあるが、まだ3年なので大丈夫だろう。接触不良を疑って、コネクターの抜き差しだけやっておいた。

次に怪しいのが水位センサーに繋がった水が入るチューブ。上の写真左をみると洗濯槽から透明なチューブが出ているのが見えるかな?拡大したのが右だ。私は老眼なので妻を呼んでライトで照らしながら調べると、洗濯槽を吊る棒に巻きつけた部分にピンホール発見。振動によりチューブが磨耗して穴が開いたようだ。とりあえずは接着剤でちょんとやれば使えそうな気もしたが、すぐまた壊れると嫌なので交換する事にした。さて代わりのチューブだが、こんな時はBIG Cウドンタニ1号店の1階にあるアモーンへ。店内を探すとすぐに見つかった。25バーツだ。プラスティック用の接着剤も耐水のがあったので合わせて購入。これが75バーツ。
帰宅して早速取り替えようと思ったが、残念ながら私が使えるのは右手のみ。センサー側のチューブの抜き差しがどうしても無理だった。妻や子供にやらせるのも考えたが、こいつら力任せにやるから、細い配線を切るかも知れない。仕方無しにここで地元の修理業者へ連絡。私の住む集落には家電の修理業者が三人居るが、一番評判が良いのは足に障碍があって車椅子を利用する人。出張修理を頼んだら工場勤務の奥さんの仕事が終わってから一緒に来られた。水位センサーを取り外して口で吹き、中がペコペコ言わないのでセンサー故障と最初は言われたが、水位が3段階だから違うと指摘する私。穴が開いてるのだからチューブを交換してくれと言う。業者は信じられないのか接着剤を使わずに仮交換。洗濯機を動かすと正常に動作できたので接着剤をつけてもらう。修理代金は150バーツだった。
買い替えや高額修理を覚悟していたので、安く直って妻は上機嫌。パーティーをしたい気分だとビールまで買って来て飲む始末。私もやれやれだ。子供達から「パパも修理できるのは凄い」と褒められて気分が良かった。

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コブラとの戦い・・・負けた(ToT)

2014年10月05日 22時25分14秒 | タイで健康生活
雨が少なくなって居場所を探しているのか、農園では2週連続でコブラが出没し、妻や従業員が仕留めた(写真)のだが、先週金曜の昼過ぎに私が台所で家事をしていると、ワン!・・・ワン!・・・と犬が短く断続に吼える。これは蛇やサソリ等の危険な動物が近付いた時の吼え方。窓から顔を出して犬の声がする方を見ると、勝手口を出てすぐの物干し場付近に1m半くらいの太い蛇。腹に短く入った黒いストライプ模様からコブラと分かる。アホ犬が家へ追い立てるように吼えるので、慌てて天井掃除用の3mの柄が付いた箒を手に飛びでる。ちょうど隣の人が3輪バイクで通りかかったので助っ人を頼むが、怖いのか敷地に入って来ない。物干し場では長い竿で戦えないので、地面を何度か叩いて威嚇すると、コブラは農園の通路方向へ逃げたので竿で一撃したが、竿の先は割れており、しかも頭に当たったので死ぬほどの衝撃は与えられない。短い草薮へ逃げ込んだコブラは普段だとシューーーと長い声で威嚇するが、シュ!シュ!シュ!シュ!と短く4回威嚇音を出した。毒でも飛ばしたのかも?それから置いてある鉢の間に逃げ込んだが、私の一撃が胴体に命中。まだ逃げるのでもう一発入れたら残念ながら尻尾の先。くそー!!!と近付いた時に急にコブラが振り返って鎌首を上げた。ヤバイ!!!噛まれる!!!慌てて3歩飛ぶように後退したのがだ、そこで後ろへ転倒。尻や腰はそれほど痛まなかったが、左手が痛いので見ると



左手を上から見たのだが、このように段違いになっていた。痛みはそれほど感じなかったが、これは間違いなく折れてると自覚した。うちの従業員はコブラを叩こうとして百mくらい追い掛けられたそうだが、今回の敵は私の負傷に気付かず、チャンスと思って逃走。危ないので行方だけは目で追った。
コブラが逃げた後に、病院へ行こうと思い、医師の技術力や私の経済的にぜひ行きたいのは国立ウドン病院だが、付き添いを求められるのが多いし、命に関わらない手術は順番待ちなのでパスし、骨折はウドン病院から専門医が来られるワタナ病院にした。娘も半年前に肘を骨折したのだが、対応も良くこちらの疑問にも丁寧に答えてもらったので信頼できると思ったのだ。店へ居る妻に電話して救急車の手配をやってもらい、我家へ来らせるには場所の説明が面倒なので隣の集落のアナマイ(保健所)で待ち合わせるようにした。
コブラが怖かったのか助っ人には来てくれなかった隣人は、まだ外の駐車場から様子を見ていたので、アナマイまで3輪バイクで運んでもらった。アナマイの前でじっと救急車を待つのだが、待っても待っても来ない。血圧が下がったのか目の前が暗くなり音も聞こえなくなったので、慌ててベンチに座る私。妻には何度も電話を入れさせて、1時間弱経った頃にようやく救急車が到着。もし噛まれていたら死んでる時間だ。もっと近くに大きな病院はいくつもあり、救急車で迎えに来てくれるが、どれもパッとしない経験があるので悩むところだ。急ぐならボランティア団体のレスキューが良いかもと思った。
救急車に乗ったら先ず考えたのは通訳の確保。息子へ電話をして、救急車で塾へ居る息子を拾って病院へ。ワタナ病院へ入ると外科の救急医が見てくれ、レントゲン撮影。腕を動かすので痛みが酷くなり、痛み止めのモルヒネを一本注射されるが痛みは増すばかり。ウドン病院からの骨折専門の医師が来て診察し、骨をピン(金属の金串)で固定すると言われるが、全身麻酔なので手術は食後6時間は出来ないらしい。15時半頃には痛みは火鉢に手を突っ込んでいるように激しく痛み始めた。もう我慢できないと伝えると、少し早いが手術しましょうとなった。
手術室へ入る時に、麻酔薬を入れて指先が痺れ始めたら『YES』と言う様に伝えられ、歩いてベッドに横になる私。怪我をした手を台に載せるように言われるが痛くて無理。麻酔医らしき男性が右手の点滴の分岐から注射器で薬を注入し始めたので、手先が痺れるのを待ったところで記憶が途切れた。途切れる記憶の中で息を吸おうと3回吸い込んだが吐き出せない憶えがある。
看護婦の柔らかい手で頬を数回軽く叩かれたので目が覚めた。熟睡した後のような爽快な目覚めに似ていたが、居るのはICU。人工呼吸器の跡か喉が少し痛む。看護婦さん二人で体を拭かれたが、ボーとして恥ずかしい意識も無かった。その後に妻や子供が入ってきて少し話したが、そのまままた眠る私。病室へ運ばれた時は暗くなっていた。
病院から付き添いが欲しいと言われて息子が残ることに。妻と娘は夜のタクシーで帰したくないので友人に頼んで車で送ってもらう。痛み止めが効いているのか、手の痛みは筋肉痛レベルで気にならない。深夜に何度も看護婦の巡回があり、点滴、検温、血圧測定。どれも異常なし。深夜にそう言えば晩飯を食ってないと気が付いたが、特に空腹も感じなかった。
翌日は息子の塾があったので、早く退院させてくれと頼み、担当の医師が早めに来てくれたのだが、退院の許可が出ても治療費の請求処理が進まない。何で遅いのか訊ねると、私が加入するバンコク損保の承認に時間が掛かると言われたのだが、冷蔵庫の食品の清算に来たのも昼過ぎだし、病院の処理自体が遅れていた様子。15時過ぎになってようやく請求書が届いた。治療費の総額は約4万8千バーツ(約15万円)。私が加入する保険で2万バーツ(6万円弱)払ってもらえるが、不足の2万8千バーツは払わなければならない。手持ちのお金では足りなかったので病院前のATMへ。逃げる人が居るのか、看護婦と男性職員も同行。会計を終わらせて薬を貰ったら16時。もう息子の塾には間に合わない。タクシーで帰宅。
帰ると真っ先に治療費を訊ねられたので伝えると、妻は無口になった。11月から後期授業が始まり、学校や塾の支払いがあるのに・・・今年はデモの影響で売り上げが厳しいのに・・・、頑張ってくれている妻の顔を見ていると晩御飯は砂を噛むようだった。
さて片手が使えない生活が始まったのだが、私の主夫の仕事の多くは出来なくなり、皿洗いと子供を送迎する車の運転は妻の仕事になり、犬の散歩と洗濯は息子。風呂や服の着替えなど身の回りの世話は娘がやってくれている。家族には大きな迷惑を掛けているが、実は家族の協力に小さな幸せを感じている私だ。この埋め合わせはどこかでやろう。

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