二月に入った頃から井戸水が上がらなくなったと妻から言われたが、水道水を使っているから大丈夫だろうと放置。先週末になっていつになったら修理すると言われ、え?水道水があるから大丈夫じゃないの?と尋ねると、スプリンクラーの貯水タンク(オンデンw)の水が空になるまで使って給水管へ空気が入ってしまい、水圧の低い水道水ではスプリンクラーのポンプの給水管へ十分水を満たせないと言う。そんな筈は無いだろうと思うが、給水管が30mくらいあるし、途中に逆止弁もあるので難しいのかも知れない。重い腰を上げて修理することにした。
なぜ面倒かと言うと井戸はポンプ小屋の中へあり、吸水口は30mと少し下へ入れてあるが、ポンプ小屋の天井は2mしかないので、吸水パイプを一気に引き抜けないのだ。前回の工事は私と従業員がやっており、従業員は30代の女性だが長州力似で私以上の力持ち。今の従業員は50代の痩せたおば(あw)ちゃんだし、力仕事はどうしようと妻と相談。妻が一緒にやると言うので月曜から作業を始めた。
最初は古い吸水パイプの引き抜き。1.5m毎に引き上げて金具で固定し切断の繰り返し。妻が引き上げて、私が金具で固定して切断個所を指示し、妻が切断。重労働は妻なので役割を入れ替わろうと言ったが、金具を固定するのに妻は自信が無いそうで、私が楽な方をやることになった。深井戸ポンプなのでパイプは2本あり、40回切断したところで吸水口のお出まし。
写真上側の錆びだらけのが古い吸水口(写真は既に先端の逆止弁を取り外し済)だが、鋼管の青丸の部分へ穴が開いており、ポンプの停止中にここからパイプ内の水が抜けてしまったのが水を吸い上げなくなった原因。
肩や腕の筋肉が痛くて1日目の作業はここで終了。
2日目は新しく入れるパイプの準備。新しいパイプを買えば簡単だが、古いパイプの再利用。洗浄して苔のようなヌルヌルを落とし、切断して長さを揃える。前回の接続は接着剤だったが、今回はパイプの出し入れが素早くできるねじ込み式のコネクタへ変更。吸水口の穴が開いた鋼管を買い替えようとしたが、売り切れだったので新しいジェットノズルを購入。逆止弁が頼りないのでイタリア製の実績があるのに交換。赤丸の部分が干渉してコネクタをねじ込めないのに苦笑。考慮不足でアホかと思うが、こんな物が堂々と流通するのが途上国。コネクタの出っ張りをグラインダーで削って対処した。
3日目の午前中はパイプコネクタのネジ部分へシールテープ巻くのと吸水口となるジェットノズルへのロープの取り付け。午後は井戸へパイプを入れたが、ネジ式だと接着剤の乾くのを待たずに進めるのでかなり早く、1時間弱で終わった。試運転するとポンプの近くからの水漏れ発見。ポンプ側も接続部が近くて干渉防止に鋼管でコネクタの位置をずらしていたが、その鋼管へ穴が開いていた。錆びて劣化した上へ近くに置いていた大きなノコギリでも落としたかも?鋼管は売り切れなので困ったが、吸水側で負圧が掛かるだけなので瞬間接着剤を広めに塗って穴を塞いでビニルテープでグルグル巻き。ポンプ側は地上で、いつでも修理できるので、とりあえず今使えるだけのタイ式対処法だ。
遅いと文句を言われながらの井戸の工事。業者を使えば一日で済むが、彼らが大切なのは早く工事をすることで、問題無く長く使えるような仕事はやらない。今回の工事でも任せていれば逆止弁の良品への取り換えなんかやってくれない。プラ製の安っぽい逆止弁を付けていれば2年もしないうちに壊れてしまい、業者はまた仕事にありつける。手間を省いて金になるのだから業者にとって良い事ばかり。だから彼らは良い仕事をしないのだろう。トラブルから自衛するなら、徹底して監視するか、自分で工事するしかない。日本のように金を払えば黙っていても満足する仕事をしてくれるなんてのはタイだと滅多にない。
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なぜ面倒かと言うと井戸はポンプ小屋の中へあり、吸水口は30mと少し下へ入れてあるが、ポンプ小屋の天井は2mしかないので、吸水パイプを一気に引き抜けないのだ。前回の工事は私と従業員がやっており、従業員は30代の女性だが長州力似で私以上の力持ち。今の従業員は50代の痩せたおば(あw)ちゃんだし、力仕事はどうしようと妻と相談。妻が一緒にやると言うので月曜から作業を始めた。
最初は古い吸水パイプの引き抜き。1.5m毎に引き上げて金具で固定し切断の繰り返し。妻が引き上げて、私が金具で固定して切断個所を指示し、妻が切断。重労働は妻なので役割を入れ替わろうと言ったが、金具を固定するのに妻は自信が無いそうで、私が楽な方をやることになった。深井戸ポンプなのでパイプは2本あり、40回切断したところで吸水口のお出まし。
写真上側の錆びだらけのが古い吸水口(写真は既に先端の逆止弁を取り外し済)だが、鋼管の青丸の部分へ穴が開いており、ポンプの停止中にここからパイプ内の水が抜けてしまったのが水を吸い上げなくなった原因。
肩や腕の筋肉が痛くて1日目の作業はここで終了。
2日目は新しく入れるパイプの準備。新しいパイプを買えば簡単だが、古いパイプの再利用。洗浄して苔のようなヌルヌルを落とし、切断して長さを揃える。前回の接続は接着剤だったが、今回はパイプの出し入れが素早くできるねじ込み式のコネクタへ変更。吸水口の穴が開いた鋼管を買い替えようとしたが、売り切れだったので新しいジェットノズルを購入。逆止弁が頼りないのでイタリア製の実績があるのに交換。赤丸の部分が干渉してコネクタをねじ込めないのに苦笑。考慮不足でアホかと思うが、こんな物が堂々と流通するのが途上国。コネクタの出っ張りをグラインダーで削って対処した。
3日目の午前中はパイプコネクタのネジ部分へシールテープ巻くのと吸水口となるジェットノズルへのロープの取り付け。午後は井戸へパイプを入れたが、ネジ式だと接着剤の乾くのを待たずに進めるのでかなり早く、1時間弱で終わった。試運転するとポンプの近くからの水漏れ発見。ポンプ側も接続部が近くて干渉防止に鋼管でコネクタの位置をずらしていたが、その鋼管へ穴が開いていた。錆びて劣化した上へ近くに置いていた大きなノコギリでも落としたかも?鋼管は売り切れなので困ったが、吸水側で負圧が掛かるだけなので瞬間接着剤を広めに塗って穴を塞いでビニルテープでグルグル巻き。ポンプ側は地上で、いつでも修理できるので、とりあえず今使えるだけのタイ式対処法だ。
遅いと文句を言われながらの井戸の工事。業者を使えば一日で済むが、彼らが大切なのは早く工事をすることで、問題無く長く使えるような仕事はやらない。今回の工事でも任せていれば逆止弁の良品への取り換えなんかやってくれない。プラ製の安っぽい逆止弁を付けていれば2年もしないうちに壊れてしまい、業者はまた仕事にありつける。手間を省いて金になるのだから業者にとって良い事ばかり。だから彼らは良い仕事をしないのだろう。トラブルから自衛するなら、徹底して監視するか、自分で工事するしかない。日本のように金を払えば黙っていても満足する仕事をしてくれるなんてのはタイだと滅多にない。
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