Menkarm World

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タイでの生活は「捨てる神あれば拾う神あり」

2015年03月29日 21時45分23秒 | タイで車に乗る


左の写真の車は、我が愛車デンデン虫号。2月中旬に走行距離が30万キロを超え、点検修理を済ませたところだが、3月中旬にサコナンコンへ行く途中に追い越しをすると、エンジンの回転数は上がるが車速がなかなか伸びない。クラッチが擦り減ってしまったのだ。
翌日土曜の朝一でトヨタへ修理に出そうとすると、月曜の夕方まで預からせてくれと言われる。子供達は夏休みに入ったとは言え毎日塾へ通っており、車は必要。だいたいクラッチの交換は半日もあれば済む筈で、私のタイ語能力では係員と遣り合え無いので、妻に電話で交渉してもらうが無理。妻に尋ねるとマネージャーと話しても無理だったと言うが、私が渡した携帯で妻と話したのは平社員2名のみ。そんな馬鹿なと話していたところに、ちょうどサービス部門の責任者らしき男性登場。妻に「本物のマネージャーと話すか?」と尋ねると替わってくれというので、電話を渡す。妻が事情を話すと「誰がそんなことをお客さんへ言う!」と困った顔をして係員を呼び、車は修理工場へ持ち込まれた。
私が住む集落の修理工場ではクラッチディスクのみの交換が5千バーツ前後と聞いていたが、一通り点検後のトヨタの事前見積りは一万七千バーツ。おいおい3倍かよと驚いたが、そのまま続けて修理を依頼。14時過ぎに修理が終わったが、請求書を見るとクラッチ関連で5つ、変速機関連で2つの部品が交換されていた。修理代金は総額で1万4千バーツ弱。見積りより安くなったのは、妻が高いと文句を言ったからか10%引きで、それでも1万4千バーツを超えないように更に特別割引されていた。工賃は千7百バーツで、他は全て部品代だ。
何と色々交換したものだと思ったが、お金を掛けた成果は乗ってすぐに分かった。重かったクラッチペダルがスカスカに軽くなり、ギアも軽く入るようになった。不思議なのはエンジン始動時にエンジンが重そうに回転していたのだが、回転音が非常に軽くなった。ベアリング交換の成果なのか、それとも修理時にバッテリーを外した形跡があったが、バッテリーを充電したのだろうか?集落の修理工場の見積り5千バーツは、クラッチディスクの交換のみだと思うが、高くてもディーラーへ出せばそれなりの効果があるのだと理解した。
車がまた新車に近付いたと喜んで走らせていたのだが、しばらく走ると強めに加速してギアを変速する時にエンジンルーム付近から金属の振動する音がするのに気が付いた。妻へディーラーへ電話させると、既に閉店し作業員が居ないので月曜にしてくれと言われたらしい。それにカチンと来た妻は、車の整備不良で事故になったら責任は取るのだねと突っ込んだら、BIG-C前の4月9日に開店する店舗へ作業員が居るので、そちらへ持ち込むよう言われた。

BIG-C前の店へ車を入れようとすると警備員に停められ、「食事の配達ですか?」と言われムッとする。私のデンデン虫号は業務用車両なので間違えられるのだ。修理に来たと言うと「まだ開店してない」と言われる。手配しておくと言われたのにこれだから困ってしまう。妻へ電話を入れ警備員と話させていたら、店の方から上品そうな女性が呼んでいる。
店舗は2階なので車でスロープを上って店の駐車場へ入ると、そこはパーティーの準備が進められていた。従業員向けの開店パーティだそうだ。案内してくれたのはこちらの店の経営者らしい。ショールーム内では式典が開かれていたが、メカニックの人達がつなぎに着替えて修理。メカニックの人の大人しい走行では異音が再現しなかったので、私の運転で派手に走って金属の振動音を確認してもらい、恐らくブレーキパイプの干渉と予想されていたが、ドンピシャリ。昼の修理作業で少し当たったのか、軽く干渉していたのを離して回復。

早く簡単に直って良かったと喜び、作業員にお礼を言って帰ろうとしたら、工場から車を出すのにパーティーのステージが邪魔になるので、裏から車を下ろしますから、下まで私が運転しましょうと営業の男性が運転席へ。上の左の写真が裏のスロープを下ったところ。車高がある車はそこから右へ曲がって大通りへ向かうのだが、営業の男性は左へ曲がって店舗の下の駐車場を通り抜けようとする。気が付いた私が大声を出して、車は停まろうとしたのだが、最後にグッと後ろへ引かれるように停まった。1階駐車場の天井の高さは2m弱、私の車は2.5mある。「あーあーやっちまったよ!」
写真では外装の幌が少し裂けただけに見えるが、中の骨組みのパイプが曲がり、荷台の屋根が車の屋根にオーバーハングした部分が、車の屋根に当たっている。営業の男性は平謝りで、申し訳ないが月曜の朝にもう一度来て欲しいということになった。忙しいのに間抜けのお陰で下らない手間ばかり。(怒)タイでは物事がスムースに1回で終わるのが難しい。ケチが付くとこのように次々と・・

翌日日曜の朝に子供達を塾へ送り終わると、私が荷台の屋根を作ったお店へ。市内にはこのような店がいくつもあり、一番有名なのはテスコロータスウドンタニ1号店の先のお店だが、私が見て歩いて安くて良い商品を作っていると思ったのはこちら←クリックで地図。他店で2万バーツを超えた見積りが、こちらだと1万4千バーツで出来た。作るのに難しい物でもないので自作しようかと思ったが、私が知るかぎりではウドンタニで自作の屋根を取り付けた車は登録を受け付けてもらえない。だからこの店へ簡単な設計図を持ち込み、私だけの多目的車を作って貰ったのだ。
修理を依頼し、さてどうやって直すのか興味津々だったのだが、幌が裂けた部分は接着剤で継ぎ接ぎするのは当然として、オーバーハング部の屋根との干渉は・・・
車の荷台に屋根を固定する前側の部分へ厚さ2cmくらいの木の下駄を履かせて上げてしまったのだ。安易な方法だが、屋根が干渉する車用に硬い木を切って店へ準備してあるそうで、実績があり強度的な問題も無いらしい。下駄を履かせて開いた隙間には黒いシール材を入れて見た目も分からなくしてしまった。荷台に取り付けたボルトもぐらついて不安があったので、新しいボルトへ交換してもらった。1時間弱の修理作業を終えて、さてお支払い。代金を尋ねると『使って頂ける限り無料でサービスします』と言われてビックリ!タイでは代金を受け取ったら最後でアフターサービスに問題があるデパートまであって驚くのだが、経年劣化ではなく事故による修理まで無料ですると言われたのは初めて。
嬉しかったので販売用に荷台へ載せていた蘭を一鉢置いて帰った。これでお互いに気分が良いだろう。
タイで生活すると、日本ならスムースに一度で済む事が、何度も躓きながらようやく済むような経験をする。今回もクラッチの交換をするだけなのに、1度目は即日修理を断られ、2度目は修理後に不具合があっても修理要員がつかまらなく、そして3度目は車を建物に当てられたりと次々に問題が起きるのだが、その度に誰かが手助けしてくれる。正に「捨てる神あれば拾う神あり」の毎日。助けられてばかりで、私も誰かを手助けしなければと思うが、私はまだまだ能力が足りないようだ。

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ウドンタニで私の地元山口を感じる。

2015年03月19日 21時25分33秒 | タイでの生活
タイのウドンタニで生活していて日本を感じるのは日常で、特に珍しくもないのだが、私の出身地山口県を観じるのは滅多にない。今まで8年暮らして一番山口を感じたのは、自動車のスクラップ工場前に置いてあったサンデン交通のバスの前部だった。
2月頃に私の出身地山口県へ登記上の本社を置くユニクロがセントラルプラザウドンタニへ出店するのを知ったのだが、いよいよ20日金曜にオープン。先代の「メンズショップOS」は、私が育った防府市にも店舗があり、ユニクロが山口市へ出店したのは、私が高校を卒業した頃。30年近く前になる。当初は1回洗濯したら靴下が解れたりシャツの型が崩れたりで価格相応と思っていたが、息子が生まれた17年前頃から品質が良くなり始め、会社が大きく成長した。何となく私が親しみを感じる会社なのだが、ようやくタイの地方都市ウドンタニへ出店だ。広告にはFROM TOKYO TOUDONTHANI だが FROM YAMAGUCHI じゃろが? と突っ込みたくなる。



広告の写真を見られると分かるが、価格は日本とほぼ同等で、タイの庶民向け衣料品より物によっては倍くらいの価格帯。外資系のスーパーテスコ・ロータスの高価格帯商品と同等で、同じデパート内の他のテナントよりは安い価格設定だ。
金曜は服を買いに行くと妻や子供達は言うが、服の前に学費の支払でしょ!と言う私。新学年が始まると学費が嵩むのだ。
すこし余裕が出来てから行こうと思う。

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息子は滑り込みセーフ

2015年03月15日 22時30分51秒 | タイで子育て
モー4(高1)理数コースの受験を見事に失敗してくれた息子だが、普通科の理系グループへ入れた。進学の審査の対象となったモー1(中1)からモー3(中3)前期の成績は、2年生で遊んだとは言え平均すると4段階で3より少し上なのだが、ギリギリの滑り込みセーフだった。
普通科は理系、文系、日本語、中国語の4つグループがあるのだが、希望を申し込みさせて成績の上から順番に進学が認められる。息子のクラスは50人ちょっと生徒が居るのだが、十数名が自動エスカレートでモー4(高1)へ上がれなかったようだ。下位のクラスだともっと居るだろう。
もし落ちても同じ学校へ通いたかったら、普通科を受験して入るようになるが、タイには寄付入学というのもある。寄付入学とは、お金を学校へ寄付して入れてもらうのだ。日本人だと「それって裏口入学じゃないの?」と思われるかもしれないが、受験要領へ堂々と記載してある入学方法だ。
詳細は分からないが、入学後に寄付しますと念書を出して受験する方法と、寄付を払ってから受験する方法の2つがあるらしい。寄付を先に納入して受験し、不合格でも払った寄付は返って来ないそうなので、念のため。
同じ学校だと付いて行けないようなら、別の学校を受験する。ウドンタニだと息子の学校が駄目なら、空港前や12番のソンテオの行き先の学校が人気だ。他校を受験して落ちた時は、受験してなくてもそれなりの成績なら入れてくれるらしい。もちろん寄付は必要だとか。ウドンタニの公立高校は、この辺りまでが人気がある大学へ入る可能性があるらしい。

さて、うちのア◯息子、上位クラスを狙って受験すると言ってたが、理系グループ確定者が同じ理系グループの受験をするのは認めないという話が学校で出ている。塾の先生の話では今までは確定者が受験しているそうだが、解釈が変わったのかも。未だはっきりしないので、3月中は自宅と塾で受験勉強を続け、4月からモー4(高1)の勉強を始めるようだ。
息子の先輩や塾の先生の話を聴くと、モー5(高2)の前期までに、自宅や塾で高校3年間の勉強を全て終わらせ、モー5(高2)の後期から受験問題専門で取り組むのだそうだ。
息子曰く、「高校受験に失敗しても目標に変更なし」。
「あのねえ、言うだけなら誰でも出来るんよwww」と私が揶揄すると目は真剣なママ。
少し突き放したように「まあ、がんばっていね~」とからかい続けると、「数学は頼むからね」と息子。
「勉強ちゅうのは自分でやるもんなんよ、高校生になったら他力本願は改めんとね!」と責める手を緩めない私。
獅子の子落としではなく、教える私の力に限界が来ている。(高校の問題なんて憶えてない)
さあ頑張れ、息子! もう自分の足で立つんだ。

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我家は桜の開花が遅れてます。

2015年03月06日 21時51分48秒 | タイで子育て
6日金曜は息子が受験した高校の理数コースの合格発表。

結果は見事に不合格。(ノД`)シクシク

各個人の科目別得点が昼過ぎに発表されたので見ると、理科、国語(タイ語)、英語は合格ラインより上の得点だったが、息子が一番得意な筈の数学がまさかの28点/100点。4科目の合計点で合格ラインへ10点足りなかった。
息子は過去の出題を使った塾の模試で、毎回70点前後を得点しており、今回の28点は本人も私も信じられない得点。今回数学の試験は22問出題され、配点10点の記述式が2問で、配点4点が20問。試験では17問解答し、5問は時間切れで手を付けられなかったそうだ。息子は記述式問題に自信があると言うので、もしそうだと1問4点の問題は2問しか正解してないことになる。記述式を2問落としていたら、回答した1問4点の問題15問中7問だけ正解だったということだ。
息子は学校の期末テストで解答欄を途中から一段間違え、酷い得点だったこともあるし、私が横で見ていても解答中の書き間違えが多い。試験前日に私がやらせた問題は大体解けており、試験本番の緊張と焦りで、簡単なミスの連発をやってしまったかなと思っている。よくやるので試験会場へ行く前に「落ち着いて解答し、確認しろ!」と言ったのだが、時間が足りず余裕を失くしたのだろう。
入試はそういう面を含めた実力の測定。こんな得点が実力と思うと情け無くなって来る。
中学入試でも理数コースの受験で算数の得点が悪く、高校ではぜひ理数コースと思って、親子で3年間頑張ったのにこの結果。妻も私も体の力が抜けてしまった。
来週12日には4年生(高1)への進級の可否が発表されるが、息子は中2でクラブ活動と遊びへ力を入れて、中2の成績はボロボロ。3年間トータルの成績では普通科の理系グループへ入れるかどうかも怪しい。文系グループには絶対に入りたくないそうだ。結果を見て気に入らなければ、4年生(高1)への編入試験の受験と成る。定員80名で成績上位者は普通科理系グループの上位クラスへ入る。理数コースへ合格していれば高校の勉強を始めるつもりで、進学塾のパンフレットを集めたが、また中1~3のおさらいをしなければならない。理数コースほど難問奇問は出ないそうなので、レベルが合った問題集に買い換えて息子は今日から頑張っている。さて親も気合を入れ直して、息子の応援をしなければならない。試験は3月29日。日本では桜が咲く頃だ。


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