昨年に大学を卒業し日系企業で働き始めた息子。
初任給が、誘われた時に示された賃金の半額で、1年経っても全く昇給しないので5月にタイの財閥系企業へ転職。
息子の転職 - Menkarm World
隔週で植物の話の予定だったが変更。息子が昨年6月に就職して息子の就職-MenkarmWorld久しぶりの投稿。上の写真の斑入りモンステラは、12月上旬に葉っ...
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新しい職場の賃金は前職の給与+αで「前より少し増えた」と言っていたので3万〜3.5万バーツ程度だっただろう。
新規プロジェクトを担当し、7月から日本へ行って準備を進めているが、日本のサプライヤー企業との商談は順調に進み、好条件での契約も出来ており、会社から良い評価を得られたのか「昇給したぞ〜!」と電話をしてきた。
昇給後の基本給は6.5万バーツ(27万8千円)。
息子が卒業した大学の学生は月5万バーツ以上を目標に就職活動をするそうで、7万バーツ(30万円)以上も珍しくないらしく、取り敢えず目標達成。
日本では同じ会社なら一般職と総合職の違いくらいで大卒初任給に大きな違いは無いが、タイでは「息子が転職?」
息子が転職? - Menkarm World
大学を卒業し、6月から働き始めた息子。息子の就職-MenkarmWorld久しぶりの投稿。上の写真の斑入りモンステラは、12月上旬に葉っぱ5枚で買って...
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の記事へ書いた通りで、ある企業では一般社員の大卒初任給は1.8万バーツだが、幹部候補で採用されると3.6万バーツと倍額であり、入社時から大きく格差がある。
優れた専門知識があれば初任給から10万バーツを超える人も居るらしい。
タイには大卒給与が月1.5万バーツ以上という規制があったと思うが、一般に大卒初任給が1.2〜1.5万バーツの企業が多く、低評価大学卒だと高卒扱いされたり、アルバイトでしか採用されなかったりで、月1万バーツ以下の収入となる人も居る。
物価が高騰したこの頃は、大学で寮生活をする学生でも月1.5万バーツ程度の生活費が必要であり、そのくらいの賃金でアパートの部屋を刈りて生活するのは難しく、就職後も親から援助を受けたり、ルームシェアして家賃を節約したりだそうだ。
そんな安い賃金では働けないと、大学卒業後に親元へ戻ってニートになる人も多く、「(経済的に)苦労して大学を卒業させたのに、どの子も仕事もせずに家へ居て嫌になる」と嘆く知り合いは何人も居る。
ニートのまま放置出来ないので、親が伝手を辿って就職させたりだが、高賃金を求めれば海外出稼ぎだったり、公務員を目指しても役場の臨時職員から始まったりで、安定した職を得るまでの道程は厳しそう。
タイでは新卒採用をせずに経験者採用のみの企業も多く、どこかで働いて専門的な知識や技術を習得しないと、何時まで経っても低賃金で働くしかなかったりする。
大学進学先の選択から就職を意識し、在学中に資格取得等を行うのが良いだろう。
息子は今担当しているプロジェクトがタイで成功すれば、アセアン各国へ展開する話があるそうで、日本から帰国後も現地調査で各国への出張を繰り返すらしい。
バンコクで息子と同居のパートナーはタイの大学院進学を目指していたが、英国の大学を卒業しているのでインターコースしか受け入れて貰えず、学費が学期40万バーツ(170万円)と高額なので大学職員となって優遇された学費で進学するつもりだったが、職員として志望する大学を見ると嫌になる部分もあったみたいで、昨年に進学を断念して民間企業へ就職。
こちらも1年弱でマネージャーへ昇格したそうで、本社勤務まであと一歩らしい。
息子は前の会社での昇給を見込んで彼女と駅近の築浅賃貸マンションで暮らしており、家賃を考えると生活はかなり厳しかった筈。
これで少しは余裕のある生活が出来るだろう。
私の力不足で息子には苦労させてきたので、ホッとしている。