タイでは車検は登録後8年目からで、それまでは自動車税の支払いと自賠責(強制)保険の加入を毎年すれば法律上は車を使える。
自賠責保険を購入し、陸運局で自動車税を払うと、車検証へ記入されてステッカーが貰えるのでフロントガラスへ貼れば良いのだが、ワザワザ陸運局へ行くのは面倒だし待たされるので、民間車検場へ代行を頼む人が多い。
民間車検場は自動車保険の代理店もやっており、車検証を預けると手続きを全てやってくれる。
この看板があるのが車検場だ。
私も民間車検場で手続き一式を頼んだ事があるが、いつまで待っても申し込んだ任意保険の保険証が届かず、取り扱った民間車検場へ問い合わせても「待ってくれ」と言うばかりで話にならなく、損保会社へ直接問い合わせると全く保険契約がされてないなんて事もあり、同じ集落の信用出来る人(集落で一番のお金持ちの息子で信心深い超優男)がやっている保険代理店を使い始めた。
私の車は登録から18年目なので車検が必要で、3日に民間車検場で車検だけを依頼。
同じ集落の民間車検場で保険代金を着服されそうになったので、ずっとムアン(県央地域)の車検場を利用していたが、近所にもう1軒車検場が出来たので、昨年からそこを利用している。
ヘッドライトの明るさや、前後のブレーキの効き具合、排気ガスの成分や騒音の検査をパソコンと連動した測定器で手早く行われる。
検査風景は動画撮影されているそうで、不正対策なのだろう。 依頼から10分程で検査証明書を頂
く。
検査料は200バーツ(800円)と、日本の車検と比べると嘘みたいに激安。
日本の車検も検査した時点の状態を見ているだけで、将来の保証も無いのに、有資格者が分解して確認したりと手間を掛け過ぎで、何をやってるやら?
車の状態は運転者が毎回確認しなければならず、異常があれば修理すれば良いこと。
利権の臭いをプンプンさせて、日本を生活コストの高い国にしている。
次は車検証の記載ページを全てコピーしに行く。
私が使う保険代理店は、車検手続きに数日掛かるので、その間に警察へ停められて車検証の提示を求められた時の為にコピーを持っておくのだ。
保険代理店へ行くと、ちょうど優男が店番中。車検証と検査証明書を渡して、「今年も宜しく」と言って帰る。
翌4日の昼前に「手続きが終った」と電話があり、納税済の車検証とステッカーと自賠責保険の証書を受け取る。
タイでは車が古くなると自動車税は安くなり、今年は2千4百バーツ(1万円)強と新車時の半額。
自賠責保険は6百バーツ(2千4百円)強。
任意の自動車保険は、「代金ちょろまかし事件」の影響で期限が今月末となっているが、契約手続きは済ませたそうで証書待ち。
代金は毎年任意保険の証書が来た時に支払っており、今年も全額その時にまとめてで良いそうだ。
任意保険は車両保険も付いたチャンヌン(一級)でも、車が古いので車両保険が20万バーツ(80万円)位で、運転者を私と妻に限定しているので、保険料は1万バーツ(4万円)弱の筈。総額1万3千バーツ(5万2千円)くらいを予定している。
日本と比べるとかなり安いが、タイの初任給がこのくらいで、タイで収入を得ている我が家には軽くない負担。
それでも日本で20年間無事故だった私は、タイへ来てから何度も事故をしており、フロントガラスの飛び石だって3回割れている。
負担が重くても、任意保険無しなんて考えられない。
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タイでは無免許や無車検や無保険は珍しくなく、酒や薬の影響を受けた運転者も普通に居る。
年末の夕方にムアンから帰っていると飲酒検問をやっていたが、路肩は停められた車でいっぱいだった。
知り合いに死亡事故に巻き込まれた人が数人居て、相手の過失で起きた事故にも関わらず、亡くなったからと大金を請求されている。
一人は夜間に路上へ座り込んだ自殺だったのに、奥さんからしつこく請求されたそうだ。
私も老婆が手を合わせて車の前に飛び込んで来た事がある。
こんな場所でチャンヌン(一級)の任意保険へ入らないなんて自殺行為としか思えない。
高くても、毎年の車検と一級の任意保険をお忘れなく。