自宅の造成工事が始まった。造成に使う土は石が多いように見えるが、殆んどは粘土の塊。少し離れた貯水池の工事現場から運ばれている。造成を頼んだ業者と話したら、渡した図面は無くしてるし、指示した事が全く判っていないようだ。毎日顔を出して指示しないと難しいのかも?道路から20mが駐車場予定地。そこから40mが住宅予定地。前半分の合わせて60mが住宅建築用に粘土を入れる部分だ。後ろ半分は野菜や果物を作るので、田にため池を掘って取った土を入れる予定。
私が事前に調べたのでは、タイで土地を造成する土の値段は、ダンプ1台で100~140B。1ライ(1600㎡)4万B程度だと思っていたのだが、ウドンタニ周辺だと小型ダンプ1台350B、大型ダンプで700Bが相場のようだ。私が話しに行った業者だと1ライが12万Bと言われ、値引き交渉もかなり渋いので困っていたのだが、大家さんと業者が友人という事が判って、この周辺の最低価格と言われる1ライ10万Bになった。予算の1ライ4万Bをかなりオーバーするが、これ以上の値引きは難しいようなので契約することにした。
この辺の土は粘土質で乾いてカチカチになっているので砂を入れて耕し、元旦にマラコー(パパイヤ)の種を蒔いたのだが、隣の鶏も砂場が無くて困っていたらしく、私の小さな畑は鶏に取られてしまった。せっかく芽が出たマラコーは全部掘り返された。
タイの役場での転居手続きが終わって、子供を地元の小学校へ編入させた。タイ語が判らない子供をいきなりタイの学校へ入れたので、先生も子供も大変だろうが、頑張って欲しい。広いグランドを走り回って遊んでいる子供の姿を見て嬉しかった。ドタバタした毎日だったが、やっと落ち着いた気がする。車にもナンバープレートが付いた。
台所とトイレの工事が終わったので、ホテルから郊外の借家へ移った。台所の給排水工事と給水ポンプ、洋式トイレへの交換と温水シャワーの設置で約1万B掛かった。郊外なので車がないと不便だから1日1400Bのレンタカー(シビック)を借りたままだ。家具は今のところベッドと机しかなく、調理器具も未だ買ってないので、食事は屋台で買って食べている。
レンタカーを借りてサコンナコン県の親戚の家に遊びに行ったのだが、見通しが悪くても平気で追越をする車が多いのにびっくり!追越をかけて対向車が来ても自分の車線へ戻らずにそのまま突っ込んでくる路線バスには参った。路肩が広いので逃げる事が出来たが、路肩には速度が遅い車両が居ることもあり、ちょっと間違えれば大惨事だ。
タイの外国為替市場も正常化したようなので、シティバンクへ再び電話してみたが、自分の口座に有る既にタイバーツへ両替済みの通貨を100万Bまでなら送金できるらしい。口座にタイバーツを持ってない私は当分送金できないようだ。困ったので日本で使っていた地銀の本店の外国為替担当へ電話して相談すると、タイへの投機資金は30パーセントをタイ政府が保管し、短期だと没収する事になったらしい。私の場合は車の購入代金で投機ではないのだが、その辺の取り扱いは地銀では判らないそうで、「タイ側での取り扱いについては保証できないが、送金手続きは可能」と言われた。妻をタイの銀行へ行かせて、タイ側の取り扱いを調べると、1回の送金で2万USドル以下は規制の対象外らしい。日本の両親へ送金手続きをしてもらえば、車の購入代金をタイへ持ち込めそうだ。
タイは車種やグレードで納車にすごく時間が掛かる時があるとタイ在住の友人から聞いて、妻は日本からウドンタニのトヨタへ電話で車を注文しようとしたが(爆)、さすがに断られたので本日トヨタのディーラーへ。電話したらホテルまで迎えに来てくれた。ハイラックス・ビーゴの2WD・4ドア、一番安いJタイプのグリーンメタリックが欲しかったのだが、納車に3週間かかるので即納可能なシルバーを購入。任意保険と荷台の保護カバー、リアバンパー、フロアマット、ナンバープレートフレームが無料サービスで、窓のフィルム張りとグリル・バンパーの塗装、ドアミラーのメッキカバー、盗難防止ロックとリモコンアラームが有料オプション。総額が60万Bを少し超えたので60万ちょうどを狙って値引き交渉もしてみたが、値引きはたったの650Bだった。名義は妻にしたので、必要な書類はIDカードとタビアンバーン(住民票)だった。