コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

フランクリンポーセリン Franklin Porcelain Bowl 1981 "The Game Bird Bowl" by Basil Ede

2015-09-21 22:52:44 | 北欧陶磁器ガラス
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20代の半ばアメリカで学生をしていた頃の一時期、ふるーいワンルームに住んでいたことがあります。


アメリカ通の方なら一目でわかる、50年代頃に建てられた、いかにもモーテルとして使用されていたことがわかる平屋の木造建築の建物。

部屋数(客室数)は10室も無いような小規模なもの。

その一室ごとがレントに出されて、「アパートメント」という形式で、モーテルとして使われなくなった後に学生などに貸されていましました。


その「元モーテル」の建物には共有スペースの台所があり、アメリカサイズの共有の冷蔵庫に調理台、テーブルがありました。



お隣さんに、50代半ばとおぼしきおじさんが一人で住んでいて、がっちりとした体格、そしてブルーザー・ブロディ(知ってます?)を思わせるワイルドな髭がトレードマーク。

学生に混じって、そんなおじさんはちょっと場違いではありましたが(笑)


そんな一見強面のおじさんとちょくちょく台所で顔を合わせるごとに、いろいろと話をするようになりました。

近隣の州から建設作業の為にいわゆる単身赴任していたそうで、週末になると奥さんが一人で旦那さんに会いに来ていました。



当時、信号機も無いような田舎町には、とりあえず1軒の映画館と1軒のボーリング場(なかに数台のビリヤード台があった)はあったものの、あとはほとんど満足な娯楽も無く、せいぜいコンビニ兼ガソリンスタンドで借りるレンタル映画位。

まあ、冬場は最高な雪質のスキー場も多々あり、後にサンダンス映画祭で有名になる地にも割合近いような場所。



そんあ娯楽の無い場所ではありましたが、強面のおじさんは、仕事の無い週末ともなると、ちょくちょく台所を陣取って、フライ・フィッシング用の毛ばりを自作していました。

海にはとんと縁のない陸の僻地ですが、ニジマスなどは釣れたので、いろいろな状況に応じて使い分ける為に、様々な色パターン&形の毛ばりを製作していたそのおじさん。

外見に似合わず、手先が器用で、微笑ましい光景を思い出します。



そんな場所では、秋口になると鮮やかな蛍光オレンジ色のベストなどのアイテムがお店に並びます。

そう、狩猟の解禁の季節。

他のハンターからも目立つように、そうしたオレンジ色の衣服を着て狩猟を行うための必須アイテム。


最近は、東京でもジビエ(仏: gibier。狩猟によって、食材として捕獲された野生の鳥獣である。主にフランス料理での用語。主に畜産との対比として使われる。狩猟肉。 本来はハンターが捕獲した完全に野生のもの(仏: sauvage、ソヴァージュ)を指す)のレストランもあるようですが。。。

そんなジビエのことをアメリカではゲーム・バードとかゲーム・フィッシュなどと呼んでました。


普段、手に入る魚介類と言えば、小ぶりな冷凍の海老くらいしかないのに、たまにそういったゲーム・フィッシュがスーパーに並んでいたことも。

高かったので買ったことはありませんでしたが。。。



さて、こちらは、フランクリンポーセリン(Franklin Porcelain)社製のボウルで、イギリスの野生を描くアーティスト、Basil Edeによるゲーム・バードがモチーフとなっています。



Basil Rashley Ede (born 12 February 1931 in Epsom, Surrey) is an English wildlife artist specialising in avian portraiture

非常に高品質な細密画の鳥は今にも動き出しそうです♪


割れ・欠け・ヒビ等は無く、非常に良好なコンディションです。

ご興味のある方はお気軽にお問合せください!




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