コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

『ロイヤル』という冠がつけられる陶磁器:Royal Haeger Potteries

2011-08-15 11:05:43 | アメリカ陶磁器ガラス
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日本や中国・韓国の陶磁器史に較べ、アメリカやヨーロッパのものはまだまだ歴史が浅いのですが、それでも200年程度の歴史を持つ陶磁器メーカーはいくつもあります。

『ロイヤル』という冠(かんむり)がつけられるだけあり、各国の王室等の関係から王室御用達とされたり、その関係からロイヤルの称号を与えられたり様々な歴史を刻んでいます。

■ロイヤル・アルバート(Royal Albert)1896年。イギリス。
■ロイヤル・クラウン・ダービー(Royal Crown Derby)1750年。イギリス陶磁器最高の「ロイヤル」と「クラウン」の称号を持つ。
■ロイヤル・ドルトン(Royal Doulton)1815年。イギリス最大級の陶磁器メーカーで、ロイヤル・アルバートとロイヤル・クラウン・ダービーを傘下に収める。
■ロイヤル・ウースター(ROYAL WORCESTER)1751年創業の現存する英国最古の陶磁器メーカーで、現在までロイヤルの称号を途切れることなく受け続けている唯一の窯

歴史を大変重んじるイギリス以外にも幾つか。

■ロイヤル・コペンハーゲン(Royal Copenhagen)1773年。デンマーク。
■ロイヤル・ティヒラー・マッカム(Royal Tichelaar Makkum)1594年。オランダ。

そんな中、本日ご紹介するのは、アメリカを代表する陶磁器メーカー『Royal Haeger ロイヤルヘイガー社』です。

アメリカにもオハイオ州の陶磁器メーカー、ロイヤル・チャイナ Royal Chinaなどもありますが、アメリカでロイヤル???とちょっと首をかしげてしまいますが・・・(笑)


***Royal Haegerについて***

Haeger Potteries ヘイガーポタリー社は、シカゴ郊外(イリノイ州シカゴの45マイル北西にあるFox Riverそば)にDavid H. Haegerにより設立され、1871年に製造を開始以降、140年の製造の歴史を持ち、もともと『Dundee Brickyard』社と呼ばれましたが、現在ではアメリカにおける最大の陶磁器製造メーカーに発展しました。







1938年、デザイナーのRoyal Hickmanは非凡な芸術性の高い、アートピースを作品ラインに追加する為に会社へ参画し、後に Royal Haegerと呼ばれるようになります。初期のアイテムは収集家に熱心に集められており、艶やかで流線型のモダンなフォルムや独創的な釉薬などを特徴とするアイテム群もコレクションの対象となっています。





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