****お知らせ*****
営業時間:月曜日・水曜日~土曜日 11:00-18:00
(毎週日曜・火曜は定休日となっております。)
にほんブログ村⇒応援クリックを宜しくお願い致します!!
**********************************************************
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/b5/1abc351c2642db307d4585e9fbc0644a.jpg)
暑い暑い、などとエアコンの効いた室内に閉じこもっていてはいけません♪
少し前に『NHK日曜美術館アートシーン』で紹介されていた、『ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡』のため、昨日は両国の江戸東京博物館へ行ってきました!
同様に大勢の人だかりで会場内は大変、それも見たところ高齢化率80%は越えていそうな感じでした・・・平日だったせいもありますが、皆さんお元気そうで何よりです!
今回の展覧会ですが、アメリカ・メリーランド州在住の化学博士であり実業家のファインバーグ夫妻が収集した江戸絵画を中心とする日本美術のコレクションで、特徴としては、狩野派や土佐派など御用絵師の作品ではなく、琳派や文人画、浮世絵などの江戸時代の民間画派の肉筆画の作品が中心。
17世紀の俵屋宗達。
18世紀の尾形光琳。
19世紀の酒井抱一。
20世紀の神坂雪佳。
こうした流れの作品を追って見ながら、装飾に重きを置いた、デザイン指向の作品にモダンを感じます。
その他、与謝蕪村、谷文晁、円山応挙、伊藤若冲、菱川師宣、葛飾北斎など、日本画に興味はない方でも、名前くらいは聞いたことのあるであろう国宝級にも届きそうな一流作品揃い。
作品の素晴らしさはもとより、幾つか感心した事がありました。
①1970年代に初めてアメリカ国内の美術館で日本画を鑑賞して以来、わずか40年あまりで90数点のこれらの傑作を収集
⇒日本人からすると、これだけの作品群が海外流出しているという事実にまず驚かされる訳です。
冷静に考えると70年代は、今では信じられない位の円安(為替レートが300円台)水準だった訳ですから、作品を購入するにしても割安に映ったのかもしれませんが、為替がどうなるかなど将来の事などわかる訳も無いので決断力があったのかもしれません。
また、これらの作品を持ちつづけている、という点も見逃せません。美術商などのプロでもなく、投資家でもなかったので、逆に今でも持ち続けていられるのでしょうか。
80年代後半のバブル時期には、日本人が最高額でゴッホを落札したなどのニュースが流れましたが、今は何処(いずこ)?
②いわゆるキュレーターや古美術商などの手を借りずに、自ら作品を選定
⇒狩野派や土佐派などのいわゆる御用絵師の作品には興味を示さなかった事などから、将来に渡って人気が増してゆくような作品に絞ってコレクションするという『先見性』だったり、儲けようという意識が無かった(もしくは薄かった?)のかもしれません。
単なる偶然か、もしくは趣味(好み)の違いかも知れませんが(笑)
③日本語が不自由なのにも関わらず、贋作がほとんど無い。
⇒日本人であっても、署名や落款などを読める方は限られる(あまりに達筆ですと、非常にわかりづらい。)と思いますが、それでも署名や落款などを頼りに、作品の評価の拠り所にする方が大半ではないでしょうか。わたしも他人の事をあれこれ言えた義理ではありません(笑)
そう考えると、署名や落款を気にせず(というか読めないから仕方が無い・・・)に、あくまでも作品本位で選び抜く、というまさに目利きだったのではないかと思います。そもそも経済的に余裕があった夫妻とはいえ、この点については驚きを隠せません!
テレビ番組のなんでも鑑定団を楽しみにされている方ならご承知でしょうけれど、お祭の夜店でそれこそ大量に掛け軸が売られていた時期もあり、99%の掛け軸は・・・・という話もあるくらいですから。。。
会期は15日までですが、以後巡回する予定ですので、ご興味のある方は是非。。。
<お問い合わせ>
コージーアンティーク
電話:03-6808-7884
メール:info@cozyantique.com
Copyright 2006-2013 COZY CORPORATION 無断の利用・転載は固くお断りいたします。
にほんブログ村⇒応援クリックを宜しくお願い致します!!
営業時間:月曜日・水曜日~土曜日 11:00-18:00
(毎週日曜・火曜は定休日となっております。)
![](http://www.cozyantique.com/JPEG/company banner50.jpg)
![にほんブログ村 インテリアブログ アンティーク・レトロインテリアへ](http://interior.blogmura.com/interior_antique/img/interior_antique88_31.gif)
**********************************************************
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/b5/1abc351c2642db307d4585e9fbc0644a.jpg)
暑い暑い、などとエアコンの効いた室内に閉じこもっていてはいけません♪
少し前に『NHK日曜美術館アートシーン』で紹介されていた、『ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡』のため、昨日は両国の江戸東京博物館へ行ってきました!
同様に大勢の人だかりで会場内は大変、それも見たところ高齢化率80%は越えていそうな感じでした・・・平日だったせいもありますが、皆さんお元気そうで何よりです!
今回の展覧会ですが、アメリカ・メリーランド州在住の化学博士であり実業家のファインバーグ夫妻が収集した江戸絵画を中心とする日本美術のコレクションで、特徴としては、狩野派や土佐派など御用絵師の作品ではなく、琳派や文人画、浮世絵などの江戸時代の民間画派の肉筆画の作品が中心。
17世紀の俵屋宗達。
18世紀の尾形光琳。
19世紀の酒井抱一。
20世紀の神坂雪佳。
こうした流れの作品を追って見ながら、装飾に重きを置いた、デザイン指向の作品にモダンを感じます。
その他、与謝蕪村、谷文晁、円山応挙、伊藤若冲、菱川師宣、葛飾北斎など、日本画に興味はない方でも、名前くらいは聞いたことのあるであろう国宝級にも届きそうな一流作品揃い。
作品の素晴らしさはもとより、幾つか感心した事がありました。
①1970年代に初めてアメリカ国内の美術館で日本画を鑑賞して以来、わずか40年あまりで90数点のこれらの傑作を収集
⇒日本人からすると、これだけの作品群が海外流出しているという事実にまず驚かされる訳です。
冷静に考えると70年代は、今では信じられない位の円安(為替レートが300円台)水準だった訳ですから、作品を購入するにしても割安に映ったのかもしれませんが、為替がどうなるかなど将来の事などわかる訳も無いので決断力があったのかもしれません。
また、これらの作品を持ちつづけている、という点も見逃せません。美術商などのプロでもなく、投資家でもなかったので、逆に今でも持ち続けていられるのでしょうか。
80年代後半のバブル時期には、日本人が最高額でゴッホを落札したなどのニュースが流れましたが、今は何処(いずこ)?
②いわゆるキュレーターや古美術商などの手を借りずに、自ら作品を選定
⇒狩野派や土佐派などのいわゆる御用絵師の作品には興味を示さなかった事などから、将来に渡って人気が増してゆくような作品に絞ってコレクションするという『先見性』だったり、儲けようという意識が無かった(もしくは薄かった?)のかもしれません。
単なる偶然か、もしくは趣味(好み)の違いかも知れませんが(笑)
③日本語が不自由なのにも関わらず、贋作がほとんど無い。
⇒日本人であっても、署名や落款などを読める方は限られる(あまりに達筆ですと、非常にわかりづらい。)と思いますが、それでも署名や落款などを頼りに、作品の評価の拠り所にする方が大半ではないでしょうか。わたしも他人の事をあれこれ言えた義理ではありません(笑)
そう考えると、署名や落款を気にせず(というか読めないから仕方が無い・・・)に、あくまでも作品本位で選び抜く、というまさに目利きだったのではないかと思います。そもそも経済的に余裕があった夫妻とはいえ、この点については驚きを隠せません!
テレビ番組のなんでも鑑定団を楽しみにされている方ならご承知でしょうけれど、お祭の夜店でそれこそ大量に掛け軸が売られていた時期もあり、99%の掛け軸は・・・・という話もあるくらいですから。。。
会期は15日までですが、以後巡回する予定ですので、ご興味のある方は是非。。。
<お問い合わせ>
コージーアンティーク
電話:03-6808-7884
メール:info@cozyantique.com
![](http://www.cozyantique.com/JPEG/company banner50.jpg)
Copyright 2006-2013 COZY CORPORATION 無断の利用・転載は固くお断りいたします。
![にほんブログ村 インテリアブログ アンティーク・レトロインテリアへ](http://interior.blogmura.com/interior_antique/img/interior_antique88_31.gif)