コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

青の魅惑~アルド・ロンディ

2008-08-15 11:52:54 | 販売



本日の東京も猛暑日。

夜もオリンピック観戦で熱い日々を送っている方も多い事でしょう♪

わたしも昨夜の星野ジャパンの対台湾戦を最後まで見ていました。打線の方は8回まで
爆発しませんでしたが、投手陣の継投はもう完璧。安心して見てられました♪




さて今、世界中でミッドセンチュリーのアイテムが高騰しています。

家具やインテリアのみならず、多様な陶器やガラス製品、その他いろいろな物が含まれますが、ニーズが多く、『生産のきかない』商品だから、というのが理由でしょう。

つまり、いつも品薄・・・汗

もはや、商品というよりも『作品』というべき扱いに昇華してる・・・と思うほど。

大手企業やプライベート・コレクションが買い漁っているとの噂も・・・あるくらい。
良くテレビでCMを流している建設一部上場企業のコレクションも有名です。

で、買い付け時は、世界中のバイヤーとの競争が待っています。

アメリカのディーラーはもちろん、フランス、ドイツ、イギリス、オーストラリア・・・まるでオリンピックみたい(笑)



先日の田舎での買い付けで、『あっ!!』と思い、手にとったビンテージの陶器。もちろんオリジナル。

そこのConsignment(委託販売)のオーナーである高齢の女性と話をしていました。

委託販売にもいろいろとクラスがありますが、概ねひとつひとつが高額であることが多い為、オーナーが買い取るとちょっと大変なのかもしれません。

『そこの『ブルーの陶器』のオーナーはねぇ、今80歳代の夫婦で、あそこにある家具なんかもそうなのよ~』

と教えてくれました。

当然40~50年ほど前のミッドセンチュリー期の作品を手放すのは、ちょうど80代とかもっと高齢の方が多くなります。
もちろん、その方は、まだまだご健在なようで、ゴルフなどに精を出されているようです(笑)

展示されている家具類を見ると、それらは全て
『CONANT BALL FURNITURE(コナント・ボール:アメリカはマサチューセッツ州の老舗の家具会社でラッセル・ライトのアメリカンモダン等の家具などを多数製造。)』のもので、私が見たことの無いシリーズの家具類もありました。状態も良い。お値段も。。。。

で、もうちょっと話をしていると、

『あそこの夫婦の旦那さんはねぇ~、もともと、コナント・ボール社の代表だったらしいのよぉ~』

と教えてくれました。

もはや、誰が見ても茶のみ話です(笑)まあ、わたしも時間はたっぷりあるし、
いろんな話が聞けて楽しいんですけど♪


あーやっぱり、こういうのって、エグゼキュティブな人たちが好んで集めてたんだ・・・と実感しました。当時から高価だったのでしょう・・・。




さて画像の陶器たちは、深みのある様々なブルーで、『リミニブルー』とか『ロンディブルー』と言われています。もちろん、全てオリジナル。リプロダクションではありません。

花瓶やらペンギンやら灰皿(現在なら、キャンディー・ボールでテーブルを飾ってもいいかも。。。)など。


全体に幾何学模様の凹凸が刻まれ、色の濃淡を際立たせています。
リミニブルーシリーズの代表的な作品たち。
この『青色』はイタリア的な独特の明るいもの。

部屋にアクセントとして置くと、カラッと明るくなるのは不思議です。

わたしは、ついつい南国のサンゴ礁の海を連想してしまいます。

うーん、不思議と元気が沸いてきます♪

海に行きたい・・・。




北欧のアラビア社のバレンシア・シリーズのようなちょっと耽美な深い青。

日本骨董で人気の高い古伊万里(江戸中期:1688-1748)や初期伊万里(江戸初期:1615-1658)といったほんのり薄く時代を感じさせる青。

伝統的民芸などで使われる染付けの藍色。

これらの青色も大好きです。

そして、ロンディーは、独特の青の世界をつくりました。



Aldo Londi (アルド ロンディ) 
1911年イタリア、フィレンツェのモンテルーポ生まれ。2003年没。
11歳より陶器製造所にて働き始める。第二次世界大戦中は、ヨハネスブルグで強制収容所の囚人でありながらも陶器の作業所を作り、制作をする。
その後、様々な国を旅して制作を行い、陶芸学校の設立に貢献したことも。ミラノのトリエンナーレや国際手工芸品展示会など国内外の展覧会に出品。
ファエンツァ国際陶器博物館などのミュージアムや英国王室コレクションにも多数の作品が収蔵されている。

コージーアンティークの開店が近いので、ちょっとアイテムの紹介でした。




コージーアンティークのサイトにリンクしています。
随時更新していますので、是非ごらんになってくださいネ~。それでは・・・。

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