1010 Radio

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アジアへのエネルギー輸送経路を拡大するロシア(1)

2010-09-18 | ラジオ
ロシアの石油ガス企業はエネルギーの、新たな輸出先を開拓している。
エネルギーの供給先として大きな位置を占めているのがアジア太平洋地域だ。
輸出先開拓の可能性はプロジェクト・サハリン2の枠内で得られる、液化天然ガスの生産量が拡大されることでさらに広がっている。
サハリン2プロジェクトには、ロシアのガスプロムも参入している。

現在、外国企業におけるガスプロムの、主要な顧客となっているのはEU諸国だ。
一方でガスプロムは輸出先の多角化と同時に、アジア諸国にも燃料を供給する用意があると何度も表明している。
サハリン2プロジェクトの枠内で生産されているLNGは、すでにタンカーで日本と韓国に輸出されている。
一方で現在のところは、通常のパイプライン経由でガスを輸出するには至っていない。現時点ではその展望が存在しているだけだ。

朝鮮半島にはサハリン、ハバロフスク、ウラジオストク経由で供給する可能性がある。
ガス管はすでに敷設されている。
アジアの大国中国は随分前からロシア産ガスを、パイプラインを使って受け取ることに関心を示している。

石油天然ガス問題研究所市長は、ロシアにはパイプライン経由でエネルギーを供給するための、資源基盤はあるとの考えを示し、さらに次のように語っている。
「可能性のある案は幾つかある。一つ目は西シベリア北部の(?)だ。ここからロシアと中国の国境地帯に向けて、ガスのパイプラインが通る。
二つ目は1兆立方メートル以上の埋蔵量を持つ(?)山地、そして約1.5兆立方メートルの埋蔵量を誇る(?)山地だ。
すなわちロシアにはガスが膨大にあるということだ」
所長は、このように話している。

(?)は聴き取れない
アジアへのエネルギー輸送経路を拡大するロシア(2)へ続く

9月11日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル