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朝鮮半島における冷戦(1)

2010-09-08 | ラジオ
中国の武大偉朝鮮半島問題特別代表は、6ヵ国協議参加国への歴訪を終了しようとしている。今回の訪問は6ヵ国協議の早期再開を目的としたものだ。
中国外交部の公式報道官によると、特別代表はすでに北朝鮮と韓国、日本、アメリカを訪問し、この後ロシアを訪れる予定だ。  

ロシアの著名な政治学者で、ロシア外務省外交アカデミーの副学長は、核問題の解決、並びに朝鮮半島の非核化をめぐる6ヵ国協議の早期再開に関する展望について、ロシアの声に自らの見解を表した。、

北朝鮮の金正日総書記は先日の中国のなかで、早急に協議の場に戻るよう求めた、中国側からの呼びかけに対し、肯定的な反応を表したと指摘し。これに付いてはロシアとアメリカ、そして日本からも良い反応が見られるだろうとの確信を表している。
一方で韓国の反応に付いて述べるのは難しいとの考えを示し次のように述べている。
「韓国国民は今年3月に発生した、韓国の哨戒艦・天安号沈没事件をめぐり、北朝鮮が自国の責任を認め謝罪するよう求めている。
韓国の李明博大統領は、この国民からの要望に応える意向を表した。ですから李明博大統領にとって、この意向を取り消すことは有権者たちを前に面目を失うことを意味する。
一方で北朝鮮は、天安号の沈没事件への関与を認めることで、国際的にもさらに体面を損なうことになる。 

ですから6ヵ国協議を再開するために、李明博大統領は先ず前言をひるがえし(女性アナウンサーは「ひくがえし」と言ったな)、これまでに提示した条件を撤回することになるだろう。これをどのようにスマートにこなすかは、アメリカと中国が示唆することは明らかだ」
副学長は、このように発言している。

朝鮮半島における冷戦(2)へ続く

9月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル