1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

地球上の資源が枯渇する日

2010-09-02 | ラジオ
地球上で資源が枯渇する日が近づいている。環境問題を専門とするシンクタンク・グローバル(?)ネットワークは、自らの報告書の中で8月21日に地球の資源は枯渇すると警告している。
この日、資源の消費が自然が作り出すことの出来る資源の量を超えるというのだ。この日から海や川などの生物が減少していく。
何故なら捕獲する魚の量が自然に生まれてくる、海洋生物の量を上回るからだ。

そして人類は1分毎にサッカー場65個分の森林を失っている。
大気中の温室効果ガスが許容範囲を超え、地球を酷暑が襲い大洪水や大火災が発生するようになる。
専門家らの結論は、人類が環境に与える影響に付いて、長年にわたって行われたモニタリングの調査の結果に基づいて導き出されたものだ。
(?)人類の1年間の資源消費量と、自然が作りだすことの出来る資源の量が比較された。

環境学者らの描くシナリオは恐ろしいものだ。
しかし専門家達は同時に、人類の環境への影響を低下させるのは簡単なことだと指摘している。
肉の消費を減らし自動車に乗らず自転車や地下鉄を利用し、再生可能なエネルギー源を利用すればいいのだ。

世界の多くの国々が、この問題の解決に向けて積極的な活動を行っている。
ロシアの状況もそう悲観するものではない。専門家の調べではロシアの市民の一人が、環境に与える損害はアメリカの二分の一だと言う。
一方で再生可能なエネルギーの利用に関して、ロシアはつい最近まで充分な注意を払ってこなかった。

しかし世界自然保護基金の自然保護政策長によれば、最近その状況は変わりつつあるという。
「低炭素経済、再生可能エネルギーの利用に移行していく必要がある。エネルギー問題に付いて言えば2008年の6月4日に大統領が、経済のエネルギー効率の40%引上げに関する大統領令に署名を行ったことを誇りに思っている。
この決定に付いては見直しや拒否を求める声も高まっているが、今のところこうした動きは前向きに進んでおり、系統的にこの課題を遂行するという目標が定められている」
資源保護政策局長は、このように述べている。

グローバル(?)スプリントネットワークの専門家らは、現状をやや誇張している可能性はある。
資源の枯渇は、直ぐそこまで迫っている訳ではないかも知れない。
しかし単純に計算しても人類の資源消費量を、完全に満たすには地球(?)の1.5個は必要だと言われている。
しかし地球は一つしかない。事実人類が自転車で移動すべき時が来たのかもしれない。

(?)は音声が途切れて聴き取れず

8月20日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル