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北極をめぐる闘いは平和的に(1)

2010-09-22 | ラジオ
ロシアとノルウェーは40年越しの交渉の末、北極海海域の国境線画定に関する条約を締結したが、16日に行われたロシア・カナダ外相会談でも同様の問題がテーマとして挙がった。

現在に至るまでロシアと北極海を望む、東西の隣国との海上における国境線は、はっきりしていなかった。
ロシアとノルウェーはその意味で、まさに歴史的な文書に調印したと言っても良いと思う。
長らく待たれてきたこの合意によって、バレンツ海と北氷洋における両国の国境が決められるばかりで無く、北極海の大陸棚における石油ガス田開発の凍結措置も解除される。

このことは他の北極海沿岸諸国にとっても極めて大きな意味を持っている。
先ず第一にロシア駐在ノルウェー大使が述べたように、誠実な歩み寄りの良い例が他国に示されたからだ。
第二番目として北極海におけるあらゆる重要懸案は、話し合いを通じて現在ある国際法の規範に基づいて、沿岸諸国自身によって解決されなければならないと宣言された原則が、実践の場で現実化されたという点だ。

地質学鉱物博士はロシアの声からの取材に対し、おまけに二国間同士での合意は極めて実りあると指摘し次のように述べた。
「正しい道が選択された。北氷洋の大陸棚での開発権を持つ全ての国々が、お互いスキャンダルを起こさず交渉を通じて事を解決するようにすることが必要だ。
ロシア・ノルウェー間、ロシア・カナダ間、ロシア・アメリカ間、ロシア・デンマーク間の全てにおいて、そのようになされるべきだ。
そうすることによって共同の利益を見出すことが出来るのだ」
博士はこのように答えている。

(???)は聴き取れず
北極をめぐる闘いは平和的に(2)へ続く

9月17日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル