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1010 Radio

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ヤロスラヴ会議、現代国家の発展をテーマに

2010-09-01 | ラジオ
来月9月9日から10日にかけて、モスクワ北東のヤロスラヴリで開かれる国際政治フォーラムでは、現代国家、民主主義と有効性の基準を主なテーマに、世界中から集まった政財界の代表や社会活動家らが意見を交わす。

議題となるのは現代国家はどのような方向で発展を遂げるべきなのか、市民の人権と自由を保護しながら、躍動的に変化しつつある世界で、競争力を持つ責任あるプレーヤーで在り続けるには、どうすればいいのかという問題だ。
ヤロスラヴリの国際政治フォーラムは今年が2度目の開催となっている。昨年の会議が世界各国の政治家や知識人の間で高い関心を呼んだことから、今年は世界的な意義を持つものとなり、会期も2日間に延長されている。

会期中、二度にわたって開かれる全体会議では、ロシアのメドヴェージェフ大統領、イタリアのベルルスコーニ首相、韓国の李明博大統領が演説に立つことになっている。
またこれ以外に開かれる4回の個別会の開催時間も4時間を予定している。
さらに幅広い意見交換を行うためだ。これに付いて社会設計研究所の所長で、雑誌「エキスパート」の編集長は、次のように話している。
「個別会議では4つの問題に付いて検討される。先ず1つ目のテーマは技術革新の手段としての国家。これはロシアにとって極めて差し迫った問題であり、他の国々の経験が極めて重要となることから、今回のフォーラムがまさに実際的な意味で、ロシアにとって有益なものになるよう期待している。
2つ目のテーマは民主主義の基準、民主主義の多様性。民主的な統治形態に付いてだけでなく、生活、司法、教育における基準など、この問題により幅広くアプローチしていくことになる。
もちろんその後どういった話し合いを経て、どういった義務を負っていくのかに付いては各国それぞれが責任を持つことになる。
そして3つ目のテーマは新たな脅威と国際法の概念、4つ目がグローバル安全保障における地域の仕組みとなっている」
編集長は、このように話している。

会議が開催されるヤロスラヴリは今年、建都1000年を迎える。参加者の全てがフォーラム終了後、この記念行事に参加することになっている。

8月28日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル