1010 Radio

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与党連合が形成されたものの危機が続くウクライナ

2008-12-18 | ラジオ
ウクライナでは新与党の誕生が期待されている。
この与党の創設に付いてはすでに公示された。しかしすでに連合に参加
する用意があることを表明した複数の政党は、さらに今後連立に関する
合意に署名しなければならないことになっている。
国の発展、安定、秩序と名づけられる予定の連合には、ユリヤ・チモシェン
コ・ブロック、大統領を支持する人民同盟、我がウクライナ・リトビン・ブロッ
クという3つの政治勢力が入ることになっている。

現在この3つの政治勢力は支配構造における、活動プログラムの作成や
一連のポストの配分に不安を抱いている。
複数の情報通信社が伝えたところから判断すると、新たな連合の緊急課
題は、実際には国政のあらゆる分野を改革すること、そしてつい先日ユシ
チェンコ大統領も主張したように、特別議会選挙の実施を止めること、そし
て議会野党に関する法案が採択されることとなっている。

CIS諸国研究所所長は、しかし最近の様々な変化はウクライナが数ヶ月も
の間、経験している政治的(?)や、政府の空白が克服されたと言えるだけ
の基礎を与えるものではないと考えており、さらに次の様に続けている。
「現在の解決策は、まだ最終的なものではなく、長引く政治危機からの脱
出できたわけでもなく、単なる一段階であり、これからも続いていくものだ。
様々な状況で新勢力の出現によって、さらにこの危機は悪化していく。
そしてこれは最高議会で連合が、大部分の議席を占めることが出来ていな
いからではなく、ウクライナで経済危機が深刻化し続けているからだ」
CIS諸国研究所所長は、この様にコメントしている。

連合は議員の450議席中226議席、つまり半数プラス一人を占めなければ
ならない。
ユリヤ・チモシェンコ・ブロック、そして我がウクライナやリトビン連合は、こ
の226議席を獲得できていない。

ですから政府に残るだめには、他の政党からの支持を確保しなければなら
ない。
今後短期間の間には可能なことだが、長期的にはそれは疑問となってくる。
さらに我がウクライナは、まだ連合創設へ向けて団結していない。
我がウクライナの代表によるとウラジーミル・リトビン党首は、議会の大部分
の議席確保に関して早まった声明を出した。
彼の発言によると連合に関する合意はまだ無く、誰も我がウクライナからの
合意に署名してはいなかったし、まだ如何なる人も、それをする権限は無か
ったのだ。

この作られた状況でウクライナの政治化には、新たな連合の創設は上手くい
かないだろうと確信している人も居る。
つまり上院の解散に関する問題が再び、議題に挙がる可能性があるのだ。

(?)は聴き取れず

物語 ウクライナの歴史―ヨーロッパ最後の大国
(中公新書)


黒川 祐次
中央公論新社


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12月13日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル