まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都・東山休日プチ修行(7)お寺でおけいこ:月輪未生流「生け花」体験

2016年03月24日 | 京都市東山区

先日京のご縁結びさんぽ 京都・東山休日プチ修行に参加しました。2016年春の泉涌寺の「涅槃会」にあわせた、女性限定の1泊2日スペシャル体験プランです。紅葉で有名な東福寺や国宝を間近で見ることのできる智積院、そして皇室にゆかりの深い泉涌寺・・・ 京都の名寺が集まる東山エリアで、ゆったりとした空気の中で心を磨く、女性のための休日プチ修行です。

修行(1)は東福寺塔頭の勝林寺での座禅修行(2)瑞光窯での「ろくろ」体験修行(3)沖よしで「京料理を学びながらの夕食」で1日目が終了です。続いて2日目の早朝・・・修行(4)智積院での「早朝特別拝観」修行(5)御寺泉涌寺での「プレ涅槃会」特別拝観、修行(6)法音院での「写仏」体験です。

そして、いよいよ修行の総仕上げ・・・華道月輪未生流の「生け花」修行です。

月輪未生流(つきのわみしょうりゅう)は、泉涌寺で創流された流派で、泉涌寺歴代長老が家元を継承しています。本来、神仏を迎える拠所として床の間に松をいけたり、神仏に供するため色花を飾ったことが「いけばな」の発祥であるといわれますが、月輪未生流は歴代皇族への献華がそのルーツだそうです。毎年春秋に催される京都御所の一般公開でも京都を代表する流派として生け花が展示されています。【2015春の公開:前ぶろぐ】今年は4月6(水)~10日(日)までです。

いくつかの花のセッ トから、選んで生けてくださいって事でしたが、花を選ぶことすら難しく・・・結局参加者みんなでジャンケンで決めました。私が生けたのは、ほんのりピンクのバラゼンマイ(観賞用)などのセットです。普通だったら絶対にバラとゼンマイは一緒に飾らないような気がしますが、生け花となると、くるくるのゼンマイがいい味、出すんですよね~。(技量があれば・・・)

実は、私の母は「花嫁修業でちょっと華道をかじった事があります」っていう世代です。家で母が生けるのをよく見ていたものの、私はまったくの不作法です。もし、花嫁修業で生け花習ってたら、かなり晩婚だったんで、師範になれたぐらい長い修行ができたかも?わはは。今回習った月輪未生流の先生はすごく楽しくて素敵な方だったので、今からでも頑張って習ってみようか?

完成した生け花を、泉涌寺さんの客間の床脇(とこわき)に飾ると、それなりにサマになっています。(^m^)ちなみに、2枚目の写真・・・床の間に飾ってあるのは、私と同じ花のセットで行けたyucooさんの生け花です。同じ花なのに・・・こんなに違う(@@;)やっぱ、師範の夢は無理ですね、私・・・。

修行の最後に、このプチ修行のまとめのお話をしてくださった泉涌寺のお坊様から教えていただいた「虚往実帰」という言葉が心に残りました。「虚往」は何もわからず空っぽの頭で行くこと。「実帰」は充実して帰る、また、十分に満足して帰ることです。まさにこのプチ修行にふさわしいお言葉でした。いろんな修行をして、普段見れないもの見たり、貴重なお話を伺ったり、笑ったり、あせったり、がんばったり・・・とっても充実した2日間でした。

さらに、ツアータイトルの「ご縁結びさんぽ・・・」の通り、このプチ修行を通じて、たくさんの方々に出会ったこともうれしかったです。みなさんありがとうございました。このご縁が続きますように・・・。ろくろ体験で出来上がった陶器で、お茶会もいいかもしれないですね~。(^^)

以上1泊2日の「京のご縁結びさんぽ 京都・東山休日プチ修行」のご報告でした。京都には楽しい体験ツアーがいっぱいあります。本格的に習うのは大変だけど、体験ツアーなら気軽に参加できます。旅行客はもちろん地元の人も十分楽しめます。


華道 月輪未生流 http://www.kadou-tukinowa.com/

おすすめ京都体験オスキョー http://taiken.onozomi.com/



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