先週末「京のご縁結びさんぽ 京都・東山休日ぷち修行」に参加しました。2016年春の泉涌寺の「涅槃会」にあわせた、女性限定の1泊2日スペシャル体験プランです。紅葉で有名な東福寺や国宝を間近で見ることのできる智積院、そして皇室にゆかりの深い泉涌寺・・・ 京都の名寺が集まる東山エリアで、ゆったりとした空気の中で心を磨く、女性のための休日プチ修行です。
修行は、東福寺塔頭の勝林寺(しょうりんじ)での座禅体験からはじまります。
勝林寺は、東福寺の鬼門(北方)に位置し、東福寺の北門、もしくは東大路通東福寺バス停から東福寺へ道なりに歩くと案内板が出ています。途中には、以前ご紹介した退耕庵【前ぶろぐ】、盛光院【前ぶろぐ】があります。
勝林寺は、天文19年(1550)に、東福寺第二百五世の高岳令松和尚により創建されています。本堂は、近衛家の大玄関を移して建立されています。(近衛家は、五摂家の一つで摂政や関白を多く出している家系です。現在、京都御苑内に残る邸宅跡の周辺には30本ほどの桜の大木があり、桜の季節はたくさんの花見客で賑わいます。【前ぶろぐ】)御本尊は「毘沙門天立像」で、長く東福寺仏殿の天井内にひそかに安置されていたのが江戸時代に発見され勝林寺に祀られたのだそうです。通常非公開です。以前、83年ぶりの御開帳の時に詳しくご紹介しています。【前ぶろぐ】
まず最初に、ご住職からお寺の歴史などを伺った後、座禅を行います。足の組み方、呼吸の仕方、心構えなど、初めての人にも優しく教えてもらえるので初心者でも安心です。足が組めない人には椅子を、和服姿の女性は正座をして座禅を行います。警策(けいさく)は希望者のみです。なお、警策とは、座禅中パシーンと背中を打つ棒(所作)のことで、禅堂内では文殊菩薩の手であると考えられています。座禅修行が円滑に進むように文殊菩薩に励ましていただくということだそうです。*警策は、座禅中に住職が近くに来られたら、静かに合掌してお願いします。
座禅は、15分間の座禅を休憩をはさんで2回行います。足を組んで目を閉じて、ひたすら無心に・・・しかし、なかなか無心になれず、あれこれ考えてしまいます。それに、せっかくの座禅だから、やはり文殊菩薩さんの励まし・・・警策を受けたい!それは、いつ?いま?(^^;)などと考えてるうちに、1回目が終了(TmT)
休憩中「いろんな事が頭の中をよぎるのなら、車窓から景色を眺めるようにただ見送ればよい」とのご住職のアドバイスを頂き、2回目の座禅開始です。今度は、始まってすぐに警策をしていただき、そしてその後は、思い浮かぶことを見送り・・・気が付けば2回目が終了していたのでありました。少しは無心になれたかも(^^)V
座禅の後は、お抹茶を頂きました。お菓子は永楽屋さんの「琥珀柚子」でした。琥珀の中にゆずの皮が入って、琥珀のしゃりっとした食感とともに、甘酸っぱいさわやかな柚子の味を楽しめます。
ちなみに、勝林寺さんにはオリジナルのお茶「禅茶」があります。京都 椿堂茶舗とのコラボレーション商品です。ほうじ茶を頂きましたが薫り高くておいしいお茶でした。なお、椿堂さんは藤森神社のそばにあり、以前カフェをご紹介しています。【前ぶろぐ】ここの京都産茶葉を使った紅茶もおすすめです。
勝林寺 http://shourin-ji.org/ 過去にもここの座禅を体験しています【前ぶろぐ】
おすすめ京都体験オスキョー http://taiken.onozomi.com/
この後は修行2つ目・・・ろくろ体験です。次のぶろぐにて。
私もご一緒出来て楽しかったですね。
たくさんの修行があっていろいろあわただしかったけど
振り返ってみればとっても充実してたかも・・・。
せっかくの体験、がんばってぶろぐアップしますね!