まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都南山城「海住山寺」へ行ってきました

2016年06月17日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

先日(14日)、京都の木津川へ出かけました。前ぶろぐで、紫陽花の名所の岩船寺前ぶろぐ】、九体阿弥陀如来像の浄瑠璃寺前ぶろぐ】をご紹介しました。続いて「海住山寺(かいじゅうせんじ)」をご紹介します。浄瑠璃寺からは車で15分ぐらいです。お寺までの車道は細い山道です。

この辺りは、奈良時代の始めに元明天皇が離宮を設けた場所で、恭仁京がおかれたところです。海住山寺は、恭仁京造営に先立つ6年前(735)に、聖武天皇が大廬舎那仏(奈良の大仏)造営工事の平安を祈るために建立した「藤尾山観音寺」が始まりのお寺です。その後1137年に焼失、鎌倉時代の1208年に貞慶上人が中興し「海住山寺」と名付けられました。寺号は、観音様の浄土、南海の洋上にある補陀洛山に因んでいます。

五重塔は日本で4番目に古く国宝に指定されています。法隆寺【前ぶろぐ】、室生寺【前ぶろぐ】、醍醐寺【前ぶろぐ】、海住山寺の順かな?いずれも国宝指定です。高さは17.7mで日本で2番目に低いです。なお、現存する中で日本一番高いのは東寺の五重塔【前ぶろぐ】、一番低いのは室生寺の五重塔です。

この五重塔は心柱が初層のみの、建築上珍しい構造です。また初層の下に裳階(もこし)と呼ばれる庇(ひさし)が付いています。この形は法隆寺の五重塔と同じです。内部の壁画は鮮やかで、毎年、秋に開扉されます。今年は10月29日(土)から12月6日(日)の予定です。

現在の宗派は、真言宗智山派(本山は智積院【前ぶろぐ】)に属しています。敷地は一万坪ととても広く、少し上がれば素晴らしい眺めを楽しめることから、ハイキングで訪ねる人も多いようです。

境内には面白いものがたくさんあります。願いを叶える「なすのこしかけ」一人で腰かければ良縁に恵まれ、二人で腰かければ深く縁を結べるそうです。(^m^)

他にも、「やる気地蔵」何くそ、何くそ、何くそと祈る・・・。「ぼけ止め地蔵」いろいろ努力・・・。

「もち上げ大師」頑張って持ち上げて願をかけます。かなり重い・・・。「苦ぬき観音・苦ぬき地蔵」そっと祈る・・・。

文殊堂の前に平成2年に植樹された福島県の三春の滝桜の子孫が植樹されています。滝桜の子孫は、あちこちにあり、以前、長岡天満宮の滝桜をご紹介しています。【前ぶろぐ

補陀洛山 海住山寺 http://www.kaijyusenji.jp/index.html

入山料:100円  本堂拝観:400円(入山料込) 拝観所要時間:30分~



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