今日は奈良へ行きました。先に長谷寺の様子をお伝えしました。続いて、室生寺です。
室生寺(むろうじ)は、真言宗室生寺派大本山の寺院で、山号は宀一山(べんいちさん)です。女人禁制だった高野山に対し、女性の参詣が許されていたことから「女人高野」の別名があります。なお、山号の「宀一」は「室生」の略だそうです。古くから神々の座す聖地と仰がれていたこの地に、奈良時代の末、山部親王(のちの桓武天皇)の病気平癒の祈願が興福寺の高僧によって行われ、見事に回復したことから、勅命により創建されました。
まずは、駐車場から、門前の商店街を歩き、朱塗りの太鼓橋を渡ります。周辺の紅葉が見事でした。(^^)
竜神信仰もある清らかな川面のもみじにも目を奪われつつ・・・いよいよ室生寺境内です。
仁王門へ続く道の紅葉も見事でした。日当たりが良いからでしょうか?
仁王門をくぐると・・・尺八を吹き続ける方が・・・いつも吹いておられるのでしょうか?気になります・・・今度お目にかかることがあれば、聞いてみよう(^^;)【追記】室生寺の檀家の方で、ボランティアでたまに演奏されているのだそうです。境内に尺八の音が響き渡り神秘的でした。
室生寺境内は、室生寺山の山麓から中腹にお堂や塔が散在するため、とにかく「登れ登れ・・・」です。自然石積みの幅広い急な石段は「鎧坂」と呼ばれており、両脇には石楠花が植えられています。境内でたくさんの石楠花が楽しめることから、石楠花の名所としても知られています。
鎧坂を上ったところに金堂(右上写真)があります。内陣には、一木造りの釈迦如来立像を中心に、国宝、重要文化財の像が並び、その前には運慶作と伝えられる十二神将が並べられています。現在、特別拝観で金堂内部でご本尊を間近に見ることができます。外から見るのと目線が違います。特に十二神将が素晴らしかったです。(400円、記念品付)
本金堂からさらに石段を登ると本堂(灌頂堂)があります。ここは真言密教の最も大切な法儀である灌頂を行う堂で、真言寺院の中心です。本堂の左側の石段の先には、五重塔が見えます。
五重塔の高さは16.1メートルで、屋外に立つ五重塔では最小のものだそうです。平安時代初頭の建立と言われ、室生寺山内最古の建築物です。この塔は頂上の相輪がちょっと珍しい形です。撮り忘れた・・・。平成10年の台風被害で大きな損傷を蒙りましたが平成12年に修復、落慶しました。
五重塔から奥ノ院へ目指します。ここからも急な石段が続きます。朱塗りの橋からは400段ほどあります。ちょっと大変~(><)
登り切った先には奥ノ院が・・・。弘法大師を祀る御影堂↑は大師堂とも言い、板葺き二段屋根の宝形造りで、各地にある大師堂の中でも最古級の堂です。
岩山の上には七重石塔があります。↑奥ノ院からの眺めは、見渡すというものではないですが・・・はるか下に、駐車場や川が見えます。紅葉は、周辺は見頃ですが、境内の紅葉は3分ほどです。
特別拝観の記念品です。ミニサイズのクリアファイルと散華です。↑
室生寺 http://www.murouji.or.jp/index.html
拝観料:大人600円 子供400円 拝観所要時間:90分(奥ノ院含め)
京都よりは少し早いですね。
今年は、場所によっても様々で、なんか、よめません・・・。