まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

関西花の寺「浄瑠璃寺」へ行ってきました。

2016年06月16日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

一昨日、木津川へ出かけました。前日ぶろぐで紫陽花の名所「岩船寺(がんせんじ)」を紹介しました。続いて「浄瑠璃寺(じょうるりじ)」です。岩船寺からは車で5分ほどで、現在は真言律宗のお寺です。浄瑠璃寺は、岩船寺の100年ほど後、1047年(平安時代)に創建されました。阿弥陀堂(本堂)には、九体の阿弥陀如来座像が安置されています。真ん中に安置されている中尊像は、丈六(4.85m)、他の八体は半丈六(2.4m)あり、阿弥陀堂内にずらーっと並んでいます。当時はこのように安置されたお寺がいくつもあったようですが、現在では浄瑠璃寺のみで、九体阿弥陀如来像、阿弥陀堂はともに国宝に指定されています。

関西花の寺25か所霊場の第16番札所で、馬酔木の名所として知られています。馬酔木は参道脇にあり、開花は2~4月です。参道を歩き山門をくぐると池を中央にして東に三重塔、西に阿弥陀堂があります。

阿弥陀堂前の石燈籠から正面を覗くと、三重塔が見えます。もともとは京都一条大宮にあったものが平安末に移されてきたもので国宝に指定されています。内部には浄瑠璃寺創建時にご本尊だった薬師如来像が安置され秘仏となっています。(毎月8日、彼岸の中日、お正月三ヶ日には開扉されています)

三重塔からは阿弥陀堂は(東西に相対しているため)正面に見えます。太陽の上る東方浄土の薬師仏は現実の苦悩を救い、太陽の沈む西方浄土の阿弥陀仏が楽土に迎えてくれるという浄土世界を表しています。薬師仏の浄土のことを浄瑠璃浄土といい、寺号もこれに由来しています。参拝は、まず三重塔の薬師仏をお参りして、振り返って池越しに本堂の阿弥陀仏にお参りするのが本来の礼拝の仕方だそうです。

境内には、何匹か猫がいて、本堂の軒先でのんびりお昼寝中でした。街の地域猫より、ほっそりしてました。山の暮らしはヘルシーなのかな?

本堂の鬼瓦はちょっとユーモラスです。受付近くには、なぜか?ドラえもん????

池の周辺には、あじさいが少しだけ咲いていました。

他にも、菖蒲、アザミ・・・。いろんな花が楽しめます。

【おまけ】毎日放送「ちちんぷいぷい」の"昔の人は偉かった"の撮影に出会いました。河田アナウンサー、くっすんが、関西の古刹などを歩いて巡る内容の番組です。本当にちゃんとで歩いてらっしゃるから?けっこうお疲れな様子でした。(^m^)河田アナ、テレビで見るよりさらに筋肉質な感じで素敵でした。放送は23日(木)午後5時からのようです。

浄瑠璃寺 http://0774.or.jp/temple/jyoruriji.html

拝観料:境内参拝自由 本堂内部拝観:お一人300円 拝観所要時間:30分~ マイカー利用の場合は、周辺に民営の駐車場(普通車:1台300円)があります。

この後、海住山寺へ行きました。次のぶろぐにて。



2 コメント

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浄瑠璃寺  (もののはじめのiina)
2019-08-10 09:12:56
いまは、ドラえもんもいるのでしたか( ^ω^)・・・

浄瑠璃寺の浄土式庭園が貴重でした。^^

春秋の彼岸の日には、東の薬師瑠璃光如来を顕す三重塔の真上から陽が昇り、九体の阿弥陀如来の中央の真上に陽が沈むように境内全体が極楽浄土を構成しているのだそうです。

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もののはじめのiinaさんへ (まじくんママ)
2019-08-12 23:27:22
コメントありがとうございます。
ドラえもん、どうでしょう?
おそらくお寺の方の住居そばにあったので
今もあるような気がします。

現在、京都はなんだかあわただしくて
お出かけする気持ちにならず
ぶろぐも放置しておりましたが
久しぶりのコメントで
改めて自分のぶろぐを見て
少し癒されました。
(自分のぶろぐなのに・・・(^^;))
ありがとうございました!
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