まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都花景色(2016/6/15)花の寺「岩船寺」の紫陽花が見頃

2016年06月15日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

昨日、木津川市にある岩船寺(がんせんじ)へ出かけました。京都市内(南インターあたり)からは、コースにもよりますが、車で1時間前後かかります。(京奈和自動車道利用がおすすめ)岩船寺は、天平元年(729)、聖武天皇の勅願で行基(ぎょうき)が建立した古いお寺です。*ちなみに行基は日本で初めて大僧正の位を得た人物で東大寺の建立の責任者といわれています。

現在は、奈良にある真言律宗総本山西大寺の末寺で、ご本尊は、像高約3メートルのケヤキの一本づくりの阿弥陀如来坐像で、平安時代、行基作と伝わっています。普段は訪ねる人が少なめのお寺も、紫陽花の季節は、主に写真撮影目的でたくさんの人で賑わいます。ここは、撮影の際の三脚使用もOKです。撮影もいいですが、仏像がとても立派なので、ぜひ本堂に上がって間近でご参拝ください。

人気の撮影ポイントは、紫陽花越しの三重塔です。三重塔の創建は承和年間(834~847)とされますが、現在の塔は、室町時代に再建されたもので、重要文化財に指定されています。

三重塔を間近で見ると、かわいい木彫りの天邪鬼(あまのじゃく)が、塔の四隅の垂木を支えています。本堂にも展示されています。

 

全部は確認できませんでしたが、おそらく3重×4隅・・・12体の天邪鬼がいるはずです。みんな少しづつ顔が違います。こちらも、塔とともに重要文化財に指定されています。

岩船寺は最盛期には、東西十六町、南北十六町の広大な境内に39の坊舎があった大きなお寺でしたが、度重なる兵火で荒廃し、江戸時代には、10余りとなりました。現在は、本堂、三重塔のほかに、聖天を祀る社などがあります。聖天の先10分ほど山道を登ったところに・・・

貝吹岩という大きな岩があります。往事、たくさんの坊舎があった頃、一山の僧を集めるために法螺貝を吹き鳴らした岩だそうです。ここからは、南山城地区が見渡せます。

紫陽花にはカタツムリが似合う~。

カシワバアジサイ、ガクアジサイ・・・

なお、岩船寺は、関西花の寺25か所霊場の第15番札所で、境内では紫陽花のほかにもたくさんの花が楽しめます。白い沙羅の花も見頃でした。沙羅双樹は、別名、夏椿、京都市内では妙心寺塔頭の東林院が名所として知られています。ちょうど本日から沙羅の花を愛でる会が行われています。前ぶろぐ

池の睡蓮も咲き始めていました。

黄色い未央栁(びょうやなぎ)や紫色のみやこわすれも見頃です。

 

岩船寺 http://0774.or.jp/temple/gansenji.html

拝観料:大人400円 中高生300円 小学生200円 拝観所要時間:30分~  マイカー利用の場合は、周辺に民営の駐車場(普通車:1台300円)があります。

以前、南山城の古寺巡礼展の際にもご紹介しています。【前ぶろぐ

この後は、浄瑠璃寺へ行きました。次のぶろぐにて。

 



コメントを投稿