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まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都:伏見「長建寺」

2008年06月16日 | 京都市伏見区

先日、藤森神社【前ブログ】へ紫陽花を見に出かけた後、伏見で昼食【前ブログ】をとりました。その帰り道、長建寺へ寄りました。桜の名所として知られています。

辨財天長建寺 (べんざいてんちょうけんじ)は、真言宗醍醐派のお寺で「島の弁天さん」と親しまれています。元禄12年(1699)、伏見奉行の建部内匠頭政宇(たけべたくみのかみまさのき)が中書島開発の際に、深草大亀谷の即成就院から塔頭多聞院を分離して創建したのがはじまりです。御本尊は平安中期の弁財天で、京都で弁財天を本尊とするお寺はここしかありません。

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閼伽水(あかすい)といわれる伏見の地下水と同じ水脈の名水が湧き出ています。こちらも前述の伏水と同じく、やわらかくてまるい味がしました。(どんな味だ?)

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お寺の前は江戸時代は参勤交代の御座船、三十石船、伏見船の発着点で、たいへんにぎやかなところでした。それ故、水の神様「弁財天」が淀川を行き来する廻船の信仰をあつめていたのです。また境内には、大きながあり三十石船に時を知らせていましたが、太平洋戦争の際に、軍に供出され大砲の一部となりました。今は、その歴史を知らせるべく、建物のみを「みくじ舎」として保存されています。

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この「みくじ舎」のおみくじは、おみくじ発祥の地比叡山延暦寺の流れをくみ、昔ながらのここだけにしかないおみくじとなっています。ためしにひいてみたら「吉」でした。由来、おみくじの中身が気になる方は、クリック拡大してご覧ください。

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ところで、このお寺、あちこちに気になる看板が・・・。ランチのホワイトナイルで【前ブログ】、ふわーっと気持ちよく、まずは紫陽花の写真を・・・そして、ゆっくり腰をおろして・・・なんて考えていた私の心の中がお見通しのようでした。

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いちばん右の看板・・・ジュディ・オング倩玉さんって、あの「魅せられて」の歌手の版画家としてのお名前だそうです。(@@)