今日は、三千院へ出かけました。秋季彼岸会が催されています。また、午後からは、私のふるさと富山県八尾町(やつおまち)の風の盆【前ブログ】の「越中おわら」が奉納されます。八尾町の聞名寺(もんみょうじ)・霧野雅麿住職と、三千院の小堀光詮門主が交流を深めたのが仏縁となって、平成8年から「聞名寺風の盆講中」により奉納されているものだそうです。当初は七夕の頃だったのが、今では秋のお彼岸に行われています。
午後2時頃から開始の予定が、時折降る小雨のためのテント張りで少し遅れたものの、何事もなく無事に始まりました。踊りの奉納は、金色不動堂と観音堂で行われます。本場で見るしっとりとした踊りの雰囲気はないものの、境内には哀愁ある胡弓の音色と歌声が響いています。
踊られていた方に「今日は八尾から?」と訪ねると、「いえいえ、八尾町のほかにも富山県内、国内から好きな人が集まっています。おばあちゃんばかりでびっくりしたでしょ。みんな、おわらが大好きで、風の盆のときは聞名寺で踊ってます。」との事でした。
その後、少し休憩を挟んで、楽器や踊りの説明があり、周りの人も参加して、和(輪)踊りが始まりました。最初は遠巻きに見ていた人々も、やがて輪に入りはじめ、私とまじくんも少しだけ参加しました。
まじくんは、実家に帰るたびにケーブルテレビで流れるおわら節を聞いていますが、踊るのは初めてです。最初は、私がまじくんの手をもって踊っていましたが、2周目あたりからは、一人で踊りはじめました。私は、なんと15年以上ぶりに踊りました。おわらの魅力は、見て聞いているだけでは、わかりません。一見むずかしそうな踊りですが、思い切って参加してみると、また違うなんともいえない不思議な魅力があります。機会があればぜひチャレンジしてみてください。
和踊りの後は、山門まで踊りが続き、そして、遅くまで「流し踊り」も踊られるそうです。(私たちは大雨が振り出す前の4時頃に帰ったのですが、その後はどうなったかな???)
聞名寺の風の盆講中の皆さんはもちろん、会場で見ていた皆さんが、「おわら節」を楽しんでおられた様子がとても印象的でした。大好きなふるさとの踊りを、京都の地でも見ることが出来て、なんだか不思議でしたが、とてもうれしかったです。ありがとうございました!
この後は、三千院の様子をご紹介します。(以前、桜の季節に訪ねた様子はコチラ)
三千院公式サイト http://www.sanzenin.or.jp/
越中八尾観光協会 http://www.yatsuo.net/kankou/