今日はトミーズツアー「紅葉列車で行く鞍馬寺と詩仙堂」のお客様を案内させていただきました。富山を出発してお昼頃には京都へ入ります。私は山科から乗車させていただきました。
まずは詩仙堂の奥（横）の「八大神社（はちだいじんじゃ）」へ参拝です。八大神社は永仁2年（1294）創建の京都一乗寺の氏神さまです。 八大神社は、祇園社（現八坂神社）と同格で、皇居守護神十二社中の一社として、東北隅の表鬼門に位置したことから北の祇園社として厚く信仰されています。
本殿西には、宮本武蔵が吉岡一門と決闘した当時の「下り松（さがりまつ）」の古木が保存されていて、宮本武蔵像も建立されています。現在の決闘の地には4代目の松が育っています。（右下写真：大型バス駐車場のそばです）
八大神社 http://www.hatidai-jinja.com/index.html
参拝自由 拝観所要時間：20分～
その後「詩仙堂（しせんどう）」へ。詩仙堂は徳川家の家臣であった石川丈山が隠居のため造営した山荘です。名前の由来は中国の詩家36人の肖像を掲げた詩仙の間によります。庭園造りの名手でもある丈山自身により設計された庭は、春にはサツキ、秋には紅葉が美しいです。
書院に腰を下ろして、ゆっくり眺めを楽しめます。時折、ししおどしの音か・・・「カーン」と、響きます。（人が少なく静かならば・・・）
紅葉は見頃でした。今週いっぱいがピークかな？そろそろ落ち葉が・・・。
詩仙堂 丈山寺 http://www.kyoto-shisendo.com/
拝観料：500円 所要時間：30分～ 駐車場有 ピーク時は、公共交通機関ご利用をお勧めします。
この後、叡山電鉄で鞍馬へ。途中には紅葉のトンネルが広がっています。特に市原駅から二ノ瀬駅の間では、紅葉の美しさに溜息が・・・。
鞍馬駅では、大きな天狗が出迎えてくれました。（＾＾）駅↓から歩いてすぐ、鞍馬寺山門があります。
鞍馬寺三門は、紅葉がとてもきれいでした。鞍馬寺は、もともと天台宗でしたが、1949年以降独立して鞍馬弘教総本山となっています。山号は鞍馬山、開基は、鑑真(がんじん)の高弟鑑禎(がんてい)とされています。門の前には、阿吽の狛寅さん・・・鞍馬寺のご本尊のひとつ毘沙門天が寅の月、寅の日、寅の刻に鞍馬山に現われたことによるそうです。
門口で（愛山費：200円・高校生以上）を納め、行きは「ケーブルカー」に乗りました。（片道：ご志納100円）日本で唯一、宗教法人が運営するケーブルカーで、到着までは、200メートル2分です。出発点が見えます。（この日は30分程待ちました）
左下写真：ケーブルの到着駅にある多宝塔です。右下写真：ケーブルから下りた後は、ひたすら参道を登ります。整備された道なのでわりと歩きやすいです。（約10分）
参道の紅葉はちょうど見頃でした。色とりどりでとてもきれいです。
本堂からの眺めもバッチリ。本殿金堂前の六芒星の中心に立つことで、自然のエネルギーを受け取る事が出来るとされておりパワースポットとして人気です。また、鞍馬は牛若丸(源義経)が修行をした地としても知られています。奥ノ院、貴船へ続く参道には牛若丸ゆかりのものがたくさんあります。鞍馬寺から奥ノ院、貴船神社までの通り抜けは、以前ご紹介しています。【前ぶろぐ】
鞍馬寺 http://www.kuramadera.or.jp/index.html 愛山費：200円 拝観所要時間：60分～
本堂から徒歩で参道を下りる途中には、「由岐（ゆき）神社」があります。鞍馬の火祭はこの神社の例祭です。樹齢800年を超える大杉さんが参道にそびえています。
天狗みくじもあります。1個400円。鈴のついたキーホルダーです。ケーブルを使わずに本堂までの参道を歩く（登る）と、行きは30分、帰りは15分です。道は砂利道もありますが、ゆっくり下りれば大丈夫です。
鞍馬寺参拝の後は、門前でショッピングです。門前の名物は木の芽煮です。昆布を山椒の実と葉、醤油で佃煮にしたもんを細かく刻んだ京都鞍馬の伝統的な保存食です。
【おまけ１】本日のバスと、お客様と、お弁当です。（＾＾）オリジナル弁当も秋バージョン、きのこの炊き込みごはんがおいしかったです。
トミーズツアーの皆様、本日はご参加ありがとうございました。今日のコースは電車移動もあり大変でしたが、皆様のご協力のもとスムーズに観光することができました。紅葉はちょうど見頃でしたね。たくさん歩きましたがお疲れではないでしょうか？また京都でお待ちしています。（＾＾）
＊紅葉する前、10月31日の様子は・・・鞍馬寺【前ぶろぐ】詩仙堂【前ぶろぐ】にて。
【おまけ２】↑お客様と鞍馬でお別れした後、お約束通り展望列車「きらら号」で帰りました。乗る前からすごい行列、立ち席でしたが、紅葉を楽しむ事ができました。