ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

iPad用ブルートゥースキーボード付きケース

2010年12月28日 | モバイル・ウエアラブル
ebayで注文していたipad用ブルートゥースキーボード付きケースが届いたので、試しにそれで入力している。

実はタイのMBKで値引き交渉後実売2000バーツ(6000円弱)で売っていて、買おうかどうかかなり迷ってやめたのだが、ebayで香港の業者(TOMTOP)で送料をいれてもそれより安く購入(送料込みで4166円)できることがわかったので帰国後に注文した。香港からの発送なので、すぐ届いた。
国内の小売店で販売されている12800円のものと同じかどうかはわからない。
写真から判断するに、ケースはちょっと安っぽいが、キーボードは同じものの様に見える。

日本語入力が出来るか不安だったが、全く問題なし。Mac同様、日英はコマンド+スペースキーで切り替わり、普通にローマ字入力が可能。ブルートゥース接続設定も超簡単。英語の説明書しかついてないが、まあ困らないでしょう。

ただし英語キーボードなのでEnterキーがちいさく、enterをするたびに必ず”」”を一緒に押してしまう。まだブラインドタッチはできないが、それでも標準のソフトキーボードよりは断然良い。また、矢印キーがあるので、画面をタッチしてカーソルを動かすイライラからは解放される。
また、コピペもキーボードショートカットで機能する。

難点は、ケースとして見た時の使い勝手かな。タブレットとして使う時に全然持ちやすくない。
後は重さ。ipadと併せて1.2キロを超える。これなら軽量ノートの方がいいかもね。





交通事故死者数の減少

2010年12月28日 | 雑記
今年の交通事故死者は25日現在4775人。
5000人を切った昨年レベルとなりそうだ。

警視庁交通局が交通死亡事故についての統計資料を毎年まとめてる。
平成21年度版はここで入手できる。

このレポートは近年死者が減少している理由は以下であるとしている。
1.シートベルト着用率の向上、2.(事故発生直前の)車両速度の低下 3.無謀運転の減少、4.歩行者の法令遵守

しかし、シートベルト装着率はもうかなり昔から高かったのではないか?
事実、平成11年で81.8%から平成21年で93.3%に伸びているけど、増加率は1割強であり、それほど大きく事故死者減に寄与したとは思えない。
これは着用推進運動の手柄を強調したい警察の思惑だろう。

むしろ、若者の車離れが最大の要因ではないか。
実際、平成元年には3000人以上の若者(16歳~24歳)が交通事故で亡くなっているが、平成21年にはわずか519人だ。
平成になってから全ての年齢層で死亡事故は減少しているが、16歳~24歳の減少は圧倒的であり、この20年間で減少した死亡者5000人の半分は若者なのだ。

そして、これがまさに車両速度の低下と無謀運転の減少に関係しているのだろう。

そして我が国のITSだが。

今や、交通事故死者の約半数は歩行者、自転車で、その大半は高齢者だ。
自動車乗車中の事故死、いわゆる「走る棺桶型」の事故死者は平成21年度で1600人にすぎず、これは一貫して減少している。

さらに、1600人のうち、高速道路で亡くなった方はわずか180人。1割にすぎない。交通事故死全体でいえば3%程度。
そのうち追突などの車対車の事故はその半分以下、60人程度。
我が国の交通事故死者の1%程度だ。

一方でITSスポットは、高速道路の前方にある落下物や渋滞を後続車両に情報提供することで交通安全への寄与を謳っている。
しかし、それで防止できる交通事故死は極めて限定される。

2010年度、国交省は250億円をかけ、主要高速道路にITSスポット1600基を設置した。さらに、今後拡大していくと言っている。

ITSスポットは対応車載器が普及しないから宝の持ちぐされになる、と言ってきたが、100歩譲って仮に普及したとしたって、この程度の効果しかない。

本当にこれが正しいのか?

徳大寺有恒氏「女にモテる車を作れば若者の車離れは止まる」

2010年12月28日 | 雑記
「間違いだらけの車選び」でおなじみの自動車評論家、徳大寺有恒氏が週刊ポストで「女にモテる車を作れば若者の車離れは止まる」と語ったことに対して、「間違いだらけだ」「発想が昭和だ」と若者からの反論にあっている。

「女にモテる車を作れば若者の車離れは止まる」こと自体は正しい。「女にモテるXXX」があるなら、それがなんであれ絶対に売れる。
問題は、「車ではそんなものは作れない」ということだと思う。

モータリゼーション勃興期に若者だった徳大寺氏には、「車所有の有無と女にモテることは関係がない」という現実が直感的に理解できないだろう。