ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

民主党「ITS議連」がITSスポットを視察

2010年12月20日 | ITS
国交省は12月6日、民主党「ITS議連」の国会議員にITSスポットの体験試乗を実施したらしい。

ITSスポットはVICSビーコンの次世代である、という説明を行ったようだが、民主党の議員さんたちはこの仕組みに税金を投入する価値を感じたのだろうか?

とりあえず、「ナビもETCも新しい物にしなければならない事はわかりました。普及には時間がかかりそうですね」という感想があったようだが、具体的な内容は報道されていないのでわからない。

「普及に時間がかかる」ではなく、「ほとんど普及は期待できない」が正しいだろう。

これが安全に寄与するというのなら、なぜその普及に時間がかかる特別なナビを付けた車だけに個別に情報を発信するのか?
その情報を誰でも見れるような方法(路側表示など)で配信するのが正しいのではないか?というような、基本的な質問はでなかったのだろうか?

こんなものに税金を投入する価値があるのかどうかをきっちり見極めるのが、国民に選ばれた国会議員の役割だろう。