ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

携帯マルチメディア放送は、やめるにやめられない負け戦?

2011年09月30日 | モバイル・ウエアラブル
mmbiの携帯マルチメディア放送「モバキャス」を室内で受信するためには、フェンシングの剣のようなアンテナが必要だと言う。
だからこのビジネスは無理なんじゃない、というような記事が見受けられるが、問題の本質はそんなところにはない。そもそもビジネスとして成立しそうにない。
(まあ、フェンシングアンテナじゃ、さらに厳しいことは事実だけど。)

実は、どうやらこのビジネスに勝算なんてない、ということは関係者はみんなわかっているふしがある。

まず、出発点は総務省が進めてきたTV電波のデジタル化。
アナログTVは貴重な電波資源を非効率に使っているので、強制的にデジタル化し周波数を空けることがまず第一前提としてあった。

周波数空き地を有効利用しないことには、多くの批判を呼んだアナログ停波の説明がつかない。
その中で、携帯マルチメディア放送は有効利用の目玉の一つであり、そこには「国の方針」という大義名分がある。
さらに、クアルコム+KDDIのMediaFLOと空き地の争奪戦を戦って勝ち取ったという経緯もあり、mmbiにとってはこの事業を辞めるわけにはいかない「空気」が十分に醸成されている。

伝聞だが、「この話は降りたい」というドコモに対して、「携帯で儲かっているんだから」と総務省から言われたという。

有料の携帯端末向け放送というビジネスに関しては、すでに「モバHO」が事業撤退し、アメリカのMediaFLOも今年春に事業撤退している。
携帯端末向けの有料エンターテイメントコンテンツビジネスは、そんなに甘いものではない。
「モバキャス」についてもすでに悲観的な観測が流れており、それが放送(ソフト)事業者募集にmmbi以外だれも応募をしなかったという結果につながっている。
魅力あるコンテンツが提供されなければ、成功はもちろんありえない。

すべての状況は、この事業は成立しないことを示しているが、「空気」がそれを許さない。
しかも、NTTドコモのほかに各放送局、伊藤忠、スカパー、電通などの多くの会社が出資をしており、NTTドコモとしても、無理そうだから辞めましょうとは言い辛い状況になっていんだろう。

やっている人達は可哀想だね。

F1ビジネスの行く末

2011年09月30日 | 雑記
来る10月9日にF1日本グランプリが開催されるが、あまり話題にはなっていない。
以前はプラチナチケットと言われた観覧券も、まだまだ余裕で買える。
5万円~を払って観覧席でレースを見る人は、もうコアなファンだけだろう。

トヨタがF1から撤退したことを受けて、昨年のグランプリから富士スピードウェイ(トヨタグループ)から鈴鹿に戻り、また長年の冠スポンサーだったフジテレビがスポンサーを降りた今年の大会は、どうやら大会スポンサーは存在せず、ホンダの子会社である鈴鹿サーキット(モビリティランド)が主催するようだ。

ホンダ自身、F1からは撤退している。トヨタが富士スピードウェイから撤退した理由は2年連続で赤字、今後も黒字化の目処がないということらしいが、それを鈴鹿でやって黒字化するとも思えない。
実際にモビリティランドは赤字決算だった。

おそらくはオーガナイザーとの契約か何かでやめられないのだろうが、連結子会社の赤字はホンダの赤字であり、自社車両が出場しない大会で損金を出す義理は全くないから、来年以降どうなるか非常に微妙だと思う。

さらに、その2週間後には第2回韓国F1グランプリがある。
昨年第一回を開催し、トンデモない赤字を計上して訴訟沙汰などの悲惨な状況に陥っている。
チケットは売れず、スポンサーは集まらず、海外からの観光客はレース関係者を含めてわずか5000人だったという。

今回も間違いなく赤字を積み上げることになるのだが、同じくやめられないのだろう。

先進国は一時のモータースポーツの熱狂が完全に冷めてしまっている。
ユーザーが車という「消費財」に求めるものはエモーションではなく、エコ、燃費、環境だ。
今、自動車レースに目を輝かせるのは、F1発祥の欧州の国々の根強いファンとと発展途上国の若者だけだろう。
事実、今F1は誰も儲からないビジネスになっている。先進国を対象にビジネスをする企業にとって、もはやスポンサーになるメリットはなく、またカーメーカーやその他部品メーカーにとっても高額な費用がかかる割には売上に繋がらない。大会冠スポンサーになるメリットもない。
スポンサーが付かない各チームの台所事情もかなり厳しいと聞く。

F1ビジネスも、そろそろ終わりに近づいているのではないか。

安愚楽牧場の不思議

2011年09月24日 | インチキ・疑似科学
なんか、一昨日のエントリーを新幹線の中でiPhoneからやったら、なぜか3つも同じファイルが上がってしまっていたので、今消しました。
多分自分の操作が悪いんだろうね。

さて、もうちょっと前の話だが和牛飼育商法の安愚楽共済牧場が破綻した。

そもそも個人に出資を勧誘するビジネスは100%詐欺だろう。
高いアクイジションコストをかけて個人出資を募り、さらにその出資者に銀行金利より高い配当を払うなんてことは銀行から融資を受けることが出来る企業なら絶対にしない。

逆に食肉牛の畜産はあまり利益率のいいビジネスではなく、食肉相場によっては仕入れ、飼育コストを賄うことができない純赤になることもあるという。
そういうあまり儲からないビジネスで、個人から割高な資金を調達しなければいけない意味は「そもそも詐欺」か、「儲かる見込みがないので銀行から出資を受けることができない」かのどちらかだ。どっちも手を出してはいけない。

私がわからないのは、この安愚楽牧場が最盛期には15万頭もの牛を実際に飼育していたということだ。
アクイジションコスト+年率6%配当+プレゼントという高い資金でペイするわけがないのに。

詐欺であることを完璧にカバーするために本当に牧場を経営していたってことなのだろうか?
それにしては本格的であるところが、どうしても不思議。

huluの評価

2011年09月22日 | 雑記
アメリカから上陸し、サービスを始めた動画サービスのhulu。
無料期間が有るので試しにみているが、有料で継続するかは微妙。

コンテンツはいいと思う。アメリカの有名TVドラマをほとんど見ていないので、
私には価値があるし、映画もそこそこ揃っている。

携帯有料動画サービスはうまくいかないだろうと、繰り返しいってきたが、これはPCでも観る事が出来る。
通勤中にみて、その後家ではPCで続きを観るという連携が可能。

しかし、問題はiPhoneで観る時の3G通信速度。通勤時間の車内では、全く観る事が出来ない。
これはソフトバンクの問題だけどね。AUはiPhoneを扱うらしいので、これ以上の悪化は避けられるかも。

一方家のVAIOだとカクカクして実用に足りない。PCスペックの問題だけど、
他の動画ストリーミングはまともに観る事が出来るので、残念。

結局自宅のwifi使ってiPhoneで観るという間抜けな事になっている。
多分継続契約はしないな。

ITSスポットサービス展示会

2011年09月19日 | ITS
国土交通省と高速道路各社は、本年8月に整備が完了したITSスポットの普及活動として、ITSスポットサービス展示会を東京汐留シオサイトで行う。
会期は10月2日(日)から7日(金)まで。

会場、会期、開催時間どれをとっても本気で利用者への広報活動として効果があるものになるとは思えない。
まあ、とりあえずやっときましょうってことですかね。

全然見に行く気は起きないなぁ。

応募わずか1社 携帯マルチメディア放送

2011年09月17日 | モバイル・ウエアラブル
散々ビジネスとして成立しないだろうと書いてきた、携帯マルチメディア放送「モバキャス」。
従来の放送局とは違って、放送(ハード)事業者とコンテンツ(ソフト)事業者を分け、コンテンツ提供事業に対するハードルを低くするという考え方を採用した。
放送事業に関しては昨年、NTTドコモ系のmmbiがKDDI系のメディアフロージャパンと争って総務省から免許交付を勝ち取った。

一方のソフト事業者(放送局)については、総務省が8月3日から9月2日の1カ月間、10~15の参入枠を設けて募集したところ、結局手を上げたのはハードを運営するmmbiだけだったらしい。
要は、やはりこれは事業として成立しないね、と誰もが考えているということだろう。

NTTドコモは事業中止を決断したほうが賢いと思うけどね。

日本の電子ブックについて

2011年09月15日 | モバイル・ウエアラブル
シャープのガラパゴス生産終了をきっかけに、日本の電子ブック市場についてちょっと考えてみた。

アメリカではキンドルが爆発的に普及した。アマゾンは販売台数を公表していないが、2010年までに1000万台が出荷されたと推計されている。
アメリカ人には、「新しくて合理的なものはあっという間に受け入れる」と言う特性があるが、それ以上に価格設定で魅力的になっている。
通常30ドル程度する新刊書が9.99ドル、かつユーザーにダウンロードの通信料負担は発生しない。

ガラパゴスの場合、たとえば「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」は単行本が1680円。TUTAYAガラパゴスで840円。 アマゾンの中古で533円からあり、電子ブックにアメリカほどの値ごろ感はない。まあ、それ以前にたいていのベストセラーは電子化されていない。

ガラパゴスはシャープが提唱した「XMDF」という電子ブックフォーマットを採用している。これは日本語独自の縦書き、ルビ、段組に対応するための独自フォーマットだとされているのだが、その後日本の大手出版、印刷関連業界はこの規格に乗ることに決めた。しかし、世界の流れはHTMLベースのePubだ。
XMDFは専用端末でしか読めない。
出版、印刷関係者は、日本独自の活字文化を守るためにXMDFをサポートするというが、これこそ今まで幾度も犯してきた間違いなのではないか。ePubだって進化する、というか、私もPDFやePubフォーマットの日本語コンテンツを幾つか読んでいるが、まったく不都合はない。
要は出版、印刷業界の黒船対策であり、しかしそれは失敗が運命付けられている悪あがきにしかならないだろう。

ガラパゴスと言う商品名はたいしたものだが、実際にXMDFフォーマットは典型的な悪しきガラパゴスだったようだ。


シャープ ガラパゴス 生産終了のお知らせ

2011年09月15日 | モバイル・ウエアラブル
シャープの電子書籍リーダー「ガラパゴス」が生産終了。1年持たなかった。むしろ、傷を深くする前に撤退することは正しい判断だろう。

この商品が発表された時、そのネーミングには感服した。
自虐的と批判する人もいたが、むしろ日本の技術で日本のユーザーに最も受け入れられる商品で勝負するのだ、という意思が読み取れる素晴らしい商品名だと思った。でも、売れるという気はしなかった。
肝心の商品とサービスがそこまでのものじゃなかった、ということだろう。

実際に、発表時の謳い文句は「日本独自の縦書きサポート、ルビサポート」「新聞・雑誌の定期購読」などだったが、これらがiPadやアンドロイドのタブレットに対して圧倒的に有利なUSPだとは思えない。
とくにルビなんて、いまさら誰が必要とするのだろう。大昔の文庫本なら、旧字体が読めないこともあるけどね。

タブレットPCと電子リーダーはPCとワープロ専用機の関係に似ている。
まだiPadやタブレットPCは電子リーダーとしては不十分だ。その重量から、通勤中につり革に捕まって読みたいとは思わない。電子リーダー専用機はその点では優れている。
しかし、だからといって電子リーダー専用機が欲しいかというと、そうも思わない。
個人的には、通勤中に電子書籍を読む場合はiPhoneで良い。読みやすくは無いけど、大げさなリーダーを使おうとは思わない。

いずれにしても、ワープロ専用機がなくなったように近い将来電子ブックリーダーもなくなることは間違いない事実だと思う。あのタイミングで後発の電子ブックリーダーを出しても苦戦することは目に見えていた。

最後のあがきで、ガラパゴスは8月にアンドロイドOS2.3へのバージョンアップを実施したが、結局アンドロイドのタブレットとしては台湾、韓国勢に価格で勝てるわけもない。

ガラパゴスって名前がいけなかったわけではない。シャープのえらい人はそこを間違えないほうがいいと思うな。

NTT東のフレッツ光 新CMは年寄り騙しの確信犯だろう

2011年09月11日 | インチキ・疑似科学
今年初めのエントリーで、NTT東日本が光回線用に提供する光iフレームについて、年寄り騙しみたいなことはやめろ、と書いたが、新しいNTT東の新垣結衣を使ったCM「未来望遠鏡 買い物支援編」でまさにそうしたことを言っているので、呆れた。

買い物に出かけるのに不自由する老世帯にとって、日用品の通信販売は間違いなく福音だ。
でも、7インチだかの専用ダブレットで日用品の通販をするレベルの利用しかしない老人世帯になぜ光回線のインターネット接続が必要なのか? 年金で暮らす世帯が、最大100MBの通信速度を何につかうのか?
光はライトなどのプランが設定されたとはいえ、今だにADSLに比べれば高い。

NTTの光に関しては、私自身も以下のような欺瞞一歩手前のようなセールストークを経験してる
曰く「ADSLでは動画は見れない」「ADSLは近いうちに廃止される」
そして、おそらく今度は老人世帯に対して
「テレビCMみたいに家で買い物ができるんですよ、でも光回線を敷かないとダメなんです」
というトークが使われるんだろう。

NTTが本気で全面的にメタルから光に回線網を変えたいなら、同じ値段で提供し強制的に切り替えるのが正しいやり方だろう。

これはETCでも同じことが言えた。本当にETC(DSRC車載器)をITSで活用したいなら、強制力をもって純粋なコストベースか無償で装着を義務つけるべきだった。
高速道路をつかわない農家の軽トラックがETCをつけるわけがない。

昭和16年夏の敗戦

2011年09月06日 | 雑記
猪瀬直樹の昭和16年夏の敗戦を読んだ。
昭和16年夏、官製シンクタンク「総力戦研究所」の若きエリートは、日米開戦必敗のシミュレーション結論を内閣に報告する。一方で、報告を受ける側の東條英機も、昭和天皇の意を受け実は開戦回避を模索していた。
多くの人々が懐疑的であった日米開戦に、しかし日本は突入する。
開戦を主張する軍部、一旦は開戦を天皇に上奏済みという事情、米による石油禁輸処置、ハル・ノート、そして米英への屈服よりも戦うべし、という世論が「開戦への場の流れ」を作ってしまった。

これに似た状況は、現在の企業活動の中でもしばしば見ることが出来る。

例えば、3Dテレビは映画アバターのヒットに端を発したアメリカ市場における期待感が実際の市場ニーズとはかけ離れた熱狂を呼び、さらに韓国勢に先をこされるという脅迫観念から国内電機メーカー各社は全力で商品を市場投入した。しかし、実際には惨敗に終わっている。
おそらく、「家庭で3Dが本当に必要なのか?」と疑問視していた人は家電メーカー内にもかなりいたはずだ。

アナログテレビ空き地を使って来年事業化される携帯マルチメディア放送「モバキャス」も、すでにその事業性に対する多くの「疑問」が投げかけられている。
しかし、アナログ空き地有効利用という「大義」の圧力と、争奪戦を経て獲得したという経緯から、後戻りは出来ない。勝ち目は殆どない戦いに、ドコモは突入することになる。

ITS(特にDSRC関連)にしたって、同じようなもの。
もはやこれに関わる多くの人が実は「勝ち目はない」と感じているんじゃないの?

Huluを試してみた

2011年09月03日 | 雑記
9月からサービスを開始したばかりのオンライン映像配信サービス「Hulu」を試してみた。
月額1480円で映画もアメリカのドラマも見放題、最初の一ヶ月は無料ということなので、ダメならやめればいいな、という感じでサインアップしたのだが、まだまだ未完成という感が強い。

映画の数は多くないが、これは今後増えるという。
ロスト、Xファイル、プリズンブレイクなどの人気ドラマがあるのは魅力だろう。

実際に見てみると日本語字幕の校正がやりきれてない。おそらくは仕事が間に合っていないのだろう。

しかし、それ以上に改善の余地があるのはiPhoneアプリ。
なんとレジューム機能がなく、いちいち最初から再生が始まる。中断する時は何分何秒かを記憶しておかないとならない。
電波が途切れると「アクセス出来ない」といって止まってしまい、次に繋がったときには最初に戻される。
(これは、コンテンツによってまちまちのような感じ。昨日見た映画はだめ、今日のドラマはOK)

通信速度によって解像度を自動的に調整する機能がある。3Gで予想以上にストレスなく見ることができるが、一旦通信速度が落ちるとワンセグ並の画像になる。すると、字幕が判読できない。もう少し大きい字で表示しないと実用にならない。

「iPhoneでも見ることができる」というレベルのソフトで、これは早急に改善するべきだ。
そうしないと、無料お試し期間が終わったらみんなやめちゃうね。

 更に追記:今日、iPhoneで途中までみてからPCでアクセスしたら、iPhoneで見ていた途中から再生された。
      改善進行中なのかな?

自動車雑誌の凋落

2011年09月01日 | 雑記
雑誌というメディアの凋落がいわれて久しいが、特に自動車雑誌は大手の休刊が相次いでいる。
電子化の流れに抗しきれないということなのだが、自動車の場合はそれ以上に雑誌を買うようなマニア層が激減していることが大きく影響している。

先日ラジオで「自動車雑誌は、箱根の山道をどれだけ早く走れるか、というような非現実的な内容が読者離れをおこしたのだ」というようなことをおっしゃっていた方がいたが、それはある意味当たっているがちょっと違う。

すでに実用品となってしまった自動車は、家電品と同じような商品になった。
洗濯機の雑誌が無いように、自動車に実用品以上の価値を求めない人にとって自動車雑誌は不要だろう。
洗濯機のモーター性能に拘る人はいない。そうした性能が重要なら、ジーンズを10本入れて最高出力で回転させてみる、なんてテストをする雑誌が存在するだろう。

箱根の山道をどれだけ早く走れるか、という記事は加速やコーナリングに興味のないユーザーにとっては全く不要な情報なのだ。
すでにどこのメーカーの車でも一般人が差異を感じるほどの性能差がなくなっている。さらに高速道路や箱根の山道を尋常でない速度で走るような趣味はすっかり廃ってしまった。

現在の大多数のユーザーにとって、車に関する関心はデザイン、燃費と静粛性や居住性くらいのものだ。
これらの性能は、多少の違いはあれ、どのメーカーの商品も大差ない。
他方、エンジンの最高出力に興味を示す消費者は殆どいない。
そうした意味ではまさに家電品とかわらない。

「非現実的な内容が読者離れを起こした」のではない。いまだに読んでいる少数の読者は、依然としてそうした情報を求めている。正しくは、「大多数のユーザーはもはや雑誌を買ってまで自動車という商品の情報を必要としていない」のだと思う。

決して自動車雑誌の編集者が間違っていたわけではない。
どんな内容にしても、読者離れは止められなかっただろう。