mmbiの携帯マルチメディア放送「モバキャス」を室内で受信するためには、フェンシングの剣のようなアンテナが必要だと言う。
だからこのビジネスは無理なんじゃない、というような記事が見受けられるが、問題の本質はそんなところにはない。そもそもビジネスとして成立しそうにない。
(まあ、フェンシングアンテナじゃ、さらに厳しいことは事実だけど。)
実は、どうやらこのビジネスに勝算なんてない、ということは関係者はみんなわかっているふしがある。
まず、出発点は総務省が進めてきたTV電波のデジタル化。
アナログTVは貴重な電波資源を非効率に使っているので、強制的にデジタル化し周波数を空けることがまず第一前提としてあった。
周波数空き地を有効利用しないことには、多くの批判を呼んだアナログ停波の説明がつかない。
その中で、携帯マルチメディア放送は有効利用の目玉の一つであり、そこには「国の方針」という大義名分がある。
さらに、クアルコム+KDDIのMediaFLOと空き地の争奪戦を戦って勝ち取ったという経緯もあり、mmbiにとってはこの事業を辞めるわけにはいかない「空気」が十分に醸成されている。
伝聞だが、「この話は降りたい」というドコモに対して、「携帯で儲かっているんだから」と総務省から言われたという。
有料の携帯端末向け放送というビジネスに関しては、すでに「モバHO」が事業撤退し、アメリカのMediaFLOも今年春に事業撤退している。
携帯端末向けの有料エンターテイメントコンテンツビジネスは、そんなに甘いものではない。
「モバキャス」についてもすでに悲観的な観測が流れており、それが放送(ソフト)事業者募集にmmbi以外だれも応募をしなかったという結果につながっている。
魅力あるコンテンツが提供されなければ、成功はもちろんありえない。
すべての状況は、この事業は成立しないことを示しているが、「空気」がそれを許さない。
しかも、NTTドコモのほかに各放送局、伊藤忠、スカパー、電通などの多くの会社が出資をしており、NTTドコモとしても、無理そうだから辞めましょうとは言い辛い状況になっていんだろう。
やっている人達は可哀想だね。
だからこのビジネスは無理なんじゃない、というような記事が見受けられるが、問題の本質はそんなところにはない。そもそもビジネスとして成立しそうにない。
(まあ、フェンシングアンテナじゃ、さらに厳しいことは事実だけど。)
実は、どうやらこのビジネスに勝算なんてない、ということは関係者はみんなわかっているふしがある。
まず、出発点は総務省が進めてきたTV電波のデジタル化。
アナログTVは貴重な電波資源を非効率に使っているので、強制的にデジタル化し周波数を空けることがまず第一前提としてあった。
周波数空き地を有効利用しないことには、多くの批判を呼んだアナログ停波の説明がつかない。
その中で、携帯マルチメディア放送は有効利用の目玉の一つであり、そこには「国の方針」という大義名分がある。
さらに、クアルコム+KDDIのMediaFLOと空き地の争奪戦を戦って勝ち取ったという経緯もあり、mmbiにとってはこの事業を辞めるわけにはいかない「空気」が十分に醸成されている。
伝聞だが、「この話は降りたい」というドコモに対して、「携帯で儲かっているんだから」と総務省から言われたという。
有料の携帯端末向け放送というビジネスに関しては、すでに「モバHO」が事業撤退し、アメリカのMediaFLOも今年春に事業撤退している。
携帯端末向けの有料エンターテイメントコンテンツビジネスは、そんなに甘いものではない。
「モバキャス」についてもすでに悲観的な観測が流れており、それが放送(ソフト)事業者募集にmmbi以外だれも応募をしなかったという結果につながっている。
魅力あるコンテンツが提供されなければ、成功はもちろんありえない。
すべての状況は、この事業は成立しないことを示しているが、「空気」がそれを許さない。
しかも、NTTドコモのほかに各放送局、伊藤忠、スカパー、電通などの多くの会社が出資をしており、NTTドコモとしても、無理そうだから辞めましょうとは言い辛い状況になっていんだろう。
やっている人達は可哀想だね。