ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

モバイル支付宝の使い方

2016年05月30日 | 上海生活
2016年夏から実名登録の規制が厳しくなりました。
支付宝に銀行カードをひもつけ、制限なく使うためには3種類の実名認証が求められます。
中国人は電話番号、銀行カード、身分証明でOKですが、外国人はパスポートが認められません。
三つにするためには、銀行カードが二枚必要です。現在一つの銀行では一枚しか作れませんので、
二箇所の銀行でカードを作る必要があります。
また、その銀行カードの名義はアルファベットで姓スペース名で統一する必要があるとのこと。
その名義でできるのは交通銀行と建設銀行だそうです。

駐在の方は、もう一つの実名認証としてまず電話番号と銀行カードで登録してから(使用限度制限がある)
自分の名前の公共料金支払いもしくは高鉄、飛行機の切符購入履歴があればそれも実名認証に使えるとのことです。

以上追記でした
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iPhoneでもアンドロイドでも、モバイル支付宝ソフトが有ります。中国生活をされる場合は必需品。
友人間でのお金のやりとりや、商品代金の支払に使えます。

代金支払は主に3種類の方法があります。
1.バーコードを表示する
  コンビニや大手スーパーなどはこの方式が多い。お店に専用バーコードリーダーがあるケースです。
  コンビニでは会計時にバーコード画面を差し出せば特に何も聞かれずに処理してくれます。
  交通カードの自動充値機もこの方式。
2.2次元バーコードを読み取る(扫一扫=サオイーサオ)
  タクシー支払いは、大手で「支付宝」ステッカーがある場合可能。降りる際に支付宝というと、運転手が自分のスマホに2次元バーコードを表示させるのでそれを読み取り
 (渡してやってもらう事になります)、画面で自分で代金をインプットし支払いを押して完了。
  また、自動販売機も販売機の液晶画面に出てくる2次元バーコードの読み取りで支払いになります。
3.音声支払い
  自動販売機の中には音声対応のものがあります。
  バーコード画面を表示させると、下に音支払いのアイコンがでるので、それをクリックすると「シュシュ、シュシュ」というような音がでます。
  それを自動販売機のマイクに近づければ支払い完了。

バーコードは提示するだけで支払い完了するので、携帯を落としたら画面ロックしないかぎり誰にでも使われてしまいます。
アプリロックをかけておいたほうが安心です。

その他、モバイル支付宝で各種公共料金支払い(顧客番号を入れておけば次回以降簡単)、電話料金支払等の機能があります。

水素水

2016年05月30日 | インチキ・疑似科学
インチキ・疑似科学といえば今はなんといっても水素水。いまさら書くこともないけど、結局はアルカリイオン水が名前を変えて再デビューのようなものだと判断した。
とはいえいい加減なことは書けないなと思って水素水もしくはアルカリイオン水とは何なのか色々検索したけど、まあ難しくてよく理解できない。
私が理解できないものを高齢のご婦人が理解出来るわけがないので、要はこの手のものの理屈なんて何でも良い、って事。むしろ難しいこといってケムに巻くほうがいいのかもしれない。
多分「錆びることを酸化っていいます、人間の体も同じで酸が貯まると錆びます、それを中和するのです」位の説明で納得させているんだろう。

車こそがIoTの本命なのか?

2016年05月24日 | ITS
車+通信、かつてテレマティクスと呼ばれ、いまはコネクテッドカーと呼ばれるものについて、多くの自動車評論家やIT関係者が「既定路線である」「2010年にはほとんどの車がネットに繋がる」等といっていた10年ほど前、私はこのブログで「自動車業界最大のバブルだ」といった。
そして、少なくともインフォテイメントと呼ばれる社内エンターテイメント・情報系分野において、そのバブルははじけはしないが粛々としぼんでいる。

我が国ではトヨタのG-Book、日産のCarWingsが最も大きなテレマティクスであるが、どれほどの人がその名前を知っているか?
これらのサービスはすでに陳腐化しており、ブルートゥースによるダイアルアップ方式であるためiPhoneをはじめとするスマホでは使えない。
スマホで使えないサービスなんてありえないため、トヨタはT-ConnectというWifiテザリングでスマホと連携する新サービスを開始したが、日産に動きはない。どうも日産はこれ以上拡大する気はないように見える。これは賢明な選択だろう。

トヨタT-Connectにしても、どれだけのユーザーがその名前を知っているか?ウィキペディアのページすらない。(G-Book内に記載あり)

テレマティクスが離陸しないだろうと予測した理由は過去に散々書いたのでここでは繰り返さないが、簡単にいえば
・対価を払うほどの利便が提供されない
・携帯で個人がネットに繋がっているのに車がつながる必要がない
ということだ。
簡単な例話をする。G-BoookやCarWingには観光情報チャンネルがある。近くの立ち寄り温泉の検索や情報が入手できる。確かに運転中はスマホをいじれないからナビ画面で案内されれば便利だろう。しかし、一人でドライブして立ち寄り温泉に行く人がどれだけいるか?普通は同乗者がスマホで検索する。仮に一人だとしても、休憩中にゆっくり考える。その時使うのはスマホだろう。

そんな状況でも、コネクテッドカーはいまだに将来の「既定路線である」とする論調を多く見かける。なぜか?

一つにはテレマティクスのころにはなかったIoTという概念があり、車こそIoTにもっとも適したTなのではないか、という単純な発想なのだろう。
そしてそこに自動運転などの新しいテクノロジーが複雑に絡んでくる。

しかし、本当にそうなのだろうか?

現在の自動運転はすべてスタンドアローンの制御となっている。しかし将来すべての車が自動運転になった場合は車と車の通信が必要になるだろう。それによってたとえば「交差点でどちらも止まらずにすれ違う」ことなどができるようになり、交通は劇的に変化する。しかしそれはかなり先の話だ。

それを除けば、実は車+通信の世界はテレマティクス時代から何ら変わっていない。
むしろ、スマホの発達により車がつながる必要はどんどん薄れている。

どうしても車とつながっていないと実現しない機能には以下のようなものがある。
・盗難車追跡
・事故時の緊急自動通報
・遠隔故障診断
・遠隔操作(空調、ドアロック等)
・運転状況把握

レクサスやランクルに乗っていない限り、自動車盗難は身近な話ではない。また事故時の緊急通報も「自分には関係ない」と思う人が多い。
遠隔故障診断は、だからどうする、という類の話。遠隔で故障理由がわかっても結局はレッカーで工場に運び込むことになる。
遠隔操作もエンジンスタータは寒冷地で需要があるだろうが万人が必要なものではない。
唯一運転状況把握はそれに保険料がひも付き、運転者に割引インセンティブがあれば実現するだろうが今のところはビジネスモデルが構築できていない。

もう一つの議論として、すべての車に通信装置を装着し交通流を国が管理し、さらに交通違反を取り締まるというのがある。交通違反だけではなく、移動をすべて官が把握するということで国家セキュリティ的にも意味がある。

しかしこれは運転者になんのインセンティブもないので、国が強制力をもって装備しなければ実現しない。その過程で国の管理に対する反対運動が起きることは間違いない。
ナンバープレート読み取りのNシステムですら、国はその存在を正式には認めていない。

実はETC2.0は車両の運行履歴をサーバーにアップロードする。利用目的は交通流のビッグデータ取得であり、個々の車両は特定できない仕組みになっていてプライバシーは守られるが、それについては積極的にアナウンスされていない。割引等のインセンティブを表面に出しているが国交省が執拗に普及促進をする真の理由はそこにあるのではないか思う。

なので、すべての車に通信装置を埋め込み個人管理するというアイデアはまず実現しないだろう。私もそこまで国に管理されるのはお断りだ。

首都圏での新料金効果で圏央道は3割増加というけれど 

2016年05月24日 | ITS
この4月から導入された首都圏の新料金に対する評価を国交省は公表した。乗りものニュース
それによれば、圏央道の通行車両は3割増加し首都高の通過車両が減少。結果として首都高の渋滞緩和に効果があったとしてる。

今回の料金改定は、基本的には従距離制をベースにしているが、同一入口、同一出口であれば経路にかかわらずその区間の最廉価料金を適用する(首都高経由のほうが高い場合は除く)という特例により、圏央道を迂回しても首都高経由をしても料金が変わらなくなったことから、渋滞のない圏央道を使う車が増えた、ということ。
まあ、言ってみれば当然だし、それはそもそもそうすべきものだろう。

迂回で別ルートを走る車は長い距離を走りたくてそのルートをとっているわけではない。それに従距離料金を適用されてはかなわない。さらに言えば首都高速への流入をさせたくないのが行政側なのであればなおさらのことで、そうするのが当然だとしか言いようがない。

逆に、渋滞緩和に協力して余計に燃料代を使っているわけだからむしろ安くしてもいい。

そこで用意されているのが圏央道迂回ルートに対する更なる割引なのだが、それはなぜかETC2.0限定となっている。
これは全く腑に落ちない。

ETC2.0車両であれば道路会社側にメリットがあるならわかるが、料金収受コストもなにも通常ETCと変わらない。
ETC2.0でなければ割引きできない理由はないだろう。

今回のリリースで首都高通行量が減少し効果があったというなら、すべての車両に対して圏央道迂回を更に割り引くべきなのではないか?ETC2.0を普及させたいという理由だけでETC2.0に限定しているとしか考えられない。

ゴールは首都圏高速道路ネットワークの通行量適正化・渋滞緩和じゃないのか?

シャットに上げるバックスイング

2016年05月22日 | ゴルフ
久しぶりにゴルフの話。個人的なメモみたいなものです。

最近ちょっと復調し、ショットが安定してきた。変えたことは「シャットに上げる」

よくゴルフ雑誌などをみると、最近のドライバーはヘッドが大きく、モーメントが大きいので開いてあげるとインパクトで戻り切らないからスライスが出る、よってシャットに上げるのが良い、と書いてある。

しかし、慣性モーメントが大きいのでフェースが戻せないというのは本当なのか、ちょっと疑問だなあ、と思いつつ、ドライビングレンジでシャットに上げる練習をしてみたら、結果はよかった。

私の結論は以下のようなもの。
・どうやらヘッドを戻せる、戻せないの問題ではない。
・シャットに上げるスイングは開いてあげるスイングに比べて手首の反時計回り旋回運動が小さい。だからタイミングのブレが少ない。
・さらにシャットに上げる、つまり左手を甲とは反対の方向に曲げでバックスイングをすると、やってみていただくとわかるが肩が十分に回っていないとトップ位置までいかない。
・逆に開いてあげると肩を回さなくてもトップは作れる。しかしこのトップから普通に下すとアウトサイドイン。ダウンスイング始まってから右手を引き付けてインサイドから降ることはできるが、再現性が悪い不安定なスイングとなる。
・シャットに上げて、体が回るぎりぎりをトップとし(シャフトは地面と平行までいかなくてもよい)そこから「コイルが巻き戻される」ような感覚で素直にダウンスイングすると、上げ下げを同じプレーンに乗せやすい。非常にシンプル。
・これでオーバースイングも強制的に矯正される。

スイングプレーンはこれで安定する。
あとはインパクト時のフェース管理だけ。これは腰の回転との関係があり安定させるのが難しい。まだトライ中。
今は「左足を動かさない」「腰はスパッと先行させて切る」「フェースはやや返す」意識でやっているがあまり安定しない。これもなるべくシンプルにしたいと思っている。

支付宝 実名認証による規制について

2016年05月13日 | 上海生活
支付宝から、5月16日以降、政府の規制により実名認証がされていないアカウントは「余額」からの支払ができなくなる、との連絡が入っています。これは匿名口座への政府規制に関係するようです。

支付宝アプリを立ち上げ、「我的」→「帳戸詳情」→「身分信息」で「己実名」になっていればおそらく問題ありません。
実名認証は、登録時にパスポート等の画像を送付している場合は完了しています。

但し、いままでも支付宝の理財商品である「余額宝」などは中国のIDカード以外の実名認証では受け付けられていないので、日本のパスポートによる実名認証でOKなのかはよくわかりません。
実際に支付宝の案内に書かれている海外の人の実名認証方法は
・中国の各銀行の銀行口座、
・香港、マカオの内地通行証、
・台湾の内地通行証、パスポート、中国のビザ
と書かれていて、その他の海外パスポートに関する記載はありません。

16日以降、「余額」に入っているお金を出せなくなる可能性があります。不安な方は一旦引き出す(友人に送金して現金でもらう、買い物で使ってしまう)ことをお勧めします。

「余額」がつかえなくても、すでに中国の銀行カードが紐ついている場合はそこからの引き落としになるので支付宝の利用は可能。(ただ、多分中国銀行カードが紐ついている方は実名認証は済んでいると思われます)

支付宝から国外ユーザーへの案内が記載されていますが、香港マカオ、台湾やマレーシア、シンガポール等の華僑地域のことしか書かれておらず、その他外国人はどうしたらいいかは不透明です。

お金のやり取りで支付宝に入れてもらっても出せない可能性があるので、状況がはっきりするまではお金の受け取りは微信支付や銀行振り込みにされた方がいいと思います。

華為 (ファーウェイ) mate8 購入

2016年05月11日 | モバイル・ウエアラブル
iPhone5sがなくなった(多分盗まれた)。
今の6sを10万円近く出して買う気がしなかったし、SEはハードが強化されているとはいえ形が同じなのでときめかなかったということもあり、最近評判のいい為華(HUAWEI) を買ってみた。機種は最新最強の6インチモデルであるmate8
通販で約5万円。現時点では日本未発売。中国聯通と中国移動のSIMを持っているので、全網通版というすべての3G規格に対応するモデルにした。

もともと大画面のスマホは使い勝手が良くないと考えていたが、これも実際に使ってみないと評価できないので、まあ試してみるかという気持ちもあったのだが、この辺は後で書く。

実機を起動すると、言語設定で日本語が選択できる。今まで大陸で購入したアンドロイドスマホはmore localeをいれても完全に日本語化はできなかったことを考えると、これは非常にありがたい。

但し、日本語フォントは微妙によくない。「化」とか「直」が変な字になるいわゆる中華フォントではないのだが、なぜか標準とボールドが混在するような感じ。まあ許容範囲だろう。ROOT化でフォント入れ替えはできるようだが、そこまでリスクをとって直すレベルではない。

両側の端まで液晶画面となっていて、これはiPhoneよりも先進感がある。また、これにより6インチながらiPhone6+並みの筐体サイズに収まっている。

プロセッサーは8コアで画面のスクロールやアプリの起動にストレスはない。アンドロイドを使っている人は「ヌルサク」といって大いに評価しているが、iPhoneから乗り換えた私は「違和感なく使える」という感想。まあ、いずれにしても全く問題ない。

4000mAhの大容量バッテリーのおかげで、一日中いじっていても夜まで電池切れにはならない。通常の使い方であれば二日は持つだろう。
また大陸版に標準でついてくる9V充電器をつかうと30分で一日分程度は充電可能。

背面の人差し指による指紋認識は複数登録ができるのでどちらの手で持っていても起動できるし、標準アプリでアプリの起動を指紋認証でロックできる。中国はお財布ケータイ的に支払ができるソフトが多いのでこれは便利。

デュアルSIMだが、2G,3G,4Gコンパチと2Gであり、2GはGSMなので日本では使えない。但しスロットはソフト側で入れ替えできるのでSIMカードの入れ替えは不要。
日本のMVNOのSIMと聯通の4G SIMを入れて、中国では聯通側を4G,日本に戻った際にはデータ通信をするときにMVNO側を4Gに切替えることができる。
なお、MVNOのAPNは大手10社がプリセットされていた。
小米で4G,3GのデュアルSIM機が出たようだが、今後はどこもそうなっていくのではないか。そうなれば日本と海外の行き来が多い人は助かる。
注)この大陸版には日本の技適マーク表示はない。

大陸アンドロイドの常として、Google関連ソフトは全くプリインストールされていないが、標準のアプリストアHiAPPでもGoogle関連ソフトはダウンロード可能。
その後設定→アカウントでGoogleアカウント登録をすれば、通常のアンドロイド同様に使うことができる。

とはいえ、中国ではGoogle関連は遮断されているのでVPN必須。中国でツイッター、FBをやっている人は頻繁にVPN切替をする必要があり面倒だがVPNスイッチで検索するとVPN切替が一発でできるソフトがいくつか出てくる。

基本的に画面、カメラ等のハードウェアについては何ら不満ない。
華為はアンドロイドベースのEMUIというインターフェースが使われているが、そこそこ使いやすいと思う。通信状況やバッテリ使用状況の表示、管理ソフトも充実している。
細かいことを言うと、標準ソフト以外アイコンにバッジ表示できないのが難点。

さて、6インチの評価。
やはり片手での操作はきつい。標準のバックボタンですら親指が届かない。ナビゲーションボタン全体をスワイプすると縮小表示され指が届くようにはなっているが、ちょっと面倒。
日本語入力はATOK、シメジならフリックパネルのサイズを小さくして片側に寄せ、なんとか片手入力ができる。
しかしATOKやシメジから一発で中国語入力に切替できない。中国で生活しているとこれは非常にマーファン(麻煩)なので、日本語、英語、中国語入力切替がワンタッチでできるGoogle入力を使っている。結局は両手で操作する端末だと思う。

画面の見やすさについては、それは勿論大画面が良いに決まっている。
液晶パネル機器は例外なく大画面化している。ナビも10インチ時代だ。
しかしスマホは携帯性という問題がある。
私は携帯端末には無理ない片手操作が必須だと思う。もう一つの問題は、どのポケットにいれても頭がはみ出すということ。これは治安の悪い場所ではとても不安だ。
6インチが今後のスタンダードになることはないのではないか。

とはいえ、さすがにこれに慣れると4インチiPhoneの画面は小さい。
最終的には4インチiPhoneを一回り大きいサイズにフレームレスで目一杯液晶画面を搭載し4.7インチを実現する、というあたりに落ち着くのでないかと思う。

連休中の事故で思うこと

2016年05月06日 | ITS
この連休は自動車事故のニュースが非常に多かった。
トラックでの渋滞突っ込み、対向車線は見出しによる正面衝突、運転者の意識障害による暴走などが原因であり、すべてはヒューマンエラーによるものだ。
これらは将来の自動運転車では確実に防ぐことができる。
そこまでいかなくとも、自動ブレーキや車線逸脱警報があれば防ぐことができる。すでに乗用車においては自動ブレーキ装着車の売上げが高くなっており、事故防止に今後の交通事故防止に大いに役立つことになるだろう。

問題は、追突が死亡事故につながる大型車と、事故が多数の死者につながる大型バスだ。
ニュースステーションで、自動ブレーキについて「大型車こそ装着を進めるべきだ」というコメントをされた方がいたが、すでに法制化されていることはご存じなかったのかもしれない。
2014年11月以降の新型車から順次義務化が始まっている。

しかし、それでも問題解決は遠い。大型トラックやバスは15年程度使われる。今新型車から法制化したとして、その効果が顕著に出るまでにはまだ10年近くかかるだろう。当然、すでに販売された車はこの法規の対象外だからだ。

レーダーによる自動ブレーキシステムも既存車に後から付けることは非常に難しい。技術的には可能だが誤作動が人の命を奪う部品なので簡単には販売できない。しかし、それでも何もないよりはいい。
たとえば、カメラによる画像認識で追突や車線逸脱の可能性を察知すると警告音を鳴らす装置などは後付用で存在する。
国はそうした装置を評価し、既存の大型トラックに対して義務化、若しくは補助金制度などでの装着促進をしたらどうかと思う。

少なくともETC2.0よりは人命への効果は高い。