ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

上海スマホ生活必須ソフト

2016年11月18日 | 上海生活
上海で生活する上でスマホと少額決済登録は欠かせません。
この関係の記事は過去に何回か上げていますが、変化の速い分野なので一旦アップデートしましょう。

1.支付宝
言うまでもないスマホ決済システム。すべてのコンビニやスーパー、ほとんどレストラン、多くの商店で使用可能。自動販売機でも対応するものがあります。
最近は私もめっきり現金を使わなくなりました。微信の微信支付でもいいけど、支付宝のほうが汎用性高い。
電気水道などは請求書の2次元バーコードを首ベージ上部左端の掃一掃でスキャンするだけでOK.電話代のチャージや個人間の資金移動も簡単にできます。
銀行カードとの紐付をしたほうが断然便利です。ただし、支付宝は外国人の名前は身分証=パスポート通りでないと受け付けられません。銀行口座を作るときに漢字にしないように。
2.大衆点評
食べログのようなものですが、お店によっては支付宝等をつかった優待支払ができます。大衆点評ソフト上でスマホ支払をすると満100元毎に5元等(店により違う)の割引を受けることができます。また、店によっては大衆点評のページから割引クーポンを買うことができますが、これも会計時に店員さんにいって必要分を購入すればよく、実際は割引です。
3.美味不用等
等は中国語では待つこと。このソフトはレストランの順番待ち札をオンラインで取得できます。対象レストランは限られますが、対応していればつかわない手はありません。番号を取ったあと、番号が近づくとスマホに連絡が来ます。
4.Mobike(摩拜单车)/ofo
シェアリング自転車の検索、解錠、支払ソフト。最近はどんどん自転車が増えてほぼ使いたいときに近くで探せます。
ofoは最近上海に登場。私は使ってませんが、デポジットがMobikeより安いようです。
Mobikeの使い方は過去記事参照ください。
5.上海公交
上海のバスはGPSでバスロケをしています。このソフトで次に来るバスがどこを走っているかがわかります。
但し、時々狂います。
6.上海交通卡
NFC搭載のアンドロイド機なら、このソフトを入れると交通カードのチャージができます。銀行カードの紐付要。
7.航班管家
フライトナンバーを入れると、使用機材の前のフライト状況等から遅延を予想して通知してくれます。
また、チェックイン開始等の通知も入ります。同様ソフトはいろいろあります。
8.豌豆莢
アンドロイド向け。GooglePlayが使えない中国で、なんでもソフトがそろうアプリショップ。ショップといってもお金払わないので、なんだか微妙ですが。
9.飢了マまたは百度外売
どちらも出前(デリバリー)ソフト。近くの出前対応レストランと写真入りメニューが表示され、選んで支付宝等で支払完了。
百度は赤い制服のライダーが今どこにいるか、GPSの地図情報が表示されるので配達状況がリアルタイムにわかります。
10.滴滴打車
ある程度の中国語が話せるようになったら絶対に使うべきソフト。通常タクシーも、Uberのような自家用車タクシーも呼べます。ミニバンが呼べるので、大人数のときには特に便利。使い方は前に記事を上げてますので参照ください。
11. VPN Shortcut または VPN設定
アンドロイド向け。VPN設定画面をワンクリックで呼び出すだけのソフト。通常のアンドロイドでは自分でショートカット作れるようですが、私のHuawayではできなかったので。

中国でiPhoneのLINEを使う方法

2016年10月24日 | 上海生活
中国ではFBやツイッターなどのSNSがブロックされていることは結構知られています。多くの外国人はVPNを個別に契約しこれを回避しています。
LINEについてはちょっと事情が異なり、基本的には中国の電話番号での登録ができません。

その他の国の番号で登録を済ませれば、アンドロイド機であれば中国のSIMカードに入れ替えても使えますが、iPhoneの場合は電話番号情報を参照しブロックするようで中国SIMを入れると使えなくなってしまいます。これはVPNを通しても回避できません。

これを回避する方法として、香港聯通の香港と本土でのデュアル番号をもつ跨境王というSIMを使う手があります。
このSIMを入れて、香港の電話番号で登録することで中国国内でもLINEが使えます。香港番号で新規登録し、SMSで送られるコード入力で使えるようになります。
香港からのローミングなので、当然ツイッター、FBもVPNなしで通ります。
大陸の86番号もついていますので、中国内の通常の生活に使うのにも支障ありません。
香港からのローミング扱いなので多少通話料が高いですが、データ通信500MB/月のセットで68HKドル、通話料も中国国内同士0.45HKドル/分と、大したことはありません。

問題は、現在中国では携帯番号の実名認証を進めており、そのためこの跨境王はすでに販売を停止しているということ。
流通在庫限りです。タオバオなどではまだあるようなので、興味がある方は購入してみたらいかがでしょうか。
注)実名認証の規制が厳しくなっているので、今後使用中に規制される可能性もあります。
(16年10月現在)

中国デュアルSIMスマホ サブカードに関する注意

2016年10月23日 | 上海生活
久しぶりのエントリーは中国生活+モバイル関連。
最近の中国携帯の進歩はめざましく、HUAWEI(華為)を筆頭に高性能・高品質なスマホが比較的手頃な価格で購入できます。
そして中国スマホではSIMカードが二つはいるデュアルSIM機が多い。
中国在住の日本人は日本との往復が多く、SIMの入れ替えが不要なデュアルSIMはとても便利。短期訪問であれば技適がなくてもOKになった(なる?)ようなので、これの活用に関して解説します。

昔のデュアルSIMはSIMを二枚入れることが出来るが同時には待ち受けせず切り替えて使う方式でしたが、最近のものは同時待ち受けが可能になっています。
しかし、同時待ち受けの場合のバンドが色々とあるので注意が必要。
うっかり調べずに買うと日本でデュアルSIMが機能しないことがあります。というか、機能しないことの方が多い。

中国では3Gの形式は3つあり、中国電信(CDMA2000、日本て言えばAU)と中国移動(TD-CDMA、中国独自)、中国聯通(W-CDMA, ドコモ、SB)でそれぞれちがいます。日本でのローミングの融通性から中国聯通を使っている方が多いと思います。

一般のデュアルSIM機は片方が3G,4G通信時にはもう片方(副卡、以下サブカード)は2Gになってしまいます。2Gは日本では使えないGSMなので日本では県外圏外になり、これを購入しても無意味です。
最近やっとサプカードで3G対応の機種が出てきました。華為のP9、MATE8や小米5,5S、楽視などです。
しかしこれも注意が必要。華為はサブカードの3GはCDMA2000しか対応しません。つまり中国電信のSIMしか日本ではサブカードとして使えません。
また、日本のSIMをサプカードにする場合はAUしか使えず、AU回線をつかうNVMOはMINEOしかありません。

サブカードがW-CDMA対応、つまり中国聯通使用可のデュアルSIM機は 小米5,5S及び楽視の楽MAX2。(小米のMOTE3と楽PRO2は多分OK。但し楽PRO3は最新機ですがサブカードの3GはCDMA2000です)。他にも数社あるかもしれませんが、私の知る確実な機種はこの二つ。(これをどうやら全網通3.0というらしい)

小米5Sも楽視のMAX2も性能的には全く不満がない機種です。
これらであれば、日本でメインカードに日本のLTE(3社ともOK)を挿して、サブカードに聯通SIMのローミングで受話、SMS受信が可能です。
なお、スマホ側がW-CDMA対応している場合、私の経験では移動SIMでも日本でNTT回線でローミングできました。これは詳細の理屈はわかりません。参考まで

上海交通カードをスマホでチャージする

2016年09月09日 | 上海生活
上海の交通カードは地下鉄、バス、タクシー、フェリー、リニア等すべての交通機関で使えて便利なので、在住者は必ず持っていると思いますが、これのチャージが結構面倒。コンビニはローカル系でなくては対応してないし、地下鉄の窓口は並んでいることも多い。

実はNFC搭載のアンドロイドスマホがあれば、スマホでチャージできます。
必要なソフトは「上海交通カ」(カはカードのカ、上と下が合体した漢字)。白と緑のアイコンです。
なお、スマホがカードを認識しない場合はカードが対応していないと思われます。
上海交通カードは2013年頃にNFC対応に切り替わっています。
対応しているカードは印字されている番号の頭がUから始まります。

・スマホのNFC機能を有効にする
・アプリを立ち上げ、スマホに交通カードを接触させ認識させる
・充値から上海交通カードを選び、金額を指定
・支払は銀行カードしか選べず。カード暗証番号と銀行から短信で送られてくるワンタイムパスワードを入れる
・完了とチャージ後の金額画面が出るまで交通カードを接触させ続ける

支払は銀行カードのみ。多分ネット銀行を開通していないと振込対応はできないと思いますが未確認。
私は交通銀行のスマホアプリを入れていためか、口座番号インプットなどせずに画面に言われるまま操作して支払が完了しました。

なおiPhoneにも同じソフトがありますが利用明細確認しかできず、チャージには対応していません。

上海自転車シェア Mobike (摩拜单车) しばらく使ってみて

2016年09月06日 | 上海生活
上海の自転車シェアMobikeについては先日登録・利用方法等をアップした。
その後、20数回、合計40キロほど使ってみた感想。
アプリで通算走行距離や利用履歴が表示される。また言語設定は英語が選べ、極めて自然な英語表示で使いやすい。

最近走っているのをすごくよく見るようになった。うちのアパート小区の前にも大抵数台止まってる。
利用者が増えて自転車も増やしているのだろう。
中国では、こうしたスマホを使った新サービスの普及はびっくりするくらい早い。
外食配達の百度外売も最近始まったばかりなのに赤い制服のバイク配達員を街中で見かけるようになったし、コンビニでも気が付けばみな携帯かざして支付宝や微信で支払っている。

話をMobikeに戻そう。
使っていて一度長時間のサーバーダウンがあり通知が来たが、それ以外でも時々調子が悪いことがある。あると表示された自転車がなかったり、表示の更新が遅かったり、解錠できないこともあった。
中国ではこの手のスタートアップはとりあえず立ち上げて走りながら直すようなところがある。

自転車を解錠するとき二次元バーコードをうまく読めないことがあるが、その場合は番号入力したほうが早い。自転車の横に021から始まる番号が書いてあり、それをインプットする。

最大の不満はサドルの高さ調整ができないこと。子供用自転車をこいでいるような感じで結構腿の筋肉が痛くなる。
あと、籠がついていると便利だと思うが、これについてはQ&Aで次期車から装備するといっている。

使ってみて気が付いたが、上海には自転車駐車エリア(白枠表示)が至る所にある。こうした事情の上海だからできるサービスなのかもしれないが、日本の都市でも始まってほしいサービスだ。ただ、日本では30分数十円での運営は無理だろう。
ちなみにこの事業は成立しているのかちょっと計算してみると、30分1元(16円)で一台が一日20回転したとして年間11万5千円しか稼げない。中国ではバスが2元で乗れるので、30分2元は取れないだろう。自転車のコストと耐久性、巡回サービス(故障や電池切れ対応など)を考えると中国であっても結構厳しいビジネスではないかと思う。

上海公共自転車シェアリング 摩拜单車(Mobike)の使い方

2016年07月04日 | 上海生活
2017年8月追記 Mobikeの日本進出に伴い、日本の電話番号と日本のクレカで登録して、中国でも使えるようになったそうです。

上海では以前から上海の大手自転車メーカー「永久」が公共自転車を展開しています。
しかし使用にはカードを作る必要があることや、指定ターミナルでの受け取り、返却が制約となりあまり活用されていませんでした。
しかし、最近スマホをつかった新しい自転車シェアリング「摩拜单車」(摩拝単車 Mobike)がスタート。これは結構活用されているようで、まだ台数が少ない割には白とオレンジのちょっと変わった自転車を街中で見かけるようになりました。

自分の車も自転車もない我ら駐在員にとっては格安でかつ結構使い勝手がいいサービスなのでその使い方を含め紹介します。

まずはiPhoneかAndroidのスマホアプリを入手。なぜか「上海 公共自行車」で検索しても古い「永久」のサービスしか出てこず、「摩拝単車」mo bai dan che で検索する必要がります。MobikeのWebページからリンクがあります。

アプリにまず300元のデポジットを入れる必要があります。微信でも支付宝でもOK。
支付宝を使ってない方や微信支付を使っていない方は、だれかに現金を渡し微信の自分のアカウントに送金してもらえはOKです。
デポジットは申請すれば返却されます。

次に実名認証。これは実名(アルファベット)、自分の顔とパスポートのID表示面が一緒に写った自撮り写真画像及びパスポートのID画面のアップ画像を送信すると一時間くらいで認証OKになります。
登録には中国携帯番号のインプットと、そこにSMSで送られてくる暗証番号の入力が必要。携帯番号がIDとなり、一旦インプットすればその後は入力不要です。

これで使えるようになります。

使い方は簡単。地図画面に自分の場所と近くにある自転車が表示されます。一番近そうなのを選んで予約ボタンを押すと15分間キープされます。予約キャンセルや不履行に罰金はありません。
表示される自転車の位置は2-30m程度狂っていることがあるので、自転車置場でオレンジと白の自転車を探す必要があります。
なお、自転車の場所に近づいても見つからない場合は画面のRingボタンを押すと自転車から音が出ます。
自転車に到着したら画面の「Unlock」を押して、表示される読み取り画面で写真の2次元バーコートを読めば自動的に解錠されます。(ちょっと時間がかかります)
返却は、自転車駐輪エリア(歩道に白で表示されている)であればどこでもOK。100m以内に駐輪エリアがない場合は他の通行の邪魔にならない場所ならOKとのこと。但し駐車場内や私有地の中、じゃまになるような路上等での乗り捨ては禁止。アパート区画(小区)内もNGです。駐車違反を次の利用者が通報するとポイントが減らされ、次回以降のレンタル料金が上がってしまいます。
返却方法は後輪の鍵をロックするだけ。3回ビープ音が鳴ればOK。スマホアプリで返却が確認できます。

利用料は30分1元と格安。

欠点もあります。
まずは、固定ギアで遅い。漕ぎ出しは重く、また速く走ろうとすると疲れます。のんびり行けばいいのですが、電動自転車が横を追い越すたびにクラクションを鳴らすのでうるさくて仕方がない。
次に、鍵をかける=返却なので、目を離さなければならない場合は短時間でも一旦返却する必要があります。鍵をかけずに放置して盗まれたら保証責任が生じます。また自前の鍵の使用は禁止です。
一度返却し、また予約を入れてキープし再使用することはできますが、料金は一旦クリアされ再課金になります。
あと、今までにサーバーエラーが何回かありました。まだ運営側が不安定なのかもしれません。

追記 16年10月にMobike Liteという新型車両が投入されました。軽量化、カゴ付きで見た目はよりママチャリ風。これは改良版なのに料金が安く、30分0.5元。

モバイル支付宝の使い方

2016年05月30日 | 上海生活
2016年夏から実名登録の規制が厳しくなりました。
支付宝に銀行カードをひもつけ、制限なく使うためには3種類の実名認証が求められます。
中国人は電話番号、銀行カード、身分証明でOKですが、外国人はパスポートが認められません。
三つにするためには、銀行カードが二枚必要です。現在一つの銀行では一枚しか作れませんので、
二箇所の銀行でカードを作る必要があります。
また、その銀行カードの名義はアルファベットで姓スペース名で統一する必要があるとのこと。
その名義でできるのは交通銀行と建設銀行だそうです。

駐在の方は、もう一つの実名認証としてまず電話番号と銀行カードで登録してから(使用限度制限がある)
自分の名前の公共料金支払いもしくは高鉄、飛行機の切符購入履歴があればそれも実名認証に使えるとのことです。

以上追記でした
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iPhoneでもアンドロイドでも、モバイル支付宝ソフトが有ります。中国生活をされる場合は必需品。
友人間でのお金のやりとりや、商品代金の支払に使えます。

代金支払は主に3種類の方法があります。
1.バーコードを表示する
  コンビニや大手スーパーなどはこの方式が多い。お店に専用バーコードリーダーがあるケースです。
  コンビニでは会計時にバーコード画面を差し出せば特に何も聞かれずに処理してくれます。
  交通カードの自動充値機もこの方式。
2.2次元バーコードを読み取る(扫一扫=サオイーサオ)
  タクシー支払いは、大手で「支付宝」ステッカーがある場合可能。降りる際に支付宝というと、運転手が自分のスマホに2次元バーコードを表示させるのでそれを読み取り
 (渡してやってもらう事になります)、画面で自分で代金をインプットし支払いを押して完了。
  また、自動販売機も販売機の液晶画面に出てくる2次元バーコードの読み取りで支払いになります。
3.音声支払い
  自動販売機の中には音声対応のものがあります。
  バーコード画面を表示させると、下に音支払いのアイコンがでるので、それをクリックすると「シュシュ、シュシュ」というような音がでます。
  それを自動販売機のマイクに近づければ支払い完了。

バーコードは提示するだけで支払い完了するので、携帯を落としたら画面ロックしないかぎり誰にでも使われてしまいます。
アプリロックをかけておいたほうが安心です。

その他、モバイル支付宝で各種公共料金支払い(顧客番号を入れておけば次回以降簡単)、電話料金支払等の機能があります。

支付宝 実名認証による規制について

2016年05月13日 | 上海生活
支付宝から、5月16日以降、政府の規制により実名認証がされていないアカウントは「余額」からの支払ができなくなる、との連絡が入っています。これは匿名口座への政府規制に関係するようです。

支付宝アプリを立ち上げ、「我的」→「帳戸詳情」→「身分信息」で「己実名」になっていればおそらく問題ありません。
実名認証は、登録時にパスポート等の画像を送付している場合は完了しています。

但し、いままでも支付宝の理財商品である「余額宝」などは中国のIDカード以外の実名認証では受け付けられていないので、日本のパスポートによる実名認証でOKなのかはよくわかりません。
実際に支付宝の案内に書かれている海外の人の実名認証方法は
・中国の各銀行の銀行口座、
・香港、マカオの内地通行証、
・台湾の内地通行証、パスポート、中国のビザ
と書かれていて、その他の海外パスポートに関する記載はありません。

16日以降、「余額」に入っているお金を出せなくなる可能性があります。不安な方は一旦引き出す(友人に送金して現金でもらう、買い物で使ってしまう)ことをお勧めします。

「余額」がつかえなくても、すでに中国の銀行カードが紐ついている場合はそこからの引き落としになるので支付宝の利用は可能。(ただ、多分中国銀行カードが紐ついている方は実名認証は済んでいると思われます)

支付宝から国外ユーザーへの案内が記載されていますが、香港マカオ、台湾やマレーシア、シンガポール等の華僑地域のことしか書かれておらず、その他外国人はどうしたらいいかは不透明です。

お金のやり取りで支付宝に入れてもらっても出せない可能性があるので、状況がはっきりするまではお金の受け取りは微信支付や銀行振り込みにされた方がいいと思います。

上海高島屋 新世界大丸の状況

2016年04月19日 | 上海生活
高島屋の16年2月期株主総会資料が公表された。一方で、昨年5月にオープンした新世界大丸も15年の売上げを発表した。

上海高島屋は売上げ73億円、営業利益マイナス12億円。
新世界大丸は売上げ約70億円、営業利益マイナス約70億円。

どちらも大変な苦戦である。

高島屋に関しては開業から3年経過。開業当時よりも状況はいくらか改善していると思うが、それでも週末でも非常に空いている。営業利益マイナス12億円は高島屋の子会社の中でも突出して悪い数字であり、通常の経営判断であれば撤退だろう。
来年度も赤字予想であるが3億円の改善を計画している。シンガポール高島屋の例をあげ10年かけて黒字化するといっているが、現状からの改善は相当大変だと思う。シンガポールはオーチャードの一等地だが、ここには高島屋以外商業施設がないのだ。さらに日本人居留者はユニー系のAPITAができてから、そちらへ相当流れてしまっている。
年商70億円=日商2千万円。これは大型百貨店としてはかなり厳しいものだと思う。

一方、大丸はブランド提供であり実際の経営は新世界百貨店。なので大丸としては損益への影響はないと思う。
新世界大丸はまだオープン一年未満。中国ではソフトオープンしながらだんだんと来客が増える傾向にあるのでまだこれからかもしれないが、それにしても売上げが少ない。
売上げ金額としては高島屋と同じくらいということなのだがしかし立地が全く違うのでこれではやっていけない。
南京東路の地下鉄駅から上海最大の観光地外灘へ抜ける道の角。週末となれば大変な人ごみになる商業地。固定費が高く、それが営業利益の赤字を大きくしているのだろう。
三菱電機のらせん型エスカレーターが売り物でそれは見事なものだが、ここもフロアに買い物客はすくない。
南京東路は人出は多いが殆ど中国各地から来たお上りさん。高級百貨店で買い物をする人たちではない。むしろそうした雑踏を嫌い肝心の上海のリッチ層はあまり行かない場所であり、オープン当初からその懸念が言われていた。

過剰投資により商業施設が飽和している中で、逆に中国人の消費は日常品は通販、高級品は海外へと向かっており店舗はどこも閑古鳥が鳴いている。立地の悪い店が生き残れるわけがない。
私は今後の改善は相当厳しいものがあると思っている。

中国では常識だけど日本人は誰も知らない「上火」

2016年04月09日 | 上海生活
先週、ツイッター方面で「上火」が話題になった。
中国人妻が上火を日本語ではなんというか、という質問を旦那にして、日本にはそんなコトバも概念もないことを知ってびっくり、というような話。

上火というのは漢方の概念で、「体の中に熱がたまりそれにより様々な症状がでる状態」。熱がたまるといっても発熱とは別らしく、熱はでない。
主に食物によりそれは起こり、肉や辛いものは上火の原因となるので、中国人はそれを下げる野菜や豆腐製品を一緒に食べる。メニュー選びでは結構これを気にしている。

中国人に聞くと、若い人でもこれを常識として知っている。
日本人は上火にならない、だから意味がわからないというと、「そんなはずはない、何人だろうが人間だからなるはずだ」という。実際中国人は「風邪をひく」ように誰でもしょっちゅうなるようで、上火を下げるといわれる「加多宝」「王老吉」という缶入り薬草茶の売上はコカ・コーラを上回る。

これについてうちのスタッフ数名から話を聞いて理由がわかった。

上火は体に熱がこもるからそれが「扁桃腺の晴れ、ニキビ、吹き出物、口内炎、鼻血」となって噴出し、また熱が水分を奪うから「便秘」になるという。

つまりこういうことだ。

ここに上げた症状は個々に言えば何人であろうと年に数回は経験する。
これらの症状のうちひとつでもでると中国人は「上火になった」と思う。
中国人以外はそれらの症状に関連があるとは思わない、ということ。

上海アピタは頑張ってほしい

2016年03月24日 | 上海生活
上海の商業施設はどこもかしこも厳しい状況が続いている。特に物販店が厳しい。主たる原因は消費の後退ではなく、売り場面積の過剰と通信販売の急激な拡大にある。
中国では一般商店の品ぞろえが十分でなく、専門店街で何軒も回らないと目当ての商品にたどり着かないことが多い。また一般商店では必ず価格交渉が必要となり、中国人でもそれは面倒だと思っている。さらに通販の運送料が日本に比べると格段に安く、ほとんど気にならない。そういった事情から、一旦通販を利用してしまうとやめられない。

上海西部、日本人も多く居留する地下鉄2号線「娄山关路」にアピタが開店して一年以上経過する。
ここは立地のよさ、品ぞろえ、同じビルに入っている日本食系レストランの多さから在留邦人の人気を集めている。
中国人の人気も高くアピタが入っている金虹橋というショッピングセンターは最近できた上海の商業施設の中ではかなり健闘していると思う。

しかし、比較的うまくいっている金虹橋ではあるが、地下鉄駅から地下でつながりアピタ本体やレストラン街がある地下2階はいいのだが物販中心だった地下1階に行ってみて驚いた。これほど集客力があるSCなのにほとんどがシャッター街になっているのだ。
それほどまでに上海の実体物販店は厳しい。物販よりは好調なレストランにしてもかなりの頻度で入れ替わっていて、決して楽に儲かるわけではない。

小売・飲食で進出を計画されている方は十分な市場調査をされたほうが良い。気を付けなければいけないのは、在住歴の長い邦人の意見。彼らは昔の全く違う中国で生活をスタートし、そのやり方で生きてきて中国の変化についていけてないケースが往々にしてある。10年前の上海と今の上海は別の世界だと思ったほうが良い。スマホソフトを使いこなして生活しているような人からアドバイスをもらうべきだ。

このような状況下、西に1キロ程度しか離れていない威寧路でも5月に新しく大型SC(BINGO広場2期)が立ち上がる。全く理解に苦しむ。ここは大型駐車場を構えた郊外店で、ここより西には大した商業施設がないからそれなりの勝算があるのだろうが、すでに営業しているBINGOの1期もそれほど繁盛しているようには見えない。

アピタ(ユニー)は本体が苦戦して日本ではかなり店舗整理をしているという。
在留邦人はみな応援しているので上海はがんぱってほしい。

滴滴出行(滴滴専車)の使い方

2016年03月09日 | 上海生活

2019年10月アップデート。
中国は状況が目まぐるしく変わるのでこの記事は古新聞です。車両のランクとかは全く変わっています。
また、現在は中国の銀行口座がないと支付宝、微信支付ともに使えない(入金ができない)ので、滴滴を旅行者がつかうことは難しいと思います。
唯一の方法は、微信にパスポートとVISA等の国際クレジットカードで実名登録(この国際クレカは決済には使えない。実名登録の証明用)、
その後WINDOWSで微信アプリをダウンロード。次に誰かから微信のアカウントに送金をしてもらい、WINDOWSアプリ上で受け取る、ということでチャージができます。(これは単に抜け穴だと思われます)

最新状況にアップデートしました。(16年5月)

最近スマホでタクシーを呼ぶ人が増え流しのタクシーがなかなかつかまらない上海ですが、だからといってスマホで呼ぶのはちょっと勇気がいります。
私もそうでしたが、自家用車を使うハイヤーサービス(Uberの中国版)滴滴専車をつかってみたら案外簡単だったのでその使い方を書いておきます。

まず必要なのはスマホ。iPhone, androidどちらもOK。次に、ソフトのダウンロード。微信と滴滴出向が必要。
なぜ微信がいるかというと、支払が微信支付になるからです。(なお、支付宝との紐付もメニューにありますができませんでした。パスポートで実名認証している外国人は使えない様です。)

微信のウォレットにお金を入金しておきます。知人に頼んで現金を渡して送金してもらうのが一番簡単。
また、ウォレットの画面から設置で銀行カードの紐付もできます。これをしておけば都度の引き落としになります。

次に、滴滴出行を立ち上げて、個人情報をインプットします。常用住所も2か所入れることができます。携帯電話番号は必須。名前などは入れなくてもOK。またここの設置画面で微信のパスワードなし支払(黙認免密支付)を開通させておきます。

現在4種類の車が選べます。大衆車は「快車」というカテゴリーになっていて、それ以上が「専車」。専車のなかに中型車(カムリクラス)の舒适型、ミニバンの七座商務、高級車(ベンツクラス)の豪華型。だんだん高くなります。
(その他、出租車はタクシー、順風車は通勤時の相乗り、代駕は運転代行。ここでは快車と専車について書きます。)

なお、中国のスマホソフトは毎週のようにアップデートするので、クラス分け名称等は変更になっている可能性があります。

快車で概ね通常のタクシーと同等の料金。私は運転手の質がいい舒适型をよく使います。タクシーより数割高いですが、いま滴滴は時々割引クーポンを出すのでタクシー並みの料金で乗れることも多い。

さて、使い方です。まず、快車か専車かを選択。画面には現在自分がいる場所が表示されます。(前もってソフトにGPSへのアクセス許可をしてください)
そこでよければそのまま。違うなら地図を動かしてピンの位置を変えます。
次に行先のインプット。中国簡体漢字でインプットすると候補がどんどんでてきて、たいていは最後まで入れなくとも見つかります。
専車の場合は車のクラスを指定します。
快車の場合は併車と不併車どちらにするか、と聞いてきます。
これは通常は不併車。併車は乗合で、安いけど途中で寄り道することになります。

すると見込み料金が表示されます。
これは実際の料金とは異なりますが、大体正確です。
料金は割引クーポン込の価格になっています。

次に、今すぐ来てほしい場合はそのまま、時間指定をする場合は+マークをタッチして出発時間「現在」となっているところをタッチして変更します。

最後に呼叫ボタンを押します。画面を見ていると、そのうち運転手の名前、車の種類、ナンバーの下3桁の表示が出ます。これは応答の合図。中級でリクエストしてもミニバンが応答することが結構ありますが、その場合は中級の料金が適用になります。その後数分以内にこの運転手から電話が入ります。

ここからが問題ですね。どこに来てほしいかを伝えなければなりません。
ポイントは、伝えやすい場所で待つこと。XX路 XX路 路口(交差点:ルーコウ)が一番楽です。
文章では、「我们在XX路 XX路 路口 等你」となります。大抵はそれに対して何分くらいで行けるよ、というような事しか言わないので、ハオハオと言っておけばいいでしょう。または、有名な建物の前 XX的門口前面、など。「XX路にいる」はXX路上です。運転手のスマホの地図にこちらが現在いる地点が表示されますので、ここでさほど厳密に説明できなくても何とかなります。

電話がおわったら自分のスマホを確認しましょう。呼んだ車が今どこを走っているかリアルタイムで表示されます。
地図上で車が近づいてきたら手を振れは大体気が付いてもらえます。表示されているナンバープレートの番号を確認しましょう。

乗ると運転手が念の為行き先を確認してきますが、その時点で運転手のスマホナビには経路がインプットされてます。

走行中、車にメーターはありませんが自分のスマホ画面に刻々と料金が表示されます。到着すると、運転手がスマホを操作し、こちらのスマホには最終料金が表示され、黙認支払いの場合は特に何もしなくても支払が完了、そうでない場合でも運転手とのやり取りはおしまいです。確定金額を確認して問題なければ下車し、その後暗証番号インプット等をして微信支付の支払いを完了させればOKです。
さらに支払い完了後の画面で運転手評価をします。運転が乱暴とか、車内が汚いとか目に余る場合以外は5つ星にしておけばいいと思います。いままでの経験では紳士的な運転をする人が多く、これが流しのタクシーとの大きな違いです。

最初はドキドキしましたが、やってみると簡単でした。試してみてください。


支付宝 中国のキャッシュレス生活

2016年03月09日 | 上海生活
中国ではスマホによるキャッシュレス決済が急速に拡大し、それに関しては日本よりはるかに進んでいます。
Felicaをつかう日本のおサイフケータイとは違い、スマホ画面に出るバーコード提示なのでスマホの機種は問わず利用可能。
殆どの日本人駐在人はそのやり方などを知らないと思いますので、その解説も含めて書いていきます。

大手のネット決済は二つ。最大手はアリババグループの「支付宝」、次に使われているのがテンセントの「微信支付」です。
支付宝は実名認証が必要なので、パスポートの画像データを送って登録が必要。【訂正】今は画像データ送付は不要のようです。銀行カード作成時の名前や登録携帯番号を正確に入力すれば登録可能のようです。
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訂正追記 
2016年夏から実名登録の規制が厳しくなりました。
支付宝に銀行カードをひもつけ、制限なく使うためには3種類の実名認証が求められます。
中国人は電話番号、銀行カード、身分証明でOKですが、外国人はパスポートが認められません。
三つにするためには、銀行カードが二枚必要です。現在一つの銀行では一枚しか作れませんので、
二箇所の銀行でカードを作る必要があります。
また、その銀行カードの名義はアルファベットで姓スペース名で統一する必要があるとのこと。
その名義でできるのは交通銀行と建設銀行だそうです。
駐在の方は、もう一つの実名認証としてまず電話番号と銀行カードで登録してから(使用限度制限がある)
自分の名前の公共料金支払いもしくは高鉄、飛行機の切符購入履歴があればそれも実名認証に使えるとのことです。

以下の記載も最新状況では異なっていることがありますのでご注意ください。
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どちらもプリペイドでお金を入れておくことも、銀行カード(中国の銀行のデビッドカード)と紐付し即時引き落としも可能。銀行カード紐付のほうが入金の手間がなく楽です。特に微信支付はスマホ画面上からパスワードを入力することで銀行カードの紐付ができます。一日の使用金額上限設定や金額によってパスワードや指紋認証必要等のセキュリティ設定ができます。なお、銀行カード等を使わずプリペイドにチャージする場合は、支付宝や微信支付を使っている中国の知人に現金を渡して送金してもらうのが一番簡単です。

スーパー、コンビニなどは支付宝、微信どちらにも対応していますが、アリババが運営している通販「タオバオ・天猫」は支付宝だけしか使えません。汎用性でいえば支付宝に軍配が上がります。

支付宝に絞って話をしましょう。
支付宝のスマホソフトから、光熱費や携帯通話料等の支払が可能。帳戸番号を入れておけば請求の連絡がプッシュ通知され毎月の支払は殆どワンタッチで済みます。

中国版食べログである「大衆点評」では、団購と称するクーポン券を出しているレストランが多く、85元で100元食事券、などの割引が行われてます。これの支払には支付宝が必要。クーポンといっても支払時に金額を聞いてからその分をスマホで購入すればよく、要は割引です。また最近は大衆点評の画面から金額を入植して支払うことで割引金額になるレストランも増えています。支付宝を持たない日本人しか行かない居酒屋等は殆ど対応していませんが、中国人が行く店は大抵なんらかの割引があります。

「飢了マ」(ウーラマ)等の出前サイトも支付宝決済で配達時のお金のやり取りは不要。

スーパー、コンビニでは支付宝の付款画面で表示されるバーコードの提示で一瞬で支払が完了します。このバーコードは表示するたびに変わり、また決済が済むと無効になるので後ろから写真を撮られても不正利用はできません。

中国ではあまり見ない自動販売機ですが、これも支付宝に対応しているものが多くなっています。これは音で支払います。付款画面の声波付をおすと携帯がら音が出て、それで支払ができます。
交通カードの自動チャージ機もスマホの支付宝に対応してます。これはバーコードをかざします。

Uberのようなハイヤーサービスである「滴滴出行」の滴滴専車も目的地に到着したら引き落としになります。これは支付宝、微信支付両方に対応してますが、パスポート登録の外国人は支付宝が使えず、微信支付のみとなります。
滴滴はいまならUberと熾烈な戦いをしているので、2割、3割引きのクーポンが乱発されており中級車でも普通のタクシーと同じ程度の料金で使えます。

支付宝同士、微信支付同士でのお金の受け渡しも簡単にできます。食事の割り勘とかも簡単に清算できます。
まあ、私の場合周りの日本人がほとんど使っていないので使いませんが。

中国駐在の方はローカルスタッフや親しいおねえさん(笑)に聞いて設定されたらいかがでしょうか。あるとないでは生活の便利さが全然違います。

中国のダメさ加減をあざ笑うだけでは将来はない

2016年01月10日 | 上海生活
最近、TVや雑誌を見ていると中国や韓国のデタラメさに関する報道が目につく。日刊ゲンダイのように明らかに誇張されたものもあるが、概ねそれは真実だ。しかしその情報元はほとんどが現地の報道であり、こちらでも「事件」として取り上げられたものばかり。
日本にいるとそうしたことが日常的に起きているかのように感じてしまうかもしれないが、実際はそれほどのことはない。

こうした報道が多くなられるのは日本の大衆が喜ぶからに他ならず、それは最近の日本経済・製品の凋落に対して安心を得たいという心理によるものではないのか?

たとえば「中国の旅行者が日本でエスカレーターでなぜ片側を開けているか最初は理解できなかったが、急ぐ人への配慮だとわかり感動した」なんてのがあったが、中国、少なくとも私が住む上海でも普通に見られる。
周りには日本に旅行する中国人が沢山いるが、感想を聞くと「ホテルの部屋が狭い」「どこにもゴミ箱がなくて困った」くらいで、別に何かに感動してきたということもない。
中国では交通事故があっても誰も助けないという報道が日本で広まり、相当サツバツとした社会なのだろうと思っている人が多いが、私の感想でいえば中国人は日本人からみるとお節介と思うほど見知らぬ人に対して親切で人懐っこい。中国では公共交通機関で老人や妊婦への席を譲るのは当たり前だし、路上生活者に恵みを与える人も多い。

確かにレストランの従業員が気が利かない、というのはあるが、最近のチェーン店ではCS教育がしっかりしていて相当改善されている。

むしろ日本より遥かに進んでいると感じるのはITサービス。スマホで検索し予約し、支払いまですませるということがたいていのサービスで提供されている。また無料Wi-Fiはどこのレストランでも当たり前に提供している。
日本もオリンピックでおもてなし、とかいうなら少なくとも新幹線の座席予約くらいは海外からネットでできるようにしないとダメだろう。

中国のスピードは早い。米国留学した若い起業家たちがどんどん出てきている。沿岸部・大卒の若い人たちを見ていると、これはいずれ日本は負けるかもな、という危機感を私は感じる。
まだまだ日本の足元にも及ばないなんて安心していると非常に危ない。