先日報道で知ったが、政策コンテストの項目に高速道路無料化が入っていて(これを知らなかった)パブコメでは支持が政策の中で最低、8割が反対だったという。
この政策コンテストにゆだねるってのは、世論を尊重するように見えるが、実際は政治主導の放棄じゃないの?官僚が恣意的に活用しているようにも思える。
さて、興味深いのはこの世論の移り変わりだ。
民主党は山崎養世氏の「日本列島快走論」に乗っかって完全無料を打ち出した。それに対抗して、当時の政権は土日1000円を実行。
選挙では民主が圧勝。これに高速道路無料がどれだけ影響したかはわからないが、民主が勝ったのは事実。
その後、完全無料は出来ない~一部しかできない~その他上限2000円などと変遷し、結果的にマニフェスト実行を放棄した。
で、政策コンテストでは高速道路無料化に8割が反対。各種調査でこの数値は多少ぶれるが、それでも反対が賛成を上回っているのは間違いなさそうだ。
しかし、別の調査では8割の人が民主党が高速道路無料化のマニフェストを実行できなかったと批判している。
高速道路を無料化しても、財政はOK,渋滞も問題なし、全てが上手くいくと言ったから賛成した
↓
しかし、財源は不明確。しかも土日1000円でもあれだけ渋滞するのに無料は無理だろ?
↓
現実を知った国民は無料化反対
↓
ぬるい検討で甘いマニフェストを掲げて実行できなかった事に対して批判
ということだろうか。
必要なことは無料か有料かという2者択一ではなく、最適化だと思う。
無料にしなければ利用が増えない道路は無料化すればいい。インフラとして存在するものが使われないのはばかばかしい。そういう意味で現在の無料化実験は正しい判断だ。
その他の道路は、適切に利用されるまで価格を見直せばいい。
適切とは、渋滞によって利用価値が損なわれない範囲、ということになる。上限2000円はそうしたシミュレーションのもとに決定されたと信じたい。そうであればこれは賛成。
むしろ値上げをして渋滞を緩和したい、という道路があるなら、それは道路整備が優先課題であるということを認識しなければならない。
外環道大泉以南などのミッシングリンクの整備を最優先するべきだ。これは工費がかかるだろうが、同じく巨額投資案件である第二東名を静岡県内だけに作るよりプライオリティが高いように感じる。きちんと合理的な判断のもとに進められているのだろうか?
この政策コンテストにゆだねるってのは、世論を尊重するように見えるが、実際は政治主導の放棄じゃないの?官僚が恣意的に活用しているようにも思える。
さて、興味深いのはこの世論の移り変わりだ。
民主党は山崎養世氏の「日本列島快走論」に乗っかって完全無料を打ち出した。それに対抗して、当時の政権は土日1000円を実行。
選挙では民主が圧勝。これに高速道路無料がどれだけ影響したかはわからないが、民主が勝ったのは事実。
その後、完全無料は出来ない~一部しかできない~その他上限2000円などと変遷し、結果的にマニフェスト実行を放棄した。
で、政策コンテストでは高速道路無料化に8割が反対。各種調査でこの数値は多少ぶれるが、それでも反対が賛成を上回っているのは間違いなさそうだ。
しかし、別の調査では8割の人が民主党が高速道路無料化のマニフェストを実行できなかったと批判している。
高速道路を無料化しても、財政はOK,渋滞も問題なし、全てが上手くいくと言ったから賛成した
↓
しかし、財源は不明確。しかも土日1000円でもあれだけ渋滞するのに無料は無理だろ?
↓
現実を知った国民は無料化反対
↓
ぬるい検討で甘いマニフェストを掲げて実行できなかった事に対して批判
ということだろうか。
必要なことは無料か有料かという2者択一ではなく、最適化だと思う。
無料にしなければ利用が増えない道路は無料化すればいい。インフラとして存在するものが使われないのはばかばかしい。そういう意味で現在の無料化実験は正しい判断だ。
その他の道路は、適切に利用されるまで価格を見直せばいい。
適切とは、渋滞によって利用価値が損なわれない範囲、ということになる。上限2000円はそうしたシミュレーションのもとに決定されたと信じたい。そうであればこれは賛成。
むしろ値上げをして渋滞を緩和したい、という道路があるなら、それは道路整備が優先課題であるということを認識しなければならない。
外環道大泉以南などのミッシングリンクの整備を最優先するべきだ。これは工費がかかるだろうが、同じく巨額投資案件である第二東名を静岡県内だけに作るよりプライオリティが高いように感じる。きちんと合理的な判断のもとに進められているのだろうか?