大震災から一カ月、今なお余震と原発からの放射能汚染が続いています。今回の東日本大震災で足立区も被災地といえる被害が確認されています。
罹災証明の申請は4月20現在、557件で家屋の一部損壊が圧倒的です。区内には7か所の応急給水槽(下記一欄表)があり区民一人当たり3日分の飲み水は用意されていますが、給水車が一台もなく、いざ災害になり断水した場合には、区民に配水できないことが危惧されています。
また、今回の地震で液状化となった地域が数多く報告されています。
東京都液状化予測図によると足立区内のかなりの地域が入っています。今回、荒川放水路の液状化が起きて、一時避難所として機能しない可能性があります。
液状化予測図では、かつて湿地帯や沼、池であった地域、地下水が浅いところにある地域など液状化危険地域(下記図参照)がありました。
足立区では放射能の測定を行っていましたが、測定器が故障してしまい修理中で測定不能です。
これでは区民の不安は解消されないばかりか、不安が募ってしまいます。
足立区の「防災計画」は、今回の震災で甚大な被害を与えた津波や原発事故を想定したものになっていません。抜本的に見直すことが必要です。
さらに避難場所についても、要介護者や障害者を受け入れる第二次避難所の収容人員が約8千人しかありません。いざという時に機能する避難所対策を急ぐ必要があります。
私、針谷みきおは区に防災計画の見直しを求めました。
災害対策課長も東京都も東日本大震災をうけ、見直しを行うので足立区としても見直していきたい。」と語っています。