南斗屋のブログ

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自賠責の日常生活状況報告表の大幅改訂

2007年06月11日 | 高次脳機能障害
 自賠責の日常生活状況報告表は、高次脳機能障害の後遺症が疑われるケースについて必要な書式です(その詳細については、過去記事、「日常生活状況報告表」)。

 この自賠責の日常生活状況報告表が、2007年4月1日から大幅改訂されました(過去記事、「高次脳機能障害の自賠責認定システムに少し見直しがあったようです」。
 従来の書式とは全く違いますし、これを記載するのは格段に難しくなったと思います。

 新書式は全体を7項目に分けて質問があります。
 その7項目とは
1 日常活動(選択式)
2 問題行動(選択式)
3 日常の活動および適応状況(選択式)
4 上記1~3項についての具体的状況(自由記載) 

6 身の回りの動作能力(選択式)
7 6項について、声かけ、見守り、介助が必要な理由(自由記載)

 これだけみただけでも項目が増えたことがおわかりいただけると思います。
 従来の書式では、選択式は、3択、つまり3つの中から一つを選べば良かったのですが、今回は選択も最高で6択まであり、かなり頭を悩ませないと書けないのではないかと思います。

 もっとも、設問が細かく、かつ回答も細かくなったことで、従来の書式よりは被害者の生活状況は明らかにできるようになるのではないかと思われます。
 ただ、それはこの書式を見て、判断をする人にとってであり、これを実際に作成しなければならない被害者(の家族)は、以前よりもかなり難しい作業をしなければならないことは間違いないと思います。

 以上が、今回の大幅改訂の総論的な部分ですが、これでは抽象的すぎておわかりにならないと思いますので、順次、具体的な記載を紹介していきたいと思います。
暇をみつけて作業をしますので、時間がかかると思います。
ご了承ください(今のところ、すべて工事中です)。

1 日常活動(選択式)→こちら
2 問題行動(選択式)→こちら
3 日常の活動および適応状況(選択式)→こちら
4 上記1~3項についての具体的状況(自由記載)→こちら 
5 就学・就労状況→こちら
6 身の回りの動作能力(選択式)→工事中
 上記について、声かけ、見守り、介助が必要な理由(自由記載)

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