リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

新しい人生への扉を開けるのに遅すぎることはないの

2022年12月15日 | 日々の風の吹くまま
12月14日(水曜日)。🌫☀。週中のこぶの日。頭の上でのコンコン、カンカンという音で目が覚めた。外は暗いけど、7時半を過ぎていたので時間的には騒音の範囲外。コンクリートの建物は打撃音が思いがけないところで響くから厄介。でも。上の階できのうからやっているのはペンキ塗りのようで、大工仕事と違って音はいたって穏やか。先月さらに上の25階で洗濯機から水が溢れる事故があったそうなので、壁に何らかの被害があって、それを修理するついでにペンキを塗り替えようということになったのかもしれない。新築マンションの室内の壁は、オーナーが好きな色に塗るという想定でつまらない白一色なので、何年も経つとくすんで来るもの。でも、こういう工事の音ってなぜか意外と気にならないから不思議。まあ、この商売の人たちは朝が早くて、その分3時頃に切り上げるので、まともな業者なら夜まで続けることはないから、昼間外に出ている人たちは気付かないだろうな。我が家の改装だって3ヵ月もトンカチ、ガンガンやっていたのに1件も苦情が来なかったもの。


ちょっと待っていてね
お日様、まぁだ?

今日も朝霧。日中晴れる分だんだん冷えて来ていて、週末にはまたぞろ雪が降る(かもしれない)という予報。朝のウォーキングはたんに濡れているだけに見える歩道が実はスケートリンクだったりするから、安全第一で歩いていたら何と18分41秒。こういうときに大股ですたすた歩くのは愚の骨頂と言うもんで、慎重に慎重を期して足をしっかり直角に地面につけて踏みしめて行くのが一番の安全策。私たちの年ではどっでぇ~んと転んだらアウトになりかねないから、重々気を付けないとね。それでも、今日は2人と2、3回はっとするスリップがあって、ほんっとに冷や冷やもの。融雪塩を撒いてくれるといいんだけど、積もっていた雪が見た目にはきれいになくなっているからねえ。

ま、クリスマスの「やらなきゃリスト」をほとんど完遂したので、今日はちょっと息抜き。と思ったら、あっ、ドロシーからのメールだっ。うはあ、どきどき、どきどき。何か恐る恐るの気持でクリックしたら、「作品をそこまで気に入ってくれてうれしいです。翻訳の提案に感謝します。来週にも出版社にプロセスに関してコンタクトしますね」。あはぁ~。はあぁ~。うわぁ~。ドロシーが日本語訳にオッケーしてるってことだよねっ。何度も読み返して、うん、ほんとだぁ。夢を見てるんじゃない。人生の新しい方向に踏み出す小さな、小さな一歩。夢じゃないよ。嘘じゃないよ。ワタシの妄想じゃないよ。目の前にワタシの人生の次のステージへのドアがほんの少し、ほんのちょっとだけ開いたんだから、足の先を突っ込まない手はない。でもでも、ほんとに目の前に開いたその扉をグイっと押して新しい世界に足と踏み入れるかどうかはワタシ次第。オリジナルを見て翻訳すればそれでいいってもんじゃなくて、外からはある程度のおぼろなイメージがあってもその内側についてはほぼ未知の世界。著作権、翻訳権その他もろもろのプロセスがあるし、日本での上演にこぎつけるまでは日本の演劇界なりのプロトコルがあるだろうから、ちょっと怖いという気もするけど、でも、でも、この機会を逃したらそれこそワタシの一生は何も残さないで終わり。うん、人生は阿弥陀くじみたいなもんで、75歳だって100歳だってやる気に燃えていれば、never too late and never too oldで、新しい道に踏み出すのに遅すぎるってことも年の取り過ぎってこともないの。

さっそく東京の先生に報告しなくちゃと思いつつ、今日はどうしてもどうしても1日中そわそわ、どきどき、わくわく、うきうき。無理して落ち着くこともないやと、クロスワードをしたり、パーティのメニューを考えてみたり、The Piano Teacherの忘れられないシーンを思い浮かべてみたり。朝に撮った写真を整理していたら、あは、なぜか川向こうじゃなくてもろにニューウェストミンスターの真上をバンクーバー国際空港を目指して飛んで行ったANAの飛行機。調べてみたら、成田発午前9時50分着のNH136 便。ああ、このプロジェクトが成功して、日本のステージに乗ることになったら、「翻訳家」として初演を観に行けるかな・・・なぁ~んて、ほらほら、また夢想が膨らんで来ちゃうじゃないの。でも、ワタシって、ほんとに年を取るほどに運が強くなるという気がする。ほら、深呼吸、深呼吸・・・。

ANAのNH136便。着陸まであと10分ほど・・・



コメントを投稿