リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

日曜ドライブは楽しからずや

2023年06月05日 | 日々の風の吹くまま
6月4日(日曜日)。☀。今日は8時前に起床。Arts Clubの大口寄付者のためのブランチ会で、10時からということなんだけど、会場のスタンレー公園の西側にあるTeahouseレストランに行くのに、広大な公園を東側から一方通行でぐるぅ~っと大回りして行かなければならなくて、おまけに公園の中だから制限時速は30キロ。というわけで、8時半に出て、日曜日の朝でまだ交通が少ない高速を通って、予定していた出口を見逃して、バンクーバー市内をちょっと遠回りして、スタンレー公園に入ったのが9時ちょっと過ぎ。そこから件の道路に入って、自転車の列を気にしながら、公園の突端にあって展望が開けるプロスペクトポイント(もうアジアからの観光客がたくさんいた)を回って、さらにドライブ。まあ、天気がいいので、木立の中をゆっくり行くのも気持がいいけどね。



レストラン前の駐車場に着いたのは9時半。グーグルが表示した時間よりは短かったけど、日曜日の朝で車が少なかったからだな。レストランのゲートがまだ空いていなかったので、車を止めてその辺を散歩。前にここに来たのは40年近い昔かな。食事に来ただけだったから、周りがどんな感じだったかまったく覚えていない。レストランの裏に回ったら、道路にカナダガンが3羽か4羽。時たま車が通るから、もしかして交通整理を買って出たとか?気候がいいせいか、スタンレー公園には昔から渡りをせずに冬越しするカナダガンがたくさんいて、芝生のそこら中にでっかい糞を落とすので、増え過ぎていた時はちょっとした鼻つまみ者だったけど、今はどうなのかな。ハイキングコースが縦横にある道路の向こう側に何やら目立つ大きな看板があったので、行ってみたら、「コヨーテに注意」。この付近に巣穴を作って子育てしているらしく、危険を避けるための注意書き。何年か前に人が公園内でコヨーテに襲われる事件が続発して、一部を捕獲して殺処分にしたことがあったな。コヨーテには迷惑千万な話だけど、野生動物との共生はなかなか難しい。





レストランの前の芝生の向こうに広がるのが細長いサード・ビーチ。バラード入江の向こうに見えるのがウェストバンクーバーで、高層マンションの後ろの高台が1930年代にギネス一族の会社が拓いたお屋敷団地で、戦前は「白人のみ」だったところ。今見ると、住宅地が昔の倍以上に広がって見えるなあ。ちなみにライオンズゲート橋は、バンクーバーからこのブリティシュプロパティーズへのアクセスを確保するためにギネス一族が架けたもの。(そうでないと、足が不便過ぎて団地のお屋敷が売れなかったのかな。)レストランから南の方へ行くとセカンド・ビーチ。で、ファースト・ビーチはどこにあるのかと言うと、公園の外のイングリッシュベイ・ビーチがそれで、その名も「ビーチ・アベニュー」に沿って古めの高級マンションやアパートがずらり。



ブランチは(朝っぱらから)シャンペンで始まって、しばしわいわいがやがや。Arts Clubでは年間一定額以上を寄付すると、Artistic Director’s Circle(ADC)のメンバーとしてオープニングナイトのレセプションなどのイベントでの交流の他、個人スポンサーになれたり(サイン入りポスターの額をもらえる)、チケットを取り替えたり、追加のチケットを割安で買えたりする特典がある。私たちもメンバーになって10年以上経って、いつの間にか大口のカテゴリーに入ってしまったおかげで、ワタシは演劇人や芝居好きの人たちとの交友を通じてリタイア人生はバラ色。今日のブランチでも、参加した20人のうちで初対面だったのは4人だけで、あっちでぺちゃくちゃ、こっちでぺちゃくちゃ。こういう「今が一番楽しい時」と言えるような老後、想像もできなかったな。うん、じゃあ、来週の水曜日のレセプションでまたね。


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