リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

水漏れ修理は謎解きのごとし

2017年01月23日 | 日々の風の吹くまま
1月23日(月曜日)。晴れ。平たい屋根の建物はどれも真っ白な霜。今週は気温が5度以
上で雨の予報がないということで、11月から懸案になっていた水漏れ対策の作業開始。午
前9時過ぎに外壁専門の会社からリンデンとトーマスの2人組が道具や材料の入った大き
なバケツを持ってやって来たので、まずワタシの応急処置で乾いた幅木は雪解けと続く大
雨でも濡れなかったことと先週から新たに小さな膨れが2つ出現したことを報告。

天候の回復を待っている間(2ヵ月!)に前回の視察で撮りまくった写真で点検箇所を検討
したようで、手書きのメモだらけの写真も。オフィスの窓越しに見ていると、長身のトーマス
が水返しやドア枠周りのコーキングを取り除いて、機関銃のような大きなコーキングガンで
新しいのを塗っている間、リンデンは曲がったへらのような道具でデッキ床のコンクリートタ
イルをドア枠に沿って持ち上げ、黒い防水膜をめくり、厚い断熱フォームをナイフで切って外
して、ドア枠下の水濡れの有無をチェック。そのうちスマホで誰やらと相談している模様。
 

ドアを開けてリンデンに「どぉお?」と聞いたら、デッキ床とドア枠の下のコンクリートの敷居
のコーキングが不十分なので、防水塗料を持って来て塗ることにしたと、手順を細かく説明。
おやおや、午前中で終わるはずの仕事が想定外の大修理になったみたい。昨今は車でも
何でもとにかく商品を市場に出して、欠陥が見つからなければ御の字で見つかったらリコー
ルして修理すればいいというような、品質管理の任を消費者に転嫁するような風潮がある
から、マンションも量産品と同じようなものねと言ったら、「結局はスケジュールと金だからね。
今なんか30階建てを1年で完成させろってんだから、手抜きするだろうな。おかげでボクた
ちが仕事にあぶれる心配はなさそうだけどね」。なるほど・・・。

ランチの後で大きなバケツに入った真っ黒な防水塗料を持って来て、大きな刷毛でべたべ
た。その上に白いメッシュ状の膜を広げて、さらにべたべた。最後に巨大なヘアドライヤー
のような乾燥機で乾かして、今日の作業はおしまい。「すっごい粘着質だから触っちゃだめ
だよ」と言って帰って行った。3時間の予定が7時間。後は明日の仕事が午前中に終わった
ら午後にデッキの復旧作業。これで問題解決だといいねと言ったら、「う~ん、パズルを解く
ようなもんだからねえ」。ほんと・・・。

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