リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

たかがお金、されどお金なんだけど

2019年01月12日 | 日々の風の吹くまま
1月11日(金曜日)。曇り。雨は4、日は降らないらしいけど、その代わり冷え込みそうだな。この冬の北海道は雪が多いようだけど、太平洋のこっち側は雨ばっかり。地球は丸いのに何ごとも満遍なく回らないのが自然の妙と言うのかな。

今メディアはアマゾン創業者の離婚の話で大賑わい。どうもダンナの不倫がからんでいるらしいけど、世界一の富豪と25年連れ添った奥さんは財産の折半で世界一の女性富豪になるという話。というのも2人が住むワシントン州は「夫婦共有財産制」。アマゾン創業から苦楽を共にして来た糟糠の妻だから、日本円にして140兆円と言われる財産はそっくり共有財産ということになって、婚前契約がないから、奥さんはスパッと半分持って行けるわけ。まあ、ダンナは世界一の富豪の座から転落するだけで、別に痛くも痒くもないだろうけど。それにしても、男という動物は50の声を聞くとどうしても中年の危機とやらで血迷ってしまうものなのかな。これが唸るほどお金を持っていない普通のおじさんだったら、老後はえらいことになるだろうな。

ラジオから流れてくるアバの『マネーマネーマネー』を聞いていて、人間の世の中は生きるも死ぬもお金が絡むものなのかと思った。「お金、お金、お金。お金持の世界はおかしなもの。お金持の世界はいっつも明るいの」。はて、ほんとにそうかなあ。もっと増やしたいとか損をしたくないとか、いっつも神経をすり減らしていて、ほんとはあり余っているお金を楽しめていない金持が掃いて捨てるほどいそうだけどな。「幸せはお金で買える」と言ったのはハーバード大学のノートン教授だけど、それは「正しい使い方をすれば」の話なんで、使い方が間違っていたらどれだけたくさんお金を持っていても幸せにはなれないってこと。すると、どういう使い方が正しいのかとなるんだけど、結局は「自分にとって」何が幸せなのかという人それぞれの価値観によって違って来るから、どこかの掲示板なんかで聞いてみても正解があるわけがない。

人類が発明した便利な道具のひとつに過ぎないお金だけど、持っていても使い方を知らなければ人生が楽になるわけじゃないのがお金で、だからと言ってまったく持っていなければ生きて行くのに困るのがお金。お金が魔物なのは、発明した人間が御しきれないほど七変化に長けてしまったからかな。何だか「フランケンシュタインの怪物」的でもあるような・・・。

コメントを投稿