リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

いきなり入金した政府からのお金の正体は

2022年10月06日 | 日々の風の吹くまま
10月5日(水曜日)。⛅☀。けっこうよく眠れて、元気回復に何より。東の方の地平線はまだ完全にかすんでいるけど、大気の質(AQHI)は「3」(低リスク)で、空の色も心なしか青みを帯びて来たので、ミネカダ火災は落ち着いて来たんじゃないかな。ただし、郊外の奥の川の上流一帯はミネカダの煙だけじゃなくて、チリワックや国境の南側の山林火災の煙も流れているそうで、AQHIは「4」(中リスク)。やれやれだなあ。

今年のBC州沿岸地方は記録的な干ばつなんだそうで、9月の1ヵ月の雨量はアメリカ南西部のモハーヴェ砂漠よりも少なかったらしい。メトロバンクーバーでも、もう何週間も雨らしい雨が降っていなくて、最後に見た雨はお湿り程度。平年なら10月は秋たけなわで雨期に入る頃なんだけど、窓から見たクィーンズパーク地区の緑はまだ青々としていて、ところどころ色づき始めたかなという程度。沿岸地方中部の河川では水温が高いうえに流量が少なすぎて、遡上して来たカラフトマスとシロザケが産卵場所に行き着けないまま大量に死んで、サケの死骸がびっしりと川面を覆っているところもある。そうでなくても、最近は遡上して来るサケの数が年々減っているのに、こんなにたくさん産卵することなく死んでしまっては、絶滅危惧種になってしまいかねないな。途中でサケを捕獲して卵を採取して上流の産卵地に運ぶ試みもあるそうで、状況はそれだけ危機的ということで、早くどばぁ~っと雨が降らないかなあ。降ると今度は水害が多発するのかもしれないけど、っとに、もう。

いつものように銀行の口座をチェックしていたら、あれれ、当座預金の口座に約1万3千円の入金があって、送金の主は「Canada FPT」。心当たりがないので、どこからだろうとググってみたら、FPTは「連邦/州/準州」の頭文字で、連邦政府や州政府の各種の給付金の支払いを一括して扱っているらしい。そう言えば去年だったか、1回だけだったけど連邦売上税(GST)の還付があったっけ。ほとんどの給付金は前年の確定申告の世帯所得がベースになっていて、一定の金額を超えると段階的に減額されるから、所得が多いと給付金はゼロになるしくみ。我が家にGSTの還付があったのは、ワタシがリタイアして事業所得がゼロになり、コロナの特例で個人年金(RRIF)の払出しを減らして、さらにコロナでキャンセルになったクルーズの払戻しをArts Clubにそっくり寄付したせいでかなりの税額控除があったりして、所得税申告の上では「低所得」になってしまったから。でも、去年は規定通りにRRIFを引き出したし、寄付や旅行保険のような大きな控除が減ったせいで、世帯収入はほぼ公的年金と個人年金だけなのに、確定申告では「高所得」(統計的には「中流の上」だそうだけど)になって、がっぽり税金を取られた上に今年の所得税を前納させられるはめになって、給付金なんかはすべて所得制限に引っかかってアウト・・・。

そんなところへいきなり政府からお金が来るから、何だ、これ?となっちゃうわけだけど、よく調べてみたら、どうやらBC州の気候変動対策に関する「炭素税」の還付金で、急激なインフレの影響を緩和するとかで、所得制限の上限を一時的に倍に引き上げたおかげで、我が家も今回に限って給付対象になったらしい。もっとも、よく読んで見ると、減額なしの所得レベルなら2人世帯で7万円ぐらいになるところ、段階的減額の対象になる所得レベルの上の方ということで、がっちり減額されて5分の1。まあ、おこぼれ頂戴ってところで、「3週間分のマティニを買ってくれたと思えばいいじゃん」とカレシ。あはは。でも、元々私たちが払った税金をちょっぴり返してくれたというだけの話なんだけどね。