リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

国境を隔てた兄弟国ではあるけど

2020年12月21日 | 日々の風の吹くまま
12月20日(日曜日)。☁☁。いやはや今年も残すところあとわずかという今になっても、ルーフデッキにはキンギョソウとカーネーションがまだ咲いていて、ほんとに12月としては「暖冬」。でも、明日はもしかしたら雪混じりの雨かべた雪になるそうで、もしかしてもしかしたらホワイトクリスマスになるかもと気を持たせるような予報。ま、今年はみんな巣ごもりだから、珍しく銀世界のクリスマスになったら気分が盛り上がるかもしれないな。今年はクリスマス飾りの夜景が鮮やか・・・。







カナダで2021年の見通しについて質問した最近の調査によると、回答者の70%が「やや楽観的」、15%は「非常に楽観的」と答えたそうで、ワクチン接種が始まったのが大きな要因らしい。不思議なのは、ワクチン接種のニュースを聞いて「やや悲観的」になった人が10%もいたということ。何にしても悲観的な見方をする人間はどこにでも一定数いるもので、5%が「非常に悲観的」と答えたのはわかるけど、ワクチンのニュースで何で悲観的になるんだろう。誰も接種を義務化すると言ってないんだから、ワクチン反対派はしなければいいわけで、悲観的になる必要はないと思うけどな。もしかして、こう言っちゃ何だけど、みんながワクチンをして感染しなくなったら、せっかくの手厚い生活支援もなくなってしまって、いやでも働かざるを得なくなるのを憂えているとしたら、コロナバカの次はコロナボケってことになるのかな。

そのワクチンだけど、すでに1万人近くにファイザー製のを接種したそうで、モデルナ製のワクチンも今週には承認して優先順位に従ってどんどん接種するそうだから、やっと長いトンネルを抜けられるという気持になるのは当然だろうな。同じ調査では、非常に楽観的な見通しを持っている人たちの88%、やや楽観している人の72%がワクチンをすると答えたそうだけど、やや悲観的な人たちではそのつもりでいるのは25%、非常に悲観的な人たちでは6%そこそこで、大体は元からワクチン反対派だろうな。もっとも受けたい人でも今すぐにと言う人は3分の1くらいで、順番が来るまで様子見をして待つという「急がない派」が大半。政府や行政のやること、言うことには何であれ疑り眼で素直に言うことを聞かないアメリカ人でさえ、ワクチンをするという人たちが増えて来て、3ヵ月前のやっと50%から今では60%。「やらない派」も少数派になったとは言えまだ40%台。あちらは懲りなきゃわからない国民性のようだから、ダメという人には何を言ってもダメか。

まあカナダ人とアメリカ人は国境のアーチの標語によると「兄弟」ということになるんだけど、生まれも育ちも大違い。極端に色分けすれば、信仰の自由を求める清教徒がイギリス国教会派からの迫害を逃れて渡って来たのがアメリカで、イギリスの貧困階級や家名に泥を塗らないように仕送り付きで追い出された貴族や上流階級のお坊ちゃんたちが渡って来たのがカナダ。だから、アメリカ人は未だに何であれ「権力」に対して拒否反応が出たり、楯突いたりするのに対して、カナダ人は何であれ政府に何とかしてもらいたがる方。そんな性格の違いが医療制度にも反映されているわけなんだけど。