リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

労災保険に賠償責任保険に旅行保険で1日

2020年12月09日 | 日々の風の吹くまま
12月8日(火曜日)。☂☂☂。今日もうんざりするような雨、雨、雨の天気。あぁ~あぁ。今ごろは解除されているはずだったコロナ対策の交流の制限が1月8日まで延長されてしまって、Arts Clubの1人芝居第3作はとうとう公演中止。録画してあるものをネットで見るしかなくなったわけで、ほんとにがっかり。でも、新規の感染者数が横ばいになりつつあるときに、クリスマスと大晦日/新年のホリデイの時期を通して同居家族以外との交流を禁止した裏には、今ここで規制を緩めたら、そうでなくても長引く行動制限にうんざりしている州民の箍が一気に外れて元の木阿弥になるという危機感があったんだろうから、苦渋の決断は念のためってことで、保険みたいなものかな。

今日はほんとに1日中「保険」がテーマみたいな日だった。まずマンションの管理会社にきのう送ったメールの返事が来て、ワルデマーがリフォームの施主であるワタシのコンサルタントの役目を担うのみで、工事において実際に作業をしないのであれば、我が家のコンドミニアム総合保険の「住居における雇用者」として、労災保険加入は不要という回答。ワルデマーは5億円の事業者賠償責任保険をかけているし、我が家の総合保険には来訪者に事故があった場合の医療費や補償を含む1億円の対人賠償責任が入っているから大丈夫と思っていたけど、やっぱりほっとした。管理会社が労災保険にこだわったのは、管理組合に賠償責任がかかってくるのを避けたいからで、最近マンション管理組合が法律で義務付けられている総合保険の料率が暴騰している中で、去年は水漏れ事故修理で2度も保険請求をしたせいで保険料が跳ね上がって、管理費の値上げと特別課徴金の徴収を余儀なくされたことが背景にある。これでリフォームプロジェクトは一歩前進。

午後にはトラベルエージェントの保険スペシャリストのコリーンから、2022年6月のクルーズのキャンセル保険の証書を送るので一読してほしいとの電話。明日中に手続きをすれば「理由の如何に関わらずキャンセル可」(CFAR)のカバレッジを買えるんだけど、旅行費用の12%以上と言うばか高い保険料を払っても補償額は費用の50%なので、すごく損をする気分になってしまう。一方で、クルーズ会社のキャンセルポリシーでは、6月のクルーズについては、2022年2月8日、つまり出発日の4ヵ月前までなら、1人2万6千円のキャンセル料だけで済むので魅力的。でも、あくまでもキャンセルポリシーであって旅行保険ではないから、保険料(約50万円)とキャンセル料(5万2千円)の差だけで判断するのは難しい。さらに、保険料は年齢と共に高くなるけど、カレシの場合は心臓手術の経歴があるから「高リスク」ということで、ワタシのよりも8万円くらい高くなる。最終的にはカレシに下駄を預けることにしたら、夜になって電話して来た(心臓手術と初期のパーキンソン病がある)ジェフと長々とおしゃべりして「CFARはいらない」と言うので、はい、了解。それにしても、保険というのはとにかく複雑怪奇で、ほんっとにギャンブルみたいなもんだな。

パンデミックの世界は何もかもがギャンブルという感じがしないでもないけど、イギリスでは世界に先駆けて90歳のおばあさんがコロナワクチンの接種を受けたそうだし、カナダでも「ワクチン大作戦」に元NATO派遣軍指揮官を任命して、早ければ来週には最優先の人たちに接種を始めるそうだから、コロナ感染が横ばいから減少に転じて、年明けには規制緩和または解除ということになれば「勝ち」ってことかな。考えたら、規制や自粛も保険みたいなものかもしれないという気がするけど・・・。