2月5日(火曜日)。晴れ。うぅ、しばれてるぅ。朝のバルコニーの温度はマイナス4度。ルーフデッキのオフィスの窓の外に並べてあったカレシの水遣りボトル(オレンジジュースの空きボトル)なガッチンと凍ったまま。水が凍る過程で膨張してボトルにひびが入らないように蓋を開けておいたら、あはは、何だか「寒いよぉ~」の大合唱みたいで、カレシと大笑い。
今日はArts Clubの来シーズンのラインアップの発表会。新芸術監督就任2年目のアシュリーの選択はいかに。劇団の「会員権」更新の時期なので、支援者グループであるADC(芸術監督サークル)会員としての寄付と12作品分のバウチャーの代金を合わせた小切手を、個人寄付者の世話係のヘレンに手渡し。Arts Clubは非営利団体なので、寄付金については所得税の税額控除の対象になる。要するに、税金ならいったん政府に納めて、その中からいくばくかを補助金としてArts Clubに回してもらうところ、寄付はその税金を回して欲しいところに直接回す形になるわけで、税額控除は政府の手間ひまを省いてあげたリベートのようなものかな。
同時発表の形でソーシャルメディアでストリーミングすると言うことで、さすが若い世代。カナダ各地の地元劇団との共同制作が何本もあるのは、制作費を分担すると同時に複数の都市で上演することでカナダの演劇人の育成を促進しようと言う狙いがある。何しろカナダは面積では世界で2番目に大きい、とてつもなくだだっ広い国なのに、人口はたったの3500万人で、百万都市は片手で数えてお釣りが来るくらいだから、劇団の運営は公的な補助金や企業や個人から寄付に頼らざるを得ないのが現状。それでも各地に(規模は零細だけど)地元に根ざした劇団があって、プロの演劇人が独自の活動をしているというのはすごいことだと思う。それだけ支援者がいるってことでもあるわけだし。
来シーズンのラインアップはコメディが多いのはうれしいな。ダイバーシティだのジェンダーだのMeTooだのといった社会的、政治的なテーマだってコメディの形で問題を提起することはできるはずで、「観客出身の劇作家の卵」に言わせれば、無知蒙昧の大衆を啓蒙してやるというでかい態度丸出しの芝居なんぞ鬱陶しいだけ。世の中が何かと騒がしくて先が不透明なときは笑いが何よりの息抜きなんで、観客はその息抜きを求めてわざわざ劇場に出向いて来るんだってことを忘れてはいけないの。観客あってこその演劇界なんだから。
今日はArts Clubの来シーズンのラインアップの発表会。新芸術監督就任2年目のアシュリーの選択はいかに。劇団の「会員権」更新の時期なので、支援者グループであるADC(芸術監督サークル)会員としての寄付と12作品分のバウチャーの代金を合わせた小切手を、個人寄付者の世話係のヘレンに手渡し。Arts Clubは非営利団体なので、寄付金については所得税の税額控除の対象になる。要するに、税金ならいったん政府に納めて、その中からいくばくかを補助金としてArts Clubに回してもらうところ、寄付はその税金を回して欲しいところに直接回す形になるわけで、税額控除は政府の手間ひまを省いてあげたリベートのようなものかな。
同時発表の形でソーシャルメディアでストリーミングすると言うことで、さすが若い世代。カナダ各地の地元劇団との共同制作が何本もあるのは、制作費を分担すると同時に複数の都市で上演することでカナダの演劇人の育成を促進しようと言う狙いがある。何しろカナダは面積では世界で2番目に大きい、とてつもなくだだっ広い国なのに、人口はたったの3500万人で、百万都市は片手で数えてお釣りが来るくらいだから、劇団の運営は公的な補助金や企業や個人から寄付に頼らざるを得ないのが現状。それでも各地に(規模は零細だけど)地元に根ざした劇団があって、プロの演劇人が独自の活動をしているというのはすごいことだと思う。それだけ支援者がいるってことでもあるわけだし。
来シーズンのラインアップはコメディが多いのはうれしいな。ダイバーシティだのジェンダーだのMeTooだのといった社会的、政治的なテーマだってコメディの形で問題を提起することはできるはずで、「観客出身の劇作家の卵」に言わせれば、無知蒙昧の大衆を啓蒙してやるというでかい態度丸出しの芝居なんぞ鬱陶しいだけ。世の中が何かと騒がしくて先が不透明なときは笑いが何よりの息抜きなんで、観客はその息抜きを求めてわざわざ劇場に出向いて来るんだってことを忘れてはいけないの。観客あってこその演劇界なんだから。