リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

家の値段が下がって来たって

2019年02月05日 | 日々の風の吹くまま
2月4日(月曜日)。晴れ。さっむぅ~い!夜の間はほとんど雪が降らなくて、ルーフデッキには1センチあるかないか。でも、歩道がどれだけクリアされているかわからないので、今日のウォーキングは坂のないクィーンズパーク。手袋がないので、カレシとつないだ手はカレシのポケットに入れて、もう片方は袖の中に引っ込めて、すれ違う人たちと「おはよう」を交わしながら40分。帰って来た頃にはゴム長靴のつま先が冷たぁ~い。これではたまらないと、地下駐車場のロッカーから冬のブーツを出して来たけど、今ごろになって寒波なんてもぅ、迷惑なこと甚だしいよ。

メディア記事によると、1月のメトロバンクーバーの住宅の売れ行きががっくり落ち込んだらしい。合わせて値段の相場も下降線。中国景気の翳りもあるだろうし、消費者の過剰債務を憂慮してマイホームローンの審査がぐんと厳しくなったそうだし、何よりも初マイホームを求める世代には戸建てはおろか新しい目のマンションでさえ手が届かなくなってしまっているから、やっと住宅の高騰が沈静に向かったということか。でも、軒並みに億の値段が10%やそこら下がっても焼け石に水だろうな。売りに出る戸数が減ればまた値上がりに向かうだろうし。

一番困るのは高値のピークで精一杯のローンを組んで買った人たちだろうな。相場が下がってローンの金額以下になって、銀行に差額の積み増しを要求されても、ローンの返済や日々の生活に追われていたら「ない袖は振れない」。ある調査では月々の出費が2万円増えたらアウトという家庭がかなりあるということだったけど、インフレは2%前後、ローンの金利も5年更新で4%くらいでも、億の家に目いっぱいのローンを組んだらカツカツになるだろうな。子供がいたらなおさらのこと。

私たちが初めて持ち家を買ったのは2桁インフレと2桁金利で大不況になって、高騰していた住宅の値段が一気に暴落した時期(37年前!)。家賃がいきなり5割も上がったのを潮時と判断したんだけど、ローンの金利は17.5%!預金の利子も2桁だったし、ワタシの父の援助もあったおかげで4割以上の頭金を積めたから買えたんだと思う。ぼろ家を950万円で買って銀行の担当者に「高すぎる」と叱られたっけな。その家を6年後に建て替えたときの金利もまだ2桁の12%。それを4年前に新築用地として1億3千万円で買った人がいたんだから、何ともはや・・・。

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