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[Liga 5] Benfica 2 - 0 Sporting

2010年09月20日 23時10分32秒 | 10-11 Previa&Cronica 試合レポート
仕事の速い方が素早く試合ファイルをアップしてくれたので、さっき前半を見てみたのですが・・・。我ながら気持ち悪い感じなのですけれど、パブロが足を気にしている場面なんか全然ないんです・・・。つ、ついに私は幻影を見るようになってしまったのでしょうか?! でもでも、パブロがフィジカルの問題で交代したのは事実なわけで。うーん、さっぱり訳がわかりません。でも試合を見直して、このへんが怪しい?という場面は発見しました。



パブロは真ん中を走りこんできたのですが、カルドーソがボールを触ると同時くらいに、急にスピードを緩めてストップ、太ももの後ろに手をやっています。この後、マキシがスローインをしたとき、私の記憶では足を気にしているパブロが画面の右隅に映ったような気がするのに、今見た試合映像では右は切れていてパブロは画面にいないんですよね。んー、幻を見てしまったのか・・・。

Serbenfiquistaでは、アイマールは前半20分ぐらいに怪我したのではないかと言われています。20分?! そうかなあ?? 確かに前半30分ごろ、相手からボールを奪って、ものすごいスピードでゴールに突進、カルドーソにボールを預けてもう一度ボールをもらおうとしたのに、相手ディフェンスにカットされたシーンがありました。この後大写しになったパブロの表情がすごく辛そうだったから、ちょっとえっ!と思ったのですが、そのときのことを皆は言っているのかな? でもその後も結構走り回っているんですよね。
いずれにしろ少し走りすぎ、頑張りすぎだったかもしれません。20分ごろの時間帯は、カルロス・マルティンスとポジションを交代して右サイド、それもかなり下がり目にいてボールを追い掛け回していました。それでいて30分以降は相手ゴール前まで走っていたし。120%ぐらい頑張るとやはり怪我の危険性が高くなってしまいますよね(鬱)。ファウルも前半だけで4回。筋肉の怪我だったら嫌だなあ(涙)。

と、ここまで怪我の話ばかりですみません。試合のことに戻りますと、今日の試合はベンフィカにしては少し珍しいタイプだったかもしれません。ボール支配率が相手よりも少なくて、カウンター攻撃が多かったからです。スポルティングのボール支配率が57%に対して、ベンフィカはわずかに43%。驚きの数字です。でも試合を見ていて、それほど冷や冷やする場面は多くはありませんでした(少しはありましたが)。それはたぶん、枠内シュート数(ベンフィカ15本、スポルティング11本)、クロス(ベンフィカ26本、スポルティング20本)などにおいて、ベンフィカがスポルティングを上回っていたからでしょう。

スポルティングのパウロ・セルジオ監督は「効率の良さの違いが試合を決めた。」としています。また、セット・プレーでスポルティングの選手の身長がベンフィカの選手よりもずいぶん低いことから、イレブンを選ぶ際に悩んだことを明らかにして、「自分は間違いを犯したかも。」と言いました。身長の低い選手を選んでしまったのかな? ちなみにベンフィカの1点目は、パブロのコーナーからのボールがルイソンの頭に綺麗に合ったものの、ボールはその後スポルティングの選手の体に当たって地面に落ち、それをカルドーソが押し込んでいましたよね。最近はゴールの右からのコーナーはパブロが受け持っているようで、逆の場所からよりもルイソンにぴったり合います。

またO Jogoでは「スポルティングはラインの間を抜けてプレーできるサビオラとアイマールを封じるために、中盤に多くの選手を配置。その結果カルドーソへのマークが手薄になってしまった。」と分析されています。今までの不調だったカルドーソならそれで問題なかったかもしれませんが、今日のカルドーソは違いました。それでもずいぶん外していましたが(苦笑)、2点入れてくれれば言うことはありません。ジェスス監督の話していたとおり、これまでの不調はまだコンディションが整っていなかっただけなのかも。

試合後半の山場は、リエゾンが抜け出して絶好のチャンスを迎えたときでした。ゴール横に外してくれたから助かったけれど、あれが入って2-1になっていたら、その後どうなったか誰にもわかりません。ジェスス監督も幸運だったと言っています。でも逆にコエントロンがGKと一対一を外した場面もありましたし、全体的に見ても今日はベンフィカのほうがスポルティングを上回っていたと思います。スポルティングの監督も「ベンフィカの正当な勝利」と認めていますね。
ワールドカップのチリでマティアス・フェルナンデスを見たときはすごく上手いように見えましたが、スポルティングで当たると、一度もすごいと思ったことがありません。ポルトガル・リーグは基本的にフィジカルなリーグだから、あまり合わないのではないかな。(本当はアイマールにだって合わないと今でも思うのですけれどね)
それから、さきほど試合のFichaを眺めていて、スポルティングのサブにアルベルト・サパテルという名前を発見。これはサラゴサにいたサパテルですね。Ficha de jogo

採点:

      Bola...Jogo...MF...P...JC
ROBERTO......6....6....3....7....7
M.PEREIRA....7....7....3....6....6
LUISÃO.......7....7....4....6....6
DAVID LUIZ...6....6....4....6....6
C.PEIXOTO....6....6....3....6....6
J. GARCIA....5....6....4....7....7
C. MARTINS...6....6....4....7....7
AIMAR........4!...6....3....5....7
F.COENTRÃO...8!...7....4....7....7
SAVIOLA......7....7....3....7....7
CARDOZO......8....8....5!...7....8
(R.AMORIM....5....6....3....6....6
AIRTON.......-....-....3....-....-
JARA.........-....-....-....-....-

A Bolaは「良くなかったアイマールをジェスス監督は交代させて、ルーベン・アモリムを代わりに入れた」と書いた上で、パブロに4を付けたらしい・・・。試合後の記者会見でジェスス監督は明快に、「O Pablo saiu por questões físicas e não tácticas, porque senão ia para o jogo. パブロは、戦術的な問題ではなくフィジカルの問題から交代した。そうでなかったら、プレーを続けていただろう。」と言っているのですけれどね~。監督の記者会見を聞かなかったのでしょうか。

全然パブロの写真がないので、キャプチャー写真を2枚だけ。CLでお髭を剃らずに、このダービーでは綺麗に剃っていたパブロ。どういう基準で剃っているのか、さっぱりわかりません。






LIGA - 5.ª Jornada - 19/09/10

Estádio da Luz - Assistência: 51 899

BENFICA: Roberto, Maxi Pereira, Luisão, David Luiz, César Peixoto, Javi García, Carlos Martins, Jara, Fábio Coentrão, Aimar, R. Amorim, Saviola, Airton, Cardozo

TREINADOR: JORGE JESUS

SPORTING: Rui Patrício, João Pereira, Carriço, N. A. Coelho, Evaldo, Maniche, André Santos, Saleiro, Valdés, Matías Fernández, H. Postiga, Yannick, Vukcevic, Liedson

TREINADOR: PAULO SÉRGIO

Golos: 1-0 Cardozo (13’), 2-0 Cardozo (50’)

Árbitro: Carlos Xistra (Castelo Branco)

Disciplina: amarelos: J. García (7’), Valdés (21’), M. Pereira (33’), Coentrão (44’), R. Amorim (71’), Postiga (89’), Airton (90’) e C. Peixoto (90+3’)





完勝はしたけれど、パブロは怪我・・・

2010年09月20日 09時38分23秒 | 10-11 Previa&Cronica 試合レポート
はあ、半分しか喜べません(涙)。カルドーソの2ゴールで、ベンフィカの納得の勝利。ずいぶん守備が安定してきて、攻撃は若干ぎこちなさはあるものの、良いチャンスが作れて、今季ベストの試合だったと思います。スタメンは、左サイドバックにペイショットで、前がコエントロン。ペイショットと聞いたときには気を失いそうになりましたが、今日はコエントロンの良いサポートもあり、相手をしのぐことができました。(つまり今節はガイタンが出場なし)

パブロは前半パス・ミスにぎょっとしたりもしたけれど、まあまあだったかな。時間を追うごとに良くなっていたような気がしたのですが、前半終了間際に、足を気にしている素振りがあって、「なんか嫌な予感するなあ、でも画面ぼやけているし、気のせいかも。」 その数分後、相手コーナーで自陣に立っているときも足を触っているように見えて、「やっぱりどこか悪いのかなあ~?!」 後半プレーできますようにと祈っていたのですが、ハーフタイムにルーベン・アモリムがアップしているのが映り、「ああ、パブロの代わりに入るんだ・・・」 Serbenfiquistaでみんなが「誰のところにはいるの?」「サビオラ?」「マキシ?」と訊ねている間、「パブロだって。」と心の中で泣いていました。こういうことばかり人より早くわかっても何の役にも立たないし(号泣)。

試合終了後ジェスス監督は「アイマールはフィジカルの問題のため後半に出ることができなかった。」と話しました。どこの箇所のどういう怪我なのかは、何も言っていないので全くわかりません。試合中の立ち止まり方がハポエル戦と似ていたような気がして、前の試合から引きずっていたのかなあという気もしますが、どうなのでしょう。無理をしたのでなければいいのですが。せっかく調子良かったのにと思うと本当に残念です。(同じことを年中言っていますけれど) なんとかシャルケ戦には間に合うといいけれどなあ(祈)。

試合ダイジェスト:


試合前にはリーグ杯優勝のセレモニーがありました。パブロ、このときは嬉しそうな笑顔ですね・・・。