"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて今を楽しむ【暮らしのリズム】のブログ。旧暦、落語、音楽、工芸品、食、民俗芸能などをご紹介

初日の出と"初"月の出を一緒にお参り

2014年01月01日 11時48分33秒 | ご挨拶とお知らせ

 明けましておめでとうございます。
 本年もどうぞよろしくお付き合い下さい。
 “暮らしのリズム”のイベントなどにお運び下さった皆様。
 このblogをいつも読んで下さっている皆様。
 日本の素敵なことを大切にされている皆様。
 すべての皆様にとって、平成二十六年が素敵な年になりますことを、
 心より願っております。


 元日、旧十二月朔
。わたしたちがいつも使っている新暦(グレゴリオ暦)と、旧暦の月がピタッと一致しました
14_01_01hatsuhi  
今朝の関東は、水平線付近の雲に遮られることなく、何年ぶりかに綺麗な初日の出が昇りました。厚く着込んで、初日の出を拝みに行かれた方も多いのではないでしょうか。東京の日の出時刻は6時50分。それに先立つ6時8分に、ほとんどおなじところから目には見えない新月が昇ったのです。(朔になるのは1月1日20時14分です)
 初日の出とともに、朔の
のパワーを受ける。なんと、縁起のいい元旦でしょうか。これは、19年ぶりのこと。次は2033年のことだそうです。ともあれ、さい先の良いスタートと参りましょう。(写真の初日の出は、佃と新川を結ぶ中央大橋から。冬枯れのケヤキのちょっと上方に新月があるのでしょう)

“暮らしのリズム”
では、2014年も、いろいろイベントを企画して参ります。個々のイベントは、あらためてお知らせしますが、決定しているものを挙げてみましょう。
◆2月11日(火・祝日)【手前味噌仕込みの会】

 皆で仕込んで、おうちで育てよう。
 今年で9回目。麦こうじ十割の味噌を皆で仕込みます。
◆2月22日(土・猫の
日)【猫と落語の宵
 立川志の春・浅生ハルミン
 昨年10月に続く第二弾。昼夜二回公演。志の春さんの新作猫落語は必聴!!
◆4月19日(土)【居酒屋寄席~立川志の吉改め晴の輔真打昇進記念の会】
 立川晴の輔・立川志の八
 昨年12月1日に晴れて真打昇進を果たしました。おめでとう!
◆6月21日(土・夏至)【居酒屋寄席~夏至の
 立川龍志・立川吉幸・泉水亭錦魚
 居酒屋寄席に立川流の重鎮が登場!夏至の夜、渋谷に江戸の風が吹く。

ということで、平成二十六年もよろしくお願いします。


『Witchenkare(ウィッチンケア)』vol.4に書きました

2013年04月05日 18時58分16秒 | ご挨拶とお知らせ

 旧二月二十五日。今日は二十四節気の【清明(せいめい)】です

万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草と知れるなり。
          『暦便覧』(天明八年/1788年発行)

 東京では、本来この頃が桜に見頃となるはずですが、染井吉野はすっかり終わり、目を楽しませてくれるのは八重桜へと移っています。ケヤキやイチョウといった落葉樹の新緑も芽吹き、公園や街路樹が一層華やかになってきました。

 毎年この時期に刊行されるインディーズ文芸創作誌Withenkareの第4弾が4月1日に発行されました。大学時代の先輩で同じ町田育ちライター・編集者として活躍されている多田洋一さんが制作責任を担っています。0405wtk4 創刊号から3年。号を重ねるごとに蒼々たる執筆者が加わり、このvol.4では、30人の書き手が個性的な作品を披露しています。

 創刊号からお誘い戴き、まずは“暮らしのリズム”について書き、続いて「旧暦」のお話、前号では「手前味噌」、と“暮らしのリズム”に深く関係することを寄稿してきました。今回は、ぐっと個人的な話を、という要望もあり、暮らして8年になる月島のことを書きました。文体もこれまでの敬体から常体に変え、普段語りのようにサラッとした内容になったかと思います。

 わたしの作品はともかく、他の執筆者たちの素晴らしい作品がぎっしり詰まっていますので、ぜひお手に取って、お読み頂けると嬉しいです。
大きな書店の他、Amazonでも取り扱っています。ぜひよろしく。

Witchenkare(ウィッチンケア)第4号 Witchenkare(ウィッチンケア)vol.4
価 格:¥980(税込)
発売日:2013-04-01


立川志の八・立川志の春『居酒屋寄席』7/21に開催します

2012年04月20日 18時16分30秒 | ご挨拶とお知らせ

 旧三月三十日。二十四節気の【穀雨(こくう)】です。

春雨降りて百穀を生化すればなり。
             『暦便覧』(天明八年/1788年出版)

 春このところ、ちょっと気温低め、ちょっと愚図つき気味の陽気が続いています。最後の春雨は「暦便覧」にあるとおり、田畑を潤すために欠かすことができないお湿りなのでしょう。しばしの辛抱です。
 ソメイヨシノがすっかり花を落とし淡い新緑をまとうこの頃、八重桜が見頃となっています。B0420yaezakura 古い庭園などでは新しい品種のソメイヨシノより古くから伝わる八重桜の方が風景にマッチするように思います。浜離宮恩賜庭園も八重桜の名所。様々な種類の八重桜がそろそろ満開を迎えようとしています。右の写真は八重桜の中でも最も古い種類の一つとされる「普賢象」です。びっしりと花びらが密集した八重咲きのためか、重たそうな蕾も花も下を向いています。木の下にあるベンチに横たわると、すべての花がこちらを見ているようで、花を独占しているような気分になり、ちょっといい気分になります。

 恒例の落語会『居酒屋寄席』はこの夏にも開催することになりました。7月21日土曜日。梅雨明け後の盛夏到来の頃『暑気払いの会』と題して、落語と共に暑い夏に涼を感じる季節の味覚と銘酒でお楽しみ頂きたいと思います。
B0420hachiharu  出演は立川志の輔一門の二つ目、立川志の八さんと、立川志の春さんです。共に古典から個性的な新作まで果敢に取り組んでおり、各地で定期的に開催している独演会でも注目を集めている、将来が楽しみな存在です。どうぞ、お誘い合わせのうえ、お運び頂けると幸いです。



“暮らしのリズム”presents
【居酒屋寄席~暑気払いの会】
B0420flyer 立川志の八・立川志の春

平成24年7月21日(土)
18:30開場 / 19:00開演
渋谷・居酒屋ニュー信州(渋谷区渋谷3-20-16)
3500円(先ずの一杯と季節の味覚お楽しみつき)
30席限定要予約


立川志の八
昭和49年神奈川県横浜市生まれ。平成12年立川志の輔に入門。平成21年春に二つ目昇進を果たす。持ち前の美声と軽妙洒脱な語り口で、聞き手を瞬時に噺の世界に引き込む力量は抜群。平成23年3月「第10回さがみはら若手落語家選手権」で二十人の頂点に立つ。横浜・吉野町市民プラザ、渋谷・公園通りクラシックスなどで定期的に独演会を開催中。
『立川志の八公式ウェブサイト』
http://www.shinohachi.com/


立川志の春
昭和51年大阪府豊中市生まれ。平成14年立川志の輔に入門。平成23年1月に晴れて二 つ目昇進を果たす。IVYリーグの名門~大手商社勤務という経歴を持ちながら、通りがかりにふと立ち寄って聞いた立川志の輔の落語に魅せられ入門を決意。 醸し出す落ち着いた雰囲気からは大器を予感させる。西巣鴨のstudio Fourで月例独演会を、他にも錦糸町・柏で定例会を開催。
『立川志の春のブログ』
http://ameblo.jp/tatekawashinoharu/

落語の第一部、酒宴を愉しむ第二部の二部構成となります。
ご入場の際に先ずの1杯をサービスさせていただいた後、酒肴のご注文は第二部(20時半頃)からとなりますので、予めご了承ください。酒宴では季節の肴や銘酒を一品一杯五百円でご用意しております。お時間許す限りお付き合い下さい。


本日発売Witchenkare vol.3に書きました

2012年04月01日 19時31分12秒 | ご挨拶とお知らせ

 旧三月十一日。寒く長かったこの冬から初春。過ぎてみれば早いもので今年も四分の一が過ぎて行きました。東京でも昨日桜の開花が宣言され、いよいよ春本番。街を歩いていると、遅れていた梅の花がまだ木々に残る中、膨らんだ蕾がたわわな染井吉野の枝先に、数輪の花を見つけることができます。桜が咲くと、とても気分が開放的になるものです。

 年に一冊発刊されるインディーズ文芸創作誌『Witchenkare』の第三号、vol.3が本日、4月1日に正式リリースされました。
B0401wtk3一昨年のvol.1では「“暮らしのリズム”」、昨年のvol.2で「ときどき旧暦な暮らし」を書かせて頂きましたが、今回は「手前味噌にてございます」と題して、手前味噌を仕込むようになったあらましから、その奥深い魅力などについてあれこれについて書きました。
 6人の執筆者でスタートした『Witchenkare』は、vol.3にして22人の作品が揃うところまで急成長し、今回はAmazon.co.jpやたくさんの書店でも取り扱ってます。詳しくは『Witchenkare』の公式ブログをご覧頂きたいと思いますが、わたしの文章はともかくとして、素晴らしい作品がいっぱい詰まっていますので、ぜひ読んで頂きたいです。よろしくお願いします。編集発行人の多田洋一さん。いつもありがとうございます。


【手前味噌仕込みの会】開催決定しました

2012年01月21日 15時14分40秒 | ご挨拶とお知らせ

 旧十二月二十八日。旧暦の師走も押し迫り明日は大晦日です。そして今日は二十四節気の【大寒】。

冷ゆることの至りて甚だしきことなればなり。
             『暦便覧』(天明八年/1788年出版)

 年末からカラカラの晴天がずっと続いてい関東は、昨日からみぞれ混じりの雨が降りとなっています。野菜が高くなる原因の一つになっている乾燥もこれで一段落。恵みのお湿りということで感謝しましょう。それにしても冷え込みも厳しいです。今日の東京の最高気温はおそらく4℃くらいでしょう。まさに大寒らしい陽気となりました。この雨のあとはさらに強力な寒波がやって来るそうです。インフルエンザも流行り始めました。どうかうがい手洗いを怠りなく。健やかな冬を過ごしましょう。

 “暮らしのリズム”が主催する食のイベント『手前味噌仕込みの会』。平成18年の春分の日に初めて開催して以来、今回で7回目を迎えることになりました。今年は3月20日火曜日・春分の日に行うことが決定しましたので、ここにお知らせ致します。(写真は昨年の模様です)
0221misojikomi  参加メンバーが皆で大豆を潰し、こうじと塩と混ぜ、それぞれの1升瓶に仕込んでお持ち帰りします。
1升の味噌はおおよそ2kg。安全で美味しい国産大豆と、こうじ屋さんから直接取り寄せる国産原料のこうじ、海水から作る塩で仕込む手前味噌は、お店では決して買うことができない特別な味噌になることでしょう。今回は麦こうじ、あるいは麦こうじを主体に米こうじをブレンドして仕込む予定です。初めて参加される方には、一升瓶と重石をこちらで準備いたします。リピーターの方の中には二つの瓶を毎年交互に仕込んで一年以上の長期熟成味噌をお楽しみ頂いている方もいらっしゃいます。日本が誇る伝統的な発酵食品、味噌をぜひご自分の手で仕込んでみてはいかがでしょうか。
 作業のあとは、会場の居酒屋ニュー信州特製の味噌料理で乾杯。打ち上げの酒宴です。話題の塩麹を始め、味噌やこうじ、大豆を利用した料理の簡単なワークショップも行います。どうぞお楽しみに。
 半年後には、参加メンバーが集まり、ご自宅で熟成させた味噌を少しずつ持ち寄って『手前味噌自慢の会』という名の宴を行います。同じ条件で仕込んでも熟成させる環境によって味噌の仕上がりが様々で、とても興味深いです。

“暮らしのリズム”&居酒屋ニュー信州共催
第七回【手前味噌仕込みの会】今年は麦こうじ味噌
日 時 ◆ 平成24年3月20日(火・春分の日)14時30分集合
会 場 ◆ 居酒屋ニュー信州
     渋谷区渋谷3-20-16 tel:03-3797-6966
内 容 ◆ 手前味噌仕込み作業(15:00~17:00)
     各自仕込み味噌2kgをお持ち帰り。
       味噌を使った肴で乾杯~酒宴(17:30~)
費 用 ◆ 初めてのご参加=5500円
            (一升瓶、仕込み味噌2kg、乾杯の一杯と味噌料理2品付き)
    二度目以上のご参加=4000円
            (仕込み味噌2kg、乾杯の一杯と味噌料理2品付き)
     酒宴での追加お飲み物、酒肴は各500円です。
お申し込み期限◆定員まで。お陰様で満員となりお申し込みを締め切りました。
参加者がご用意するもの◆
    エプロンなど、ポテトマッシャー(持っていれば)
お願いと注意◆
    できるだけ汚れても気にならない服装でご参加下さい。
    大豆やこうじの繊細な香りをお楽しみ頂くため
     フレグランスはできる限りご遠慮下さい。
    つけ爪、マニュキアをされている方は作業に参加できません。
    お肌の弱い方はビニールなどの手袋をお持ちください。
    当日仕込んだ味噌を宅配便でお届けご希望の場合、
     送料自己負担で承ります。

◆◆これまでの「手前味噌」関連の記事です◆◆
2005.10.31手前味噌の蔵出しです~発酵食品万歳!
2006.2.8“手前味噌仕込みの会”やりますっ!
2006.3.26“春分のこの佳き午後に味噌仕込み”
2006.11.13“手前味噌仕込みの会”自慢の宴
2007.2.6第2回「手前味噌仕込みの会」開催のお知らせ
2007.3.22春分の日にはみんなで味噌仕込み
2007.4.11『手前味噌仕込み会』写真集
2007.9.30【手前味噌自慢の会】で味噌三昧
2008.2.9【手前味噌仕込みの会】をやります
2008.3.21みんな職人肌、三回目の『手前味噌仕込み会』
2008.3.25『手前味噌仕込み会』写真集
2008.9.28【手前味噌自慢の会】今年も熱く美味しく
2009.2.28今年もやります 【手前味噌仕込みの会】
2009.4.19【手前味噌仕込みの会】参加者追加募集中です
2009.5.10【手前味噌仕込みの会】無事終了
2009.5.22【手前味噌仕込みの会】ギャラリー
2009.11.30【手前味噌自慢の会】今年も美味しく暖かく
2010.2.14【手前味噌仕込みの会】仕込完了!
2010.9.30【手前味噌自慢の会】贅沢な宴
2011.2.21お疲れさまです【手前味噌仕込みの会】