"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて今を楽しむ【暮らしのリズム】のブログ。旧暦、落語、音楽、工芸品、食、民俗芸能などをご紹介

沈丁花香る旧正月

2007年02月19日 21時57分21秒 | 季節のおはなし

 旧一月二日。そう、昨日は旧暦のお正月。中国では春節でした。沖縄で暮らす粋な友人からは、旧正月の賀状が届きました。冷たい雨の江戸を駆け抜けた三万人のマラソンランナーは、まるで新年を祝うお祭りのように躍動的でしたね。

 そして今日は二十四節気の【雨水(うすい)】です。

雪散じて水と為る也(『暦林問答集』)

ということなのですが、東京では未だに初雪を記録していません。梅の花は見頃を迎え、春の陽気を感じさせる沈丁花の香りが漂い始めています。この“暮らしのリズム的できごと”で昨年沈丁花のことを書いたのは3/17でした。なんとひと月も早い開花です。こうなると、花見の準備もそろそろ、ということになりそうですね。これはいけない。雪が消えてしまう前に急いで雪見酒をしに行かなくては。


第2回「手前味噌仕込みの会」開催のお知らせ

2007年02月06日 16時41分13秒 | 主催する催し

 旧十二月二十日。二十四節気の【立春】を三日過ぎました。 今年の暖冬は異常さを増すばかりで、 もうとっくに春なのかと勘違いさせられるほどですね。27daikon_1札幌では恒例行事の雪祭りが、なんと氷点下にならない気温の中で昨日開幕したそうです。(写真左は三浦半島寒の風物詩、大根干し)

 こうも暖かい日が続いてしまうと、日本酒や味噌など、日本の気候風土をうまく利用した発酵食品の出来栄えが気になってしまいます。寒い季節はそれなりに寒くなってくれないと困りますね。このままだと米や野菜作りにも影響が出てしまうかもしれません。

 “暮らしのリズム”では、居酒屋寄席でもいつもお世話になっている“居酒屋ニュー信州”との共催で昨年3月21日春分の日に『手前味噌仕込みの会』というイベントを開催しました。
1031misosiru皆で煮上がった大豆を潰し、糀・塩と混ぜて一升の瓶に仕込みます。作業の後は、店主の手による味噌を使った料理を肴に乾杯、という趣向です。(第1回の様子はこちらを)
 仕込みから八ヶ月を経過して、今度は『手前味噌自慢の会』です。参加者がそれぞれの自宅に持ち帰って熟成させた味噌は、微妙な環境の違いで出来栄えも様々です。参加者の皆さんも立派な味噌オーナーになっていて自慢談議に花が咲きました。その席で「ぜひ来年も」との熱いご要望をたくさん頂き、今年第2回『手前味噌仕込みの会』の開催をすることになりました。
 開催日は今年も春分の日、3月21日です。第2回は少し違った風味の味噌を、ということで、米糀と麦麹を混ぜてみようと思っています。初めて参加される方には味噌1升(約2kg)が入る焼き物の瓶をご用意します。手造り味噌にご興味のある方、ぜひご参加下さい。

昨年ご参加いただいたボナペティさんのblogで詳細にレポートしてくださっています。ぜひご覧下さい。
仕込み当日の模様一カ月後の様子七ヶ月後の様子手前味噌自慢の会

【暮らしのリズム&居酒屋ニュー信州共催第2回“手前味噌仕込みの会”】
日 時 ◆ 平成19年3月21日(水曜日・春分の日)13時集合
会 場 ◆ 居酒屋ニュー信州
    渋谷区渋谷 3-20-16 tel:03-3797-6966
内 容 ◆ 手前味噌仕込み作業、
      各自仕込み味噌2kgをお持ち帰り(容器付き)、
      味噌を使った肴で乾杯~酒宴
費 用 ◆ 5500円(瓶、仕込み味噌2kg、乾杯の一杯と味噌料理2品付き)
      酒宴での追加お飲み物、酒肴は各500円です。
予 約 ◆ 材料準備のため3月11日(日)までにお申し込み下さい。
    定員に達した場合は募集を締め切らせていただきますので、
    予めご了承下さい。
    3月11日(日)以降のキャンセルはお断りさせていただきます。
参加者がご用意するもの◆エプロン、マッシャー(持っていれば)
お願いと注意◆できるだけ汚れても気にならない服装でご参加下さい。
       つけ爪、マニュキア等の方は作業に参加できません。
       当日仕込んだ味噌を宅配便でお届けご希望の場合、
       送料自己負担で承ります。