"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて今を楽しむ【暮らしのリズム】のブログ。旧暦、落語、音楽、工芸品、食、民俗芸能などをご紹介

【居酒屋寄席~五月雨の会】開催します

2010年04月22日 16時20分41秒 | 主催する催し

 旧三月九日。一昨日4月20日火曜日は二十四節気の【穀雨】です。

春雨降りて百穀を生化すればなり。
             
『暦便覧』(天明八年 /1788年出版)

 今年は春雨がよく降ります。昨日のように初夏を感じさせる紐あったかと思えば、今日はまた冬の寒さに逆戻りです。装いを選ぶのも一苦労ですね。

 久しぶりに落語会を開催することになりましたので、お知らせします。619dansyu 旧暦端午を少し過ぎて、二十四節気【夏至】の少し手前の6月19日土曜日に開催します。題して『五月雨の会』。日暮れが遅く、一日をたっぷり楽しめるこの頃、落語と季節の味覚、銘酒をお楽しみ頂きたいと思います。今回の出演は、居酒屋寄席の第一回目にも出演頂き、お馴染みの立川談修さんと、立川志らく一門の立川らく次さんのお二人です。ぜひお誘い合わせの上お運び下さい。(写真は平成18年6月17日に開催した居酒屋寄席での談修さん)


“暮らしのリズム”presents
『居酒屋寄席~五月雨の会』
出演:立川談修・立川らく次
2010年6月19日土曜日
18時30分開場・19時開演
居酒屋ニュー信州
(渋谷区渋谷3-20-16 tel.=03-3797-6966)
料金:3500円(先ずの一杯と季節の味覚お楽しみつき)
第二部酒宴の 酒・肴は一品・一杯500円でご用意しています。
30席限定要予約。

<ご予約方法>

お陰様で満席となりました。ありがとうございます。
5月1日(土)から受付けます。
5月6日(木)以降は店の電話 (03-3797-6966 / 平日と第1・第4・第5土曜日15時~23時)でも受け付けます。

<ご予約者フルネーム・人数・お電話番号>を必ずお知らせ下さい。

0422danshu_3 ◆立川談修◆
昭和48年千葉県生まれ。平成7年立川談志に入門。専修大学卒業に因んで「談修」と命名される。平成14年に独演会『ダンス・ダンス・ダンシュー』をスタート。平成15年10月二ツ目に昇進を果たす。11月には“暮らしのリズム”『居酒屋寄席』の第一回目回に立川文都師匠と出演。古典を中心とした常に安定感ある高座は定評があり『ダンス・ダンス・ダンシュー』は今年4月に31回目を迎えた。今年2月に行われた『第7回 伝統芸能祭グランドチャンピオン大会』で優勝を果たす。

『立川談修ホームページ』

0410rakuji_3 ◆立川らく次◆
昭和51年横浜市生まれ。平成12年3月立川志らくに入門。平成19年4月立川談志による二ツ目昇進試験に合格。同年7月、二ツ目に昇進。9月には新宿・紀伊國屋ホールにて「二ツ目昇進記念の会」を開催。第一種教員免許(美術)を所持し、特技はイラスト。「似顔絵の描ける落語家」を標榜。

『立川らく次公式サイト』


リトルプレス『Witchen kare』に寄稿しました

2010年04月16日 18時00分03秒 | ご挨拶とお知らせ

 旧三月三日。五節句の一つ【上巳(じょうし)】。旧暦のひな祭りです。

 それにし
ても今年の春はどうしたのでしょうか。4月も半ばに入って東京の最低気温が4℃とか。寒暖の差も激しく日0416hanamomo照不足や雨が多く、野菜が高騰したり、秋の果物に影響が出そうだったりと、不安をかき立てる情報が交錯しています。それでも木々の花は季節に正直でひな祭りの花、桃は凍えそうですがネズミ色の空をバックに鮮やかな花びらを開いています。この週末あたりから春らしさが安定してくる、ということですが、今年は特に八十八夜(5/2)あたりまで冬着は仕舞えないかもしれません。

 ご縁を頂いて自主制作の文芸誌。こういうのを“リトルプレス”というのだそうですが、 4月1日に世に出た『Witchen kare』の創刊号に“暮らしのリズム”について寄稿しました。
0425wtk主宰者の編集者でありライターの多田洋一さんは、学生時代の先輩で、もう30年以上のお付き合いになります。昨年暮れに一本のメールを頂いたことがきっかけで、今回書くことになりました。編集長である多田さんのお話しによると「あの洋楽志向だった友田が、なぜ【暮らしのリズム】の友田聡さんになったのか、ちょっとまとまった量の文章で、私にもわかるように教えてくれませんか?」というものでした。
 自分のことを書いたりアピールしたりするのはあまり得意ではありませんが、
0425mokuji“暮らしのリズム”という暖簾を掲げて早6年。一度振り返って整理してみるのも良いことかな、と思い引き受けることにしました。“暮らしのリズム”にお付き合い頂いている皆様。よかったら読んでみて下さい。

 
『Witchen kare』には他にも多田さんのサスペンス。多田さんと共通のお友達で『“暮らしのリズム”的できごと』で何度もご紹介している浅生ハルミンさんの短編小説。食や旅のライターで、お会いするたびに楽しいお話しを聞かせて下さる藤森陽子さんによる台湾茶のとても興味深いエッセイなど、読みどころがたくさんあります。ご興味のある方は取り扱い書店やネット通販のリストがあるWitchen kareのblogをぜひご覧ください。


桜を長く愛でた春でした

2010年04月05日 20時22分44秒 | まち歩き

 旧二月二十一日。今日は二十四節気の【清明(せいめい)】です。

万物発して清浄明潔な れば、此芽は何の草としれる也。
             
『暦便覧』(天明八年 /1788年出版)

 農暦(旧暦)の風習が色濃く残る中国や沖縄では、先祖供養をする日です。沖縄では大きなお墓の前でたくさんのご馳走を備えて、あたかも宴席のような会が催されます。春の選抜高校野球を制した興南高校への祝賀ムードと相まって、この週末から今日にかけて、大いに盛り上がったことでしょう。

0405sakura  東京は日中冷たい雨が降り続きました桜の開花が宣言されたのは確か3月21日だったと思います。それから寒い日が続いたおかげで、今年の桜は長持しましたそれでも夜桜見物は随分冷え込むことが多く、時折見かけるものの楽しそう、というより辛そうに見えてしまいました。明日は全国的に晴れ間が広がって、最後のお花見日和になるかもしれません。桜は散り始めが美しいものです。(写真の桜は空が広い月島の隅田川沿いで4/3土曜日の青空をバックに)。

0405shaga  桜だけではありません。春の花がそこここに開き始めました。足元にはシャガがたくさん咲いています。桜より少し遅い花だったように記憶していましたが、桜が長持したために贅沢な共演となったのでしょうか。鎌倉・妙本寺の土手に咲くシャガはどんな感じなのだろうか、と思いを馳せます。

0405kaidou  もう一つはとても好きな春の花の一つ、ハナカイドウ(海棠)
この花木も妙本寺に大きな古木があります。蕾がサクランボのようでなんとも可愛らしい花をつけます。昨年は中国でこの花を見つけてとても嬉しく思ったことを思い出しました。中国原産の木なのでたくさんあって当然なのですが・・・。この花が咲くと寒さから解放されるような気がします。

 桜の女王ソメイヨシノの花が終わっても、八重桜や山桜、山ツツジに藤などなど春の花はまだまだこれからです。ついキョロキョロしてしまいそうです。

 さて、ただ今6月19日土曜日開催を目指して『居酒屋寄席』の準備中です。あと一週間ほどでお知らせできると思います。もうしばらくお待ち下さい。どうぞ、お楽しみに。