旧一月朔日。旧暦のお正月です。
ということで、旧暦の初日の出を拝みに行ってきました。1月1日から31日。日の出もかなり早くなったのかな、と思って暦を見ると、意外にも8分しか早まっていません。それでも、新元旦と比べて、日の出のポイントがいくらか東に動き、昇った朝日の眩しさは、瞬く間に力強さを増しました。まだ寒中ですが、春に向けて季節は確実に進んでいます。東京は暖かく穏やかな旧元旦でした。
(写真は永代橋の少し下流。新川の土手から臨む旧暦の初日の出)
その寒中も、月曜日の「節分」まで。あと3日間です。週間天気予報によると【立春】頃から、また寒さが戻るそうです。少しずつ「三寒四温」の気配がしてきましたが、焦らずじっくり春の日を待つことにしましょう。
旧十二月二十三日。日曜日(1月19日)に二十四節気の【大寒】に入りました。
冷ゆることの至りて甚だしきときなればなり。
『暦便覧』(天明八年/1788年出版)
東京では、1月10日から20日までの11日間、連続で最高気温が10℃未満の寒中らしい陽気が続いて来ました。それもどうやら一段落。これからは、少しずつ寒気の出し入れがあって、厚手のコートがいらないような日もあるようです。日差しも少し強さを感じるようになり、まだ寒中後半ですが、春の匂いがしてきました。
写真は、隅田川土手。とても日当りの良い場所に咲く寒梅です。あまり花つきは良くないのですが、放つ香りは春そのもの。このような暖色系の花を目にすると、気分も軽やかになります。
旧十二月十一日。『鏡開き』です。拙宅では略式で鏡餅は供えていないのですが、正月用に用意していた餅の残りを雑煮にしていただきました。正月の行事が一つずつ済んでゆき、小正月の「どんと焼き」(左義長)が過ぎると一段落となります。それにしても寒さが身に凍みる今年の寒中です。
昨年10月23日に初めて開催したイベント【猫と落語の宵噺】。立川志の春さんによる猫が登場する落語と、イラストレーター/エッセイストの浅生ハルミンさんとのトークに一杯のご来場をいただきました。
お客様からお送り頂いた「自慢猫画像」を背景に投影するなど、特に"猫好き"の方には楽しんで頂けたことと思います。お陰様でご好評を頂き、第2弾を開催することになりました。
開催日の2月22日は、折しも「猫の日」。会場に猫はおりませんが、落語とトークでたっぷり猫を愛でて頂きたいと思います。また、土曜日ということもありますので、昼夜2回の入替え公演を行い、ご都合のよろしい回にお運び頂けるようにいたしました。お誘い合わせの上、お運び頂けると幸いです。
出演は、前回同様、立川志の春さんと、浅生ハルミンさんのお二人。
志の春さんは、この会にインスパイアされたという猫落語のオリジナル新作落語を披露して下さります。古典一席と併せてお楽しみ下さい。
ハルミンさんは、京都の美術系出版社、青幻社から刊行した『猫のパラパラブックス(4巻)』が只今大ヒット中。製作秘話などをお話頂けるそうです。
「自慢猫画像」の募集はもちろん、他にもお客様参加企画を考え中。どうぞ、お楽しみに。
【猫と落語の宵噺(よいはなし)】
出演:立川志の春・浅生ハルミン
2014年2月22日土曜日・猫の日
第1部15:00開場・15:30開演
第2部18:30開場・19:00開演
(第1部・第2部共にほぼ同内容です)
光塾 common contact 並木町(JR渋谷駅新南口すぐ)
2,500円 (席数限定・要予約)
立川志の春
昭和51年大阪府豊中市生まれ。平成14年立川志の輔に入門。平成23年1月に晴れて二
つ目昇進を果たす。IVYリーグの名門~大手商社勤務という経歴を持ちながら、通りがかりにふと立ち寄って聞いた立川志の輔の落語に魅せられ入門を決意。
醸し出す落ち着いた雰囲気で、古典から創作までをじっくり聞かせる。最近は、英語の落語でシンガポール公演を定期的に開催。昨年12月にはCDブック『誰でも笑える英語落語』をリリース。日比谷コンベンションホールで月例独演会を、他にも錦糸町・柏で定例会を開催している。愛猫とら・たまと暮らす。
『立川志の春のブログ』
浅生ハルミン
三重県生まれ。イラストレーター、エッセイスト、作家。NHK-BS「こころがこどもになる」オープニングタイトルのアニメーションを手がける。著書に『私
は猫ストーカー』『猫座の女の生活と意見』『ハルミンの読書クラブ』『猫の目散歩』『三時のわたし』などがある。『私は猫ストーカー』は2009年に映画化され、今もなお各地で上映されている。資生堂『花椿』本誌で「美肌歳時記」を連載中。平成24年には初の絵本『キッキとトーちゃん
ふねをつくる』を発表した。京都の青幻社から出版した『猫のパラパラブックス(4巻)』がヒット中。三重の実家にキッキ、東京の住まいでトーちゃんと暮らす。
『浅生ハルミンの「私は猫ストーカー」 passage』
旧十二月五日。今年の正月は、カレンダーと旧暦の日付が一致するので、すぐに旧暦の日付がわかり、おおまかな月齢もわかります。金曜日の夕方には、薄い三日月が西の空に輝いていました。そして、今日は二十四節気の【小寒】。寒の入りです。暦どおり、寒い一日となりました。
冬至より一陽起るが故に陰気に逆らう故、益々冷ゆる也。
『暦便覧』(天明八年/1788年出版)
今日から[立春]の前日(節分・2月3日)までが、【寒】です。今年の冬は、寒く厳しいものになりそうな予感がします。
“暮らしのリズム”恒例となりました食のイベント、【手前味噌仕込みの会】。今年で9回目の開催となります。塩とこうじをよく混ぜて、茹でた大豆を潰して皆でよく混ぜ合わせ、各自の1升瓶に仕込みます。自宅に持ち帰ってじっくり熟成させ、夏を過ぎたことには美味しい味噌が出来上がり。さらにじっくり1年~2年熟成させても抜群に美味しい味噌になります。
毎日のお味噌汁が、手前味噌で特別なものになるでしょう。また、様々な料理の調味料としても大活躍してくれるでしょう。日本が誇る伝統的な発酵食品、手前味噌を仕込んでみませんか。今年は、2月11日(火・建国記念日)に開催。麦こうじ十割で仕込みます。お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。もちろんお一人様でも大歓迎です。(写真は昨年の模様。豆と米のこうじをブレンドしました。最年少参加者は2歳!)
初めて参加される方には、一升瓶と重石を準備いたします。仕込作業のあとは、会場の居酒屋ニュー信州特製の手前味噌料理で乾杯。打ち上げの酒宴もあります。さらに、すっかり定着した塩麹を始め、味噌やこうじ、大豆を利用した料理の簡単なワークショップも行います。どうぞお楽しみに。
“暮らしのリズム”&居酒屋ニュー信州共催
第九回【手前味噌仕込みの会】今年は麦味噌
日 時 ◆ 平成26年2月11日(火・建国記念日)14時30分集合
会 場 ◆ 居酒屋ニュー信州
渋谷区渋谷3-20-16 tel:03-3797-6966
内 容 ◆ 手前味噌仕込み作業(15:00~17:00)
各自仕込み味噌2kgをお持ち帰り。
ニュー信州裏メニューの肴で乾杯~酒宴(17:30~)
費 用 ◆
初めてのご参加=5500円
(一升瓶、仕込み味噌2kg、乾杯の一杯と料理2品付き)
二度目以上のご参加=4000円
(仕込み味噌2kg、乾杯の一杯と料理2品付き)
酒宴での追加お飲み物、酒肴は各500円です。
定 員 ◆ 20名
お申し込み期限
◆満員となりました。お申し込みは締め切らせて頂いております。
参加者がご用意するもの
◆ エプロンなど、ポテトマッシャー(持っていれば)
お願いと注意
◆ できるだけ汚れても気にならない服装でご参加下さい。
◆ 大豆やこうじの繊細な香りをお楽しみ頂くため、
フレグランスはできる限りご遠慮下さい。
◆ つけ爪、マニュキアをされている方、
お肌の弱い方はビニールやゴムなどの手袋をお持ちください。
◆ 当日仕込んだ味噌を宅配便でお届けご希望の場合、
送料自己負担で承ります。
◆◆これまでの「手前味噌」関連の記事です◆◆
2005.10.31手前味噌の蔵出しです~発酵食品万歳!
2006.2.8“手前味噌仕込みの会”やりますっ!
2006.3.26“春分のこの佳き午後に味噌仕込み”
2006.11.13“手前味噌仕込みの会”自慢の宴
2007.2.6第2回「手前味噌仕込みの会」開催のお知らせ
2007.3.22春分の日にはみんなで味噌仕込み
2007.4.11『手前味噌仕込み会』写真集
2007.9.30【手前味噌自慢の会】で味噌三昧
2008.2.9【手前味噌仕込みの会】をやります
2008.3.21みんな職人肌、三回目の『手前味噌仕込み会』
2008.3.25『手前味噌仕込み会』写真集
2008.9.28【手前味噌自慢の会】今年も熱く美味しく
2009.2.28今年もやります
【手前味噌仕込みの会】
2009.4.19【手前味噌仕込みの会】参加者追加募集中です
2009.5.10【手前味噌仕込みの会】無事終了
2009.5.22【手前味噌仕込みの会】ギャラリー
2009.11.30【手前味噌自慢の会】今年も美味しく暖かく
2010.2.14【手前味噌仕込みの会】仕込完了!
2010.9.30【手前味噌自慢の会】贅沢な宴
2011.2.21お疲れさまです【手前味噌仕込みの会】
2012.3.25麦味噌仕込完了『手前味噌仕込みの会』
2012.11.25『手前味噌自慢の会』手前豆板醤を仕込む
2013.3.21【手前味噌仕込みの会】第一弾仕込完了
2013.3.31【手前味噌仕込みの会】第二弾~ササッと仕込み完了
2013.11.7【手前味噌自慢の会】で今年の味噌と"あれ"を堪能
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお付き合い下さい。
“暮らしのリズム”のイベントなどにお運び下さった皆様。
このblogをいつも読んで下さっている皆様。
日本の素敵なことを大切にされている皆様。
すべての皆様にとって、平成二十六年が素敵な年になりますことを、
心より願っております。
元日、旧十二月朔。わたしたちがいつも使っている新暦(グレゴリオ暦)と、旧暦の月がピタッと一致しました。
今朝の関東は、水平線付近の雲に遮られることなく、何年ぶりかに綺麗な初日の出が昇りました。厚く着込んで、初日の出を拝みに行かれた方も多いのではないでしょうか。東京の日の出時刻は6時50分。それに先立つ6時8分に、ほとんどおなじところから目には見えない新月が昇ったのです。(朔になるのは1月1日20時14分です)
初日の出とともに、朔の月のパワーを受ける。なんと、縁起のいい元旦でしょうか。これは、19年ぶりのこと。次は2033年のことだそうです。ともあれ、さい先の良いスタートと参りましょう。(写真の初日の出は、佃と新川を結ぶ中央大橋から。冬枯れのケヤキのちょっと上方に新月があるのでしょう)
“暮らしのリズム”では、2014年も、いろいろイベントを企画して参ります。個々のイベントは、あらためてお知らせしますが、決定しているものを挙げてみましょう。
◆2月11日(火・祝日)【手前味噌仕込みの会】
皆で仕込んで、おうちで育てよう。
今年で9回目。麦こうじ十割の味噌を皆で仕込みます。
◆2月22日(土・猫の日)【猫と落語の宵噺】
立川志の春・浅生ハルミン
昨年10月に続く第二弾。昼夜二回公演。志の春さんの新作猫落語は必聴!!
◆4月19日(土)【居酒屋寄席~立川志の吉改め晴の輔真打昇進記念の会】
立川晴の輔・立川志の八
昨年12月1日に晴れて真打昇進を果たしました。おめでとう!
◆6月21日(土・夏至)【居酒屋寄席~夏至の会】
立川龍志・立川吉幸・泉水亭錦魚
居酒屋寄席に立川流の重鎮が登場!夏至の夜、渋谷に江戸の風が吹く。
ということで、平成二十六年もよろしくお願いします。